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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2022/12/10(土)   CATEGORY: 未分類
2022年を振り返って
 年末恒例、チベット・マニアがみたこの一年世界のニュースです。

印象的だったのは本年、一時代を築いた人があいついでこの世を去ったことだ。ゴルバチョフ (8月30日)、エリザベス二世の崩御(9月8日)、安倍晋三元首相(9月17日)、江沢民(11月30日)など名前をあげると、錚々たるメンバーである。

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 また、つい一昨日12月8日、第102代ガンデン座主リゾン・リンポチェが94才で逝去された。ガンデン座主はゲルク派学僧の最高位であり、アジアにおいても存在感のある方であった。謹んでご冥福をお祈りします。
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 天安門事件がおき、ベルリンの壁がくずれた歴史の転換点とも言われたあの1989年にも、昭和天皇、手塚治虫、松下幸之助、美空ひばり、のらくろの田河水泡など一時代を築いた有名人があいついで世を去った。あの時と同じく将来今年も歴史の転換点になるといわれるのであろうか。

 少なくとも、2月24日、プーチンが自分の個人的な歴史観を満足させるため、ウクライナに侵攻し世界を戦争にまきこんでからは、独裁体制の方が民主主義よりすぐれているという中国やロシアの主張に対して、「ないわー」という空気が支配的になった。

 また、ウクライナが必死で抵抗する姿をみせたことにより、欧米がこぞってウクライナを支持したことも(戦争開始直後はアメリカゼレンスキーに亡命の打診までしていたそうな)、大国の軍事的恫喝にさらされている弱小国に、強力な軍事同盟に属さないと自国が護れないこと、自国民が自国をまもる姿をみせないと支持をえられないことをつきつけた。

 結果、いままでロシアを刺激しないようNATOへの参加を自重してきた、北欧やスイスまで加盟を検討するようになった。ようは世界の安全保障環境が大幅に変化したのである。やはり今年は歴史の転換点となるかもしれない。

 さて、チベット関連の四大ニュース時系列でいきます(関連するURLもはっています)。
 
2月24日 ロシアがウクライナに侵攻。チベット仏教徒のブリヤート人は貧しさからロシア軍に多数在籍していたため多数が戦死(詳しくはココ)。このエントリーのコメント欄に他には見えない形でおそらくはブリヤート人と思われる方から、感謝の言葉がはいったのが印象的だった。

5月27日 チベット最大の辞典『モンラム大事典』が完成(ネットでひけます)。チベット文化の中枢である仏教文化について多数の語彙解説を含み、それは中国共産党ではできない事業であるため、チベット文化の正統な継承者は難民社会であることを示した (詳しくはココ)。

9月8日 エリザベス二世の崩御にともない、かねてよりダライラマ14世と交友関係にあるチャールズ国王即位。

9月17日 ニュー・カーダムパ・トラディション (NKT) の創設者であるケルサン・ギャツォ死去。この方はもともとダライ・ラマと同じゲルク派の僧でイギリスに駐留していたが、シュクデンと呼ばれる護法尊を祀ったことからゲルク派と決別した。それ以後、この派の支持者(主にヨーロッパ人)はダライラマが欧米を訪問するたびにアンチ・ダライラマデモをかけることで有名なグループとなった。しかし、このグループに中国の資金が流れていることをロイター通信が報道した2016年、会は解散した(詳しくはココ)。
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● 【有本香の以読制毒】高市早苗氏が「強制労働」に関心 世界ウイグル会議総裁と初面会 ホンダ、トヨタ…世界の企業群を名指し虐待めぐる衝撃的報告書 有本香 有本香 2022/12/9
マサムネ | URL | 2022/12/11(日) 07:01 [EDIT]
国会内で面会した(左から)有本氏、高市氏、ドルクン氏、日本ウイグル協会のレテプ・アフメット副会長=5日(ドルクン氏のツイッターより)
「フォルクスワーゲン、BMW、ホンダ、フォード、GM、メルセデス・ベンツ、トヨタ、ステランティス・ブランド(フィアット、クライスラー、ダッジ、ジープなど)、テスラ、NIOなど主要自動車ブランドのすべてが、ウイグル地域での〝虐待〟に関連した企業から(部品や素材を)調達している危険性が高い」
こんな衝撃的な報告書がネット上にアップされた。

報告書を作成したのは英国のシェフィールド・ハラム大学のローラ・マーフィー教授らのチームだ。マーフィー教授は人権と現代の奴隷制を専門としている。

報告書は「もし、あなたが過去5年以内に車を買ったことがあるなら、そのパーツのいくつかが、中国国内で働くことを強制されたウイグル人によって作られた可能性が高い」という衝撃的な書き出しで始まる。

もちろん、報告書にはエビデンス(根拠)も示されている。

ついに、日本の基幹産業である自動車産業、しかもそのトップを走るトヨタやホンダが、ウイグル人の強制労働との関連で名指しされる日が来たのである。

ここまで書くと、賢明な夕刊フジ読者の中には、過去に「ウイグル人強制労働」について筆者が寄稿した内容を思い出される向きがあるかもしれない。

その概要を復習すると、昨年3月、オーストラリアのシンクタンク「オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)」が、世界80超の有名企業のサプライチェーンに組み込まれている中国の工場について調査したところ、「8万人以上のウイグル人が強制労働させられている」という詳細な報告を発表したのである。
この「世界80超の有名企業」の中には日本企業が多数含まれていた。具体名を上げると、日立、ソニー、TDK、東芝、京セラ、三菱電機、ミツミ電機、シャープ、任天堂、ジャパンディスプレイ、良品計画(無印良品)、ファーストリテイリング(ユニクロ)、しまむら、パナソニックの14社である。

誰もが知る、そうそうたる日本企業群、主にエレクトロニクスとアパレル企業が名を連ねていたものが、今般のシェフィールド・ハラム大学の報告書では、自動車企業が名指しされたのだ。

2020年のオーストラリアの報告書発出の後には、在日ウイグル人の団体である「日本ウイグル協会」が、14の日本企業に対し、説明を求める書状を送ったが、いずれも「強制労働への関与は確認できない」という、日本的曖昧さを含む、木で鼻をくくった回答であった。パナソニックは「無回答」と記されている。

こうした世界企業の現状を正すため、米国はすでに「ウイグル強制労働防止法」を施行させ、新疆ウイグル自治区で生産された製品、さらにウイグル人の強制動労の疑いが排除できない製品については米国に輸入させないと決めている。
欧州議会でも、まもなく同様の法律が通されるだろう。このままでは、先進国で日本だけが、「強制労働加担国」となる恐れがあり、かつ日本企業の製品が、米国・欧州の市場から締め出される危険性もある。

日本では現在、「人権デューデリジェンス」について、各企業や業界でのガイドライン作成と遵守に任されている。しかし、もはや「業界任せ」「企業任せ」で済むご時節でないことは明らかだ。

今週月曜(5日)、筆者は、緊急来日した「世界ウイグル会議」のドルクン・エイサ総裁と、高市早苗経済安全保障担当相との面会を調整し、同席した。日本の現職閣僚が、「中国が最も嫌う男」であるドルクン総裁と面会するのは初めてのことだ。

高市氏は「日本に何をしてほしいかを具体的に話してほしい」と言い、ドルクン氏の挙げた数項目をメモしながら、「関係閣僚と協議する」旨を含め、具体的な策の一端を示した。この明瞭な対応にはウイグル人側も感謝していた。

このとき、高市氏が「自身の担務ではないが」としつつ、特に関心を示したのが、強制労働の問題である。
本件については、筆者も引き続き情報発信を強めるつもりだが、読者の皆さまにも情報拡散のご協力をお願いしたい。日本企業と日本人が「強制労働加担者」となる未来は、何としても避けねばならないからである。

■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。
● クリミア解放「今が好機」 先住民族の指導者クリミア・タタール人の指導者ムスタファ・ジェミレフ氏=11月29日、トルコ・イスタンブール(共同)が強調
マースレニツァ | URL | 2022/12/11(日) 07:09 [EDIT]
2014年にロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島のトルコ系先住民族、クリミア・タタール人の指導者ムスタファ・ジェミレフ氏(79)は5日までに、ウクライナが南部で反攻を進める今こそクリミアを解放する「大きなチャンスだ」と強調した。訪問先のトルコ・イスタンブールで共同通信に語った。
 民族運動の重鎮で、クリミア・タタール民族会議「メジリス」の議長を長年務めてきた。現在はウクライナ最高会議(議会)議員を務める。ロシアのウクライナ侵攻後、トルコの支援を取り付けるためエルドアン政権幹部と協議を重ねている。

ヤフコメ
クリミアタタールの動向について分かる情報がほとんどなく、気になっていました。ロシア占領前はウクライナ政府と少数民族問題で揉めていたり、独立派や親露派もいるようですが、基本的に主流派は記事の方のようにウクライナ側なのかな。ソ連時代は凄まじい弾圧を受けたこともあり反露とも聞き、占領後は部分動員令で集中的に強制動員されたり苦しい生活を余儀されているのでしょう。ヘルソン戦線だったかな、鹵獲したロシア軍戦車の前で、ウクライナ国旗と同じ青と黄でデザインされたクリミアタタールの旗を掲げる兵士の写真を見たことがあります。

クリミア半島含む領土奪還支持 インタビューに応じるリトアニアのランズベルギス外相=1日、ポーランド・ウッジ(共同)
北大西洋条約機構(NATO)加盟国リトアニアのランズベルギス外相は1日、共同通信のインタビューに応じ、ウクライナはクリミア半島を含めロシアから領土を奪還するつもりだと指摘し、支持する考えを強調。制裁で凍結されたロシア資産をウクライナ支援に活用する案や将来的なウクライナのNATO加盟に賛同を示した。
 ランズベルギス氏は「ウクライナは領土保全という、世界的な原則を防衛していると言える」と述べ、戦闘終結のため領土面で譲歩を強制されるべきではないと訴えた。
 またウクライナは「NATOの訓練を受け、武器を供与されている」と説明した。
● 「何もかもひど過ぎた」ロシアとの戦いに悔いなし、ベラルーシ人義勇兵 2022年10月25日
マースレニツァ | URL | 2022/12/11(日) 07:20 [EDIT]
AFP】ベラルーシ人の義勇兵グレブ・グンコ(Gleb Gunko)さん(18)は、砲撃で両脚を負傷しウクライナの前線を離れた。毎晩悪夢にうなされ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみながらも、志願してロシア軍と戦ったことを後悔していない。
「(戦場に)残りたかったが、医師に駄目だと言われた」と穏やかな口調で語る。「戦場で多くの友人を失った。指揮官も死んだ」
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領はロシア政府と近く、ベラルーシ国民にはウクライナ防衛に命を懸けることを選んだ人も多い。首都ミンスク出身のグンコさんも、その一人だ。
 ルカシェンコ政権が反体制派への残忍な弾圧を開始した2020年に祖国を離れ、ポーランドに亡命した。
出征前の3月にもAFPの取材に応じ、「ウクライナのためだけではなく、ベラルーシのためにも戦いに行く」「なぜなら私たちの自由も、ウクライナの状況とこれからそこで起こることに左右されるからだ」と語っていた。
 今、ポーランド・グルイェツ(Grojec)に戻ったグンコさんは、「戦争に行く前は、死は死であり、誰もがいずれ死ぬという事実を受け入れていたと思う。でも、何もかもひど過ぎた」と告白する。
 数十年間にわたり強権体制を維持するルカシェンコ大統領は、ロシアのウクライナ侵攻を積極的に支援したとして国際社会から非難を浴びている。グンコさんは反体制派だが、ベラルーシ国民として侵攻に責任を感じている。
■罪悪感
 ウクライナの首都キーウにベラルーシからロケット弾が撃ち込まれていることに「罪悪感がある」とグンコさん。7月まで4か月間に及んだ戦場生活についても「もっとできることがあったはず」と無念を口にした。
 ポーランドの首都ワルシャワでベラルーシ人義勇兵のウクライナ行きを支援するNGO「ベラルーシ人会財団(Belarusian House Foundation)」を通じて、戦争に行った。ウクライナ到着後に2週間の軍事訓練を受け、キーウや南部ヘルソン(Kherson)周辺の塹壕(ざんごう)で国際義勇兵と一緒に戦った。
 ロシア軍撤退後に数百人の遺体が発見されたキーウ近郊ブチャ(Bucha)では、多くの民間人の遺体を見た。ヘルソン郊外では、戦友の英国人狙撃兵がロシア軍に射殺される瞬間を目撃し、遺体を運ぶのを手伝った。
 ロシア軍のBMP3歩兵戦闘車からの砲撃を何時間も浴び続け、身動きが取れなかったこともあった。爆発し脚に刺さった砲弾の破片は、今も体内に残っている。
 グルイェツの公園のベンチでトラウマ体験を語るグンコさんは、3月の取材時より見るからに痩せ細り、控えめな印象を受けた。7月に帰還して以降は静かな日々を送っているという。
「軍隊によって人間はましになる」。インタビューのため戦闘服を着てきたと言い、こう続けた。「変わったとみんなに言われる。落ち着いて、よく考えるようになった」
「戦争と同じだ。人を観察して、何が起こるかを待つ。たぶん悪いことが起こるだろうと予測して」 (c)AFP/Anna Maria Jakubek
● 信長・秀吉・家康とホトトギスは明治天皇曾祖父が作者 八幡 和郎 2022.12.10
マサムネ | URL | 2022/12/11(日) 07:25 [EDIT]
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス・信長」「鳴かずとも鳴かせて見せようホトトギス・秀吉」「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス・家康」という例え話はたいへん有名だが、作者が誰かというと、なんと明治天皇の曾祖父にあたる、平戸藩主・松浦静山なのである。

田沼意次や松平定信の時代に生きた、たいへん多才な殿様で剣術の名人でもあったが、エッセイストとしての才能があり、「甲子夜話(かっしやわ)」という20年に渡って、政治、世相、歴史、文化など何でもござれで278巻にもなるものである。

原文では、「なかぬなら殺してしまへ時鳥・織田右府」「鳴かずともなかして見せふ杜鵑・豊太閤」「なかぬなら鳴まで待よ郭公・大権現様」だ。

この松浦静山の平戸生まれの娘が公家の中山忠能のもとに輿入れし、その子が明治天皇の生母である中山慶子である。野村克也の座右の銘として知られる「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」も静山の創作だ。
信長・秀吉・家康の比較については、北政所寧々が『私の履歴書』スタイルで回想したという形の『令和太閤記 寧々の戦国日記』(八幡和郞・衣代共著・ワニ書房)でも寧々の眼からみた印象という視点で書いたが、そのあたりについて、ミスiD2021クリエイティブヒロイン賞を受賞し、現在はライターとして活動し、ゴールデン街のママさんである生ハム子さんとの対談でも題材にした。
ここで紹介しているのは、私の見立てだが、上司として仕えるなら誰がいいかという話である。上記の『令和太閤記 寧々の戦国日記』で以下のように書いてある。

家康さまはひどくケチな人だと皆申します。家来が大きな手柄を立ててもたいして加増されません。そのかわりに、戦死した家臣の遺族などは、とても手厚く厚遇されています。

秀吉は、人情の機微に通じて、上げたり下げたりが上手なのでございます。思いきった抜擢もいたしますが、失敗すると改易など平気でいたします。ところが、しばらく謹慎したり浪人して反省していると、また、チャンスをあげておりました。秀吉や家康さまの人事には不満をもっても謀反するほどのことにはなりません。

ところが、信長さまは気に入ると信じられない抜擢をされますし、秀吉もその恩恵にあずかったわけでございますが、少し期待に応えられなかったり、落ち度がなくても別の人を使いたいと思ったら、突然、お役目や領地を取り上げられたりなさいます。

あるいは、信長さまは会話のなかで人をよくからかわれました。ご本人は、面白がっているだけかもしれませんが、言われた当人はひどく傷つくことがございます。松永久秀さまを例にとれば、徳川家康さまに対して「この老翁は、世の人がなしがたいことを三つもした。将軍を弑虐し、自分の主君である三好を殺し、奈良の大仏殿を焼いた松永という者である」と言ったので、久秀さまは汗を流して赤面したという話が江戸時代の軍記物にございます。

本当にこの言葉の通りかどうか知りませんが、秀吉のことを猿とか鼠とかおっしゃるくらいですから、さもありなんです。

浅井長政さまや荒木村重に裏切られたのも、恩賞への不満が根本にあったと思います。信長さまは合理主義者ですから「何があいつは不満なのか」というのが、裏切られたときの口癖でございました。秀吉などは「信長さまはそういう方だからと割り切って付き合えばよし」だから良かったのですが、誰でもそうとは限りません。

物言いも、本人に向かっても人垂らしですが、たとえば私にも人の評価などいろいろ聞かせたりするのですが、人の口を使って本人にさりげなく聞こえるようにしているわけで、ともかく上手なのでございます。

このほかにも、この三人の性格などをいろいろ本でも対談でも紹介しているので、ぜひ、ご覧頂きたい。生ハム子さんは、日本女子大学家政学部卒業後、広告代理店勤務を経て、自らの仕事の不出来に絶望。その後、ゴールデン街勤務を天職だと自覚する傍ら、酒場と人間に翻弄される毎日と共にライターを目指す。大学在学中に神奈川県大井町観光大使「ひょうたん娘」を務め、2021年、ミスiD2021クリエイティブヒロイン賞受賞。

ゴールデン街の老舗「シャドゥ」(一階)「珍呑」(二階)は年中無休24時間。ぜひ、出社しておられる日と時間を選んでお立ち寄りください。
● 暇空茜 @himasoraakane 今回の戦いへのカンパを募集します|
マサムネ | URL | 2022/12/11(日) 08:12 [EDIT]
暇空茜
@himasoraakane
今回の戦いへのカンパを募集します|暇な空白
@himasoraakane
#note
地元愛
@abcthe18
#colabo 騒動まとめ

①暇空茜がcolaboの不明瞭な会計報告に説明を求める

②colaboが誹謗中傷として弁護団を結成し暇空茜を訴訟

③colaboの弁護士神原元が暇空茜と支持者を誹謗中傷

④colaboの支持者森康彦が覚醒剤使用容疑で逮捕。内縁の女性にキメセクを強要していた事まで発覚
2022年12月10日

活動報告は都に提出するものではない。パンフレット的に作成している。(なるほど)
 ↓
そのパンフを読んで、一般市民が食事提供数を費用で割ったら1食2600円になったので疑義を呈した。(算数できれば当然だ)
 ↓
デマだ!訴える!リーガルハラスメント!
悪いけど頭のネジ吹っ飛んでるとしか。
引用ツイート
内山 真吾 東京都議会議員[昭島市]@boxer_shingo
未だにリツイートされていますが、一食2600円というのは誤解であり、デマです。

知念実希人 小説家・医師
@MIKITO_777
私、治安が悪い地域の総合病院で救急担当していたことがあって、
身寄りのない女性が暴力団に覚醒剤を無理やり投与されて依存症にされ、覚醒剤を買うために売春を強要されて、心身ともにボロボロになった症例をかなり診察しました。
典型的な反社の手口です。
余罪を徹底的に追及して頂きたいです。
引用ツイート
山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン
@otakulawyer
〈採尿時には「残念でした〜」と警察を挑発〉暴力団幹部から少年少女を支援する博愛牧師に転身した男(64)が覚醒剤使用で逮捕! 内縁女性に「キメられました……」と訴えられ | 集英社オンライン https://shueisha.online/newstopics/82040
● 2022.12.15 「ロシア最大の少数言語」が学べる、日本初の入門書! 『ニューエクスプレスプラス タタール語』
マースレニツァ | URL | 2022/12/16(金) 11:41 [EDIT]
櫻間瑞希・菱山湧人著『ニューエクスプレスプラス タタール語』(白水社刊)は、「ロシア最大の少数言語」であるタタール語の日本初の入門書。
国際タタール語オリンピック優勝者による待望の一冊!
 日本語で書かれた、はじめてのタタール語入門書! 『ニューエクスプレスプラス タタール語』(櫻間瑞希、菱山湧人著)が刊行されます。今日タタール語を話すのはどのような人たちで、どのような状況にあるのか。なぜ、日本でタタール語の学習書が刊行されるに至ったのか。著者のひとりである櫻間瑞希さんに、本書に託した思いとともに解説していただきます。
タタール人にとっての「トゥガン・テル(祖なることば)」
 「タタール語」ということばをご存じだろうか。日本ではあまり知られていないが、無理もない。つい先日まで、このことばを日本語で学ぶことはできなかったのだから。

 タタール語は、世界中に散らばるタタール人によって話される言語だ。ウズベキスタンやカザフスタンなどの中央アジアの国々、そこから地続きの新疆ウイグル自治区、さらにはトルコ、フィンランド、ドイツ、アメリカなど、タタール人が多く暮らす土地を挙げるときりがないが、その全人口のうち3分の2ほどはロシア国内に暮らしている。多くの民族が住まうロシアにおいて、タタール人はロシア民族に次ぐ人口規模の民族──つまり、最も人口規模の大きな少数民族という位置付けにあり、ロシア国内でもさまざまな分野でタタール出自の人々が活躍している。たとえば、フィギュアスケートで活躍するアリーナ・ザギトワ選手はタタール人である。
ロシア中西部、首都モスクワから東に800kmほどの地点にタタールスタン共和国というタタール人の民族共和国がある。共和国と冠されてはいるものの、この名称からイメージされるような独立した国家ではなく、あくまでロシアという連邦国家を構成する自治体のひとつである。ロシア国内に暮らす約500万人のタタール人のうち、半数弱はこのタタールスタン共和国の域内に居住している。タタールスタン共和国の人口のうち、およそ半数はタタール人だが、残りの半数にはロシア民族、チュヴァシ人、ウドムルト人、ウクライナ民族など、さまざまな背景の人が含まれる。
このように、独立した国家を持たず、そして、境界をまたいで広い地域に散らばるように暮らすタタール人は、常に居住地で社会的に優位な言語の影響下にある。タタールスタン共和国においても、タタール語はロシア語とならんで国家語に定められてはいるものの、あくまでロシアの一部であることから、政治や経済、教育など、あらゆる分野においてロシア語が汎用されてきた。さらに、共和国に暮らすのはタタール人だけではないことから、多くの場面において誰もが理解するロシア語が優先されがちである。
そのほかの地域や国に暮らすタタール人の場合は言わずもがなである。タタール人のなかには、タタール語を不得意とする人や、まったく話せない人も珍しくない。それでもなお、タタール語を自分にとっての「トゥガン・テル(祖なることば)」だと考える人は少なくなく、タタール語はタタール人の象徴のひとつとして捉えられることもある。幼少期に聞いたタタール語の歌や、タタール語で残った料理や祝祭行事、親族の名称、祖父母が話していたタタール語の響きの記憶を、自身がほかでもなくタタール人であることのよりどころとする人とも多く出会ってきた。

 

「将来の夢は、日本語でタタール語の学習書を出版することです」
 とはいえ、多くの親は居住地で優位な言語――たとえばロシアではロシア語、ドイツではドイツ語での教育を子に受けさせたがり、タタール語教育の場は年々縮小傾向にある。このようにタタール語を取り巻く環境は厳しいものとしか言いようがないが、この状況を憂う人も少なくないのがせめてもの救いである。近年のタタールスタン共和国では、タタール語の振興を目指した取り組みが官民を問わずさまざまなレベルで展開されている。
そのうちのひとつが、毎年4月にカザンで行われる国際タタール語オリンピックである。オンラインで行われる予選試験の上位得点者およそ500名が毎年カザンに招待され、タタール語やタタール文化の知識を競う。大会は3日間にわたって実施され、文学や歴史の知識を問う筆記審査、作文審査、プレゼンテーション審査、そして伝統的な歌や踊り、詩の朗読などによる芸術審査などさまざまな角度から審査される。2022年現在、これまでに9回の大会が行われてきたが、うち3回の大会で日本出身の参加者がグランプリを獲得した。
「私の将来の夢は、日本語でタタール語の学習書を出版することです!」とうっかり述べてしまったのは、2017年4月、第5回タタール語オリンピックの表彰式でのことであった。どういうわけだかグランプリの栄誉に預かってしまった私は、タタールスタン共和国大統領を前にしてこのように高らかに宣言してしまったのであった。割れんばかりの拍手に包まれながら舞台を降りた私は、やってしまった、とも思った。はたして自分にそんな大層なものが書けるのだろうか、そもそも企画として成り立つのだろうか、という心配から、この約束を果たせるのかどうかは長らく悩みの種ともなった。
継承語として、学習言語として
 各地のタタール社会でタタール語がどのように継承され、あるいは、どのように損なわれたかを研究してきた私は、ひとつの結論として、まずは学習機会が身近に確保されていることが重要だと考えてきた。

 現在、日本は必ずしも多くのタタール人が暮らす土地ではないが、1917年に勃発したロシア革命から逃れてきたタタール人を多く受け入れた歴史もある。「白系ロシア人」と呼ばれる人々のなかには、タタール人のようにロシア民族以外の出自の人も少なくなかった。日本に渡った人々の多くは戦後に第三国に渡っていったが、日本に根を下ろしたタタール人もいた。私の祖母はそのひとりだった。かつて日本のお茶の間で活躍したロイ・ジェームス(出生名ハンナン・サファ)もタタール人であった。
今日、日本に暮らすタタール人の血を引く若い世代の多くはすでに4世、5世となった。そのほぼ全員が日本語環境のなかに暮らし、日本の生活のなかに溶け込んでいる。それでもなお、自分のルーツにつながるタタール語を学んでみたいという声はあった。

 また、タタール人以外のタタール語学習者が増えることもまた、タタール語世界の活力を底上げするうえでは重要な要素である。タタール人が多く暮らす土地では、前述のとおり、タタール語をめぐる厳しい状況が続いている。だからこそ、遠く離れた日本でタタール語の学習書を作ることは、いつか必ずやるべき仕事だと思ってきた。そして、うっかり宣言までしていたので、出版が決まって正直なところ、ほっとしている。

 

本書ができるまで、そして、託した願い
 本書『ニューエクスプレスプラス タタール語』は、さらに第2回タタール語オリンピックで優勝した同志の菱山湧人氏にも声をかけて、足かけ4年近くの時を経て世に出るものである。菱山氏にとってもタタール語の学習書を日本語で書くのは夢だった。タタール世界の言語状況を調べてきた言語社会学者の私にとって、タタール語を専門とする記述言語学者の同世代の同志に恵まれたことはこのうえなく幸運なことであった。

 これまでにタタール語やタタール文化、歴史に関する学術書や学術論文は日本語でも公刊されてきたが、日本語で書かれたタタール語の学習書が世に出るのははじめてのことである。近接言語に関するものも含め、これまでに発表されてきたさまざまな研究成果を参照しながら、文法用語をどのように設定するか、どの語彙を扱い、どのような日本語の訳語を与えるか、どのようなシチュエーションの会話スキットにするかなど、ずいぶんと話し合いを重ねた。何もかもが手探りで、著者のあいだで原稿が行き交った回数はおそらく100回をゆうに超えるだろう。
本書の刊行により、これまでロシア語やトルコ語を経由しないと学べなかったタタール語が、日本語から直接学べるようになった。全20課からなり、本書中に登場する語をすべて合わせると1200語ほどになる。スキットはカザンに留学してタタール語を学ぶ日本人の勇樹と、カザンで知り合って友人となるタタール人のリリヤの会話が中心で、カザンに留学すると起こりがちなシチュエーションをふんだんに盛り込んだ。
近年は実際に、カザン連邦大学と学術協定を締結する日本の大学も増えつつあり、カザンは日本からロシアに留学する学生の行き先のひとつにもなっていた。昨今の情勢によりロシア留学そのものが厳しい状況ではあるが、これからカザンに留学予定の方、あるいはかつて留学したもののタタール語を学ぶ機会がなかった方にも勧めたい。また、トルコ語やウズベク語などほかのテュルク諸語をすでにご存じの方には、テュルク世界の新たな扉を開くきっかけになるだろう。自身のルーツにつながる方にとっても、あるいは、新しく言語を学んでみたい方にとっても、新たな境地をひらくきっかけになってほしいと、著者一同願ってやまない。
● ダライ・ラマは、Covidの危険が終わった後、台湾訪問を検討していると報告した 2022 年 12 月 16 日
マサムネ | URL | 2022/12/18(日) 10:30 [EDIT]
Dalai Lama reported eyeing Taiwan visit after Covid danger ends
December 16, 2022

(TibetanReview.net) – ダライ・ラマは 12 月 14 日に台湾のビジネスマンの代表団に、Covid-19 のパンデミックが終息したら、再び台湾を訪問する用意があると語った、とtaiwannews.com.twは12 月 15 日に報じた。

ニューデリーに本拠を置く台湾企業の協会の10人以上の代表団がインドのダラムシャーラを訪れ、亡命したチベットの精神的指導者が彼の願いを繰り返したとき、チベットの精神的指導者に電話をかけた、と報告書はCNAニュースサービスを引用して述べた.

会話は仏教と宗教問題全般に焦点を当てていましたが、代表団のメンバーはダライ・ラマに台湾についても尋ねました。

そしてダライ・ラマは、再び本物の台湾料理を食べられることを望んでいると述べ、台湾がその自由と民主主義の力を使って中国を変えることができることを望んでいる.

チベットの指導者は、これまでの 3 回のチベット訪問が深い印象を残したと語った。Covidのパンデミックが終われば、彼は再び旅行したいと台湾のビジネスマンに語ったと言われています。

台湾からの以前の訪問者もまた、ダライ・ラマに自国を訪問するよう要請し、ダライ・ラマはそうする意思を表明したが、中国からの激しい敵意を特徴とする状況がそれを許可するかどうか確信が持てなかった。
● 漫画家・森薫氏の中央アジア(カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン)訪問 (日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年記念事業) 令和4年10月19日
マサムネ | URL | 2022/12/18(日) 18:54 [EDIT]
9月30日~10月6日、日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年記念事業の一環として、中央アジアを舞台にした漫画『乙嫁語り』の作者である漫画家・森薫氏が、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンを訪問し、5都市で漫画ワークショップを実施しました。

1 カザフスタン
 10月1日、アルマティにあるカザフスタン日本センター(KJC)において、ワークショップを実施しました。森薫氏からは中央アジアに興味を持ったきっかけ等の話があり、参加者からは漫画の描き方等について積極的に質問が出て、双方向の質疑応答が盛り上がりました。

2 キルギス
 3日、ビシュケクにあるキルギス日本人材開発センター(KRJC)において、ワークショップを実施しました。4コマ漫画コンテストの上位入賞者等が参加し、自身で描いた絵を披露する参加者も多くいました。

3 ウズベキスタン
 4日~6日、タシケントのウズベキスタン・日本センター(UJC)、リシタンのNoriko学級、サマルカンドのサマルカンド国立外国語大学において、それぞれワークショップを実施しました。森薫氏より直接イラストの指導を受けたり、日本語で積極的に話しかける参加者がいたりと、有意義な交流となりました。

(参考1)「中央アジア+日本」対話イメージキャラクター
 「中央アジア+日本」対話10周年を記念し、2014年に森薫氏の制作により発表。それぞれ日本と中央アジア5か国の国旗をイメージしてデザインされている。
(参考2)日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年公式ロゴマーク
  「中央アジア+日本」対話のイメージキャラクターを使用した30周年記念バージョンを森薫氏が制作。2022年の日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年に際し、公式ロゴマークとして制定している。
(参考3)『乙嫁語り』ロシア語翻訳化と電子版無料公開別ウィンドウで開く
   2022年に外交関係樹立30 周年を迎える日本と中央アジア・コーカサス諸国の友好関係を記念し、独立行政法人国際協力機構(JICA)が『乙嫁語り』をロシア語に翻訳し、2022年4月13日から2023年3月31日まで電子版を無料公開。本事業は日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年記念事業に認定されている。
● 「われわれは中華民族ではない」 在日ウイグル人が書籍出版 民族のルーツや弾圧の背景に迫る 2022/12/18
マサムネ | URL | 2022/12/18(日) 19:19 [EDIT]
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会話
清水ともみ
@swim_shu
サウト氏「中国政府は『ウイグル族は中華民族の一員』というが、漢族とは関係のないトルコ系民族だ。8世紀にはすでにウイグル汗国という王国もつくっていた」

「われわれは中華民族ではない」 在日ウイグル人が書籍出版 民族のルーツや弾圧の背景に迫る
中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の出身で日本ウイグル協会(東京)理事、サウト・モハメド氏(44)が、ウイグル人のルーツや中国当局が少数民族を弾圧する背景を分析した「ウイグル人と民族自決―全体主義体制下の民族浄化」(集広舎)を10月に出版した。中国当局に弾圧される当事者による初の日本語学術書で、「漢族と異なるウイグル人の考えや歴史を知ってほしい」としている。

ウイグル族ら100万人以上が「再教育施設」と称する収容所に送られたとされる自治区。イスラム信仰の制限やモスク破壊といった宗教弾圧、強制労働、強制不妊など、国連や欧米諸国で数々の人権侵害が指摘されてきた。
サウト氏は自治区の最大都市、ウルムチ出身。中国共産党の元党員で、大学卒業後は国営の中国鉄道部に勤務していたが、2009年にウルムチで起きた大規模暴動以降、当局のウイグル族に対する差別的扱いが深刻化した。自由を求めて16年に来日し徳島大に留学。同大学院にも進み、国際政治の研究に没頭した。

今回の書籍は、院生時代に書いた修士論文を大幅に加筆修正したものだ。知人の大学教授に「日本にはウイグル関係の専門書が少ない」と聞き、追加で膨大な資料を収集。感情を抑えたファクト(事実)重視の文章を日本語で書き上げた。
書籍ではウイグル人のルーツが秦・漢時代の遊牧騎馬民族「匈奴(きょうど)」にあると記した。サウト氏は「中国政府は『ウイグル族は中華民族の一員』というが、漢族とは関係のないトルコ系民族だ。8世紀にはすでにウイグル汗国という王国もつくっていた」と訴える。

漢族は昔から異民族を野蛮な「夷狄(いてき)」と卑しみ、自らを世界の中心とする「中華思想」があるとも主張。「中国は今も漢族だけに良い仕事を与え、ウイグル人を貧困に陥れている。いまだ根底に中華思想が流れており、弾圧につながっている」と強調する。
書籍では「強制収容」の実態にも触れた。自身も17年から家族と連絡が途絶えたままだが、当事者特有の主観は極力排除した。中国の統計や国際的な調査を基に裏付けし、信頼度の高い内容に仕立て上げた。
私は中国に戻れば間違いなく拘束される-。書籍の帯に添えた言葉は故郷の現実を物語る。「いまだに夷狄のように少数民族を弾圧する中国の本質を伝えたい。固有の歴史と文化を持つウイグル人には民族自決権が認められるべきだ」と訴えた。(桑村朋)
● 安倍晋三大人命を偲ぶ壱年
マサムネ | URL | 2022/12/20(火) 20:15 [EDIT]
【有本香の以読制毒】中国ウイグル弾圧、安倍元首相〝重大事実〟つかんでいた! 参院では弱腰「人権決議」採択、主要国の厳しい姿勢とあまりにもズレている
2022/12/2
参院はあす2日の参院本会議で、中国・新疆ウイグルやチベット、内モンゴルの各自治区などの人権問題に関する決議案を採択する方向で調整に入った。決議案は、今年2月に採択された衆院決議と同様、「中国」「非難」「人権侵害」といった文言の明記は見送られるという。中国本土や世界各地で、中国人民に厳しい行動制限を強いる「ゼロコロナ」政策や、習近平国家主席の退陣を求める抗議活動が発生するなか、あまりに弱腰ではないか。ジャーナリストの有本香氏は、参院の決議案を一刀両断したうえで、他の主要国がウイグル問題に対峙(たいじ)する厳しい姿勢と、安倍晋三政権時代に日本が重大事実をつかんでいたことを明かした。
参院本会議で採択される「対中非難決議」の内容が注目されている

先週に続き、今週も永田町の人々の行動を「国辱」と断罪せざるを得ない。

参院は2日、中国・新疆ウイグルやチベットなどの各自治区などの人権問題に関する決議を採択するそうだ。その文案が11月29日、産経新聞デジタル版で報じられたが、これが目も当てられない代物なのである。

ウイグル問題などをめぐる「対中国非難決議」は、筆者にとっても因縁浅からぬものだ。昨年6月の通常国会会期末には、決議文の国会提出が見送られた顚末(てんまつ)を暴露した筆者の夕刊フジのコラムに対し、自民党幹事長室から「お手紙」まで頂戴した。

この経緯は本紙バックナンバー(2021年6月24日発行)でお読みいただくとして、本稿では、参院で予定される決議の何が問題かを論じたい。

最大の問題は、今年2月1日に採択された衆院決議と同様、参院の文案にも、「中国」「非難」「人権侵害」といった文言が入っていないことだ。

つまり、加害者を特定せず、何が問題かも言わず、わが国会の意志もはっきりさせない。「ちょっと心配なご様子ですねえ」という寝ぼけたニュアンスの文書なら、採択しない方がマシだとさえ筆者は思う。
ウイグル人をめぐる現状の深刻さや、他のG7(先進7カ国)諸国議会の取り組みに照らして、あまりにもズレている。

自民党は当初、衆院に続いて参院でも3月中旬ごろの決議採択を目指していたが、2月下旬のロシアによるウクライナ侵攻で〝機運〟が遠のいたのだともいう。

中国はほくそ笑む
これもふざけた話だ。ウクライナで戦争が起きたからと言って、他地域の深刻な問題を放置していいわけがない。国際社会が「ジェノサイド」「人道に対する罪」とまで言う重大事の決議を、「機運」頼みで、やったりやらなかったりするとは、何という無定見、デタラメさか。

他方、衆院より踏み込んだ内容を目指して作成した自民党の提案に、公明党が応じず、調整が難航した結果だとの話も聞く。しかし、この言い訳も聞き飽きた。いずれにせよ、いまこのズレた決議をすることは、むしろ中国に誤ったメッセージを送ることになりかねない。

米国が今後、中国産の太陽光パネルを「ウイグル人の強制労働の象徴的産物」として締め出そうとするなか、中国は「日本、依然与し易し」とほくそ笑むに違いない。
永田町の大掃除とスパイ一掃が必要
ここで、筆者の厳しい国会批判の真意を、読者の皆さまに一層ご理解いただくため、昨年(2021年)1年間に、主要国の政府と議会がウイグル問題に関し、いかなる動きをしたかを列記しておく。

1月19日=米国政府、「ジェノサイド」および「人道に対する罪」に認定。

2月22日=カナダ議会が「ジェノサイド」に認定。

2月26日=オランダ議会が「ジェノサイド」に認定。

3月22日=米国、カナダ、英国、EU(欧州連合)が一斉に制裁発表(G7の日本以外のすべての国)。

4月22日=英国議会が「ジェノサイド」に認定。

5月5日=ニュージーランド議会、「深刻な人権侵害」と非難する決議を採択。

5月26日=イタリア議会が「深刻な人権侵害」と非難する決議を採択。

6月15日=ドイツ議会人権委員会が「人道に対する罪」に認定。

7月8日=ベルギー議会、「ジェノサイドの深刻な危機」と「人道に対する罪」と非難する決議を採択。

7月12日=米国務省、大量虐殺等防止に関する議会向け報告書で「ジェノサイド」明記。

12月8日=米下院が「ウイグル強制労働防止法」を可決。
12月16日=米上院が「ウイグル強制労働防止法」を全会一致で可決。

筆者のいう「恥ずかしさ」を読者の皆さまも共有いただけたであろうか。他国のことを言うと、日本の国会関係者から「わが国には調査機関がないから、ジェノサイドの証拠がなく…」との言い訳がされるだろう。だが、ここで1つ重大な事実を明かしておく。

安倍政権時代、日本の当局はウイグル人の強制収容に関する「証拠」の1つをつかんだ。しかし、それはわが国の議員らには伏せられたまま、同盟国・米国の当局との間でのみ共有された。

日本がもたらしたこの「証拠」はその後、米国が、一連のウイグル政策―中国当局者への制裁、「ウイグル人権法」「ウイグル強制労働防止法」制定・施行―へと突き進んだ一助にもなったと拝察する。

裏を返せば、与野党とも中国の代弁者的議員が跋扈(ばっこ)する国会を、当時の安倍首相と、優秀な当局は信用しなかったのである。

見せかけだけの「ナンチャッテ決議」の前に必要なのは、永田町の大掃除とスパイ一掃の法律である。

■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

中国警察海外派出所でNSS幹部「証拠把握しないといけない」
2022/12/20
自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」は19日、中国警察が「海外派出所」を日本を含む国外に展開している問題を巡り、会合を開いた。派出所は中国当局が反体制派の在外中国人の監視に利用していると指摘され、日本の主権を侵害している恐れも出てきている。会合に出席した国家安全保障局(NSS)幹部は、「(日本国内で)逮捕・拘禁など、公権力行使に近い行動がないか、証拠を把握しないといけない」と述べ、実態把握に取り組む考えを示した。
NSS幹部の発言は、護る会代表の青山繁晴参院議員が記者団に明らかにした。

中国警察の「海外派出所」について、スペインの人権NGO(非政府組織)が、中国当局が反体制活動を行う在外中国人に対し、中国国内の家族への脅迫なども通じ、帰国を迫る拠点になっていると指摘している。同NGOによれば派出所は53カ国計102カ所に及び、東京と愛知にも拠点があるという。

警察の出先機関を、設置国の同意なく外国に設けて捜査や取り締まりを行うのは主権侵害に当たるため、欧州など十数カ国が実態調査に乗り出している。

中国当局による事実上の同化政策に抗議する中国・内モンゴル自治区出身の楊海英静岡大教授は19日の会合で、「一日も早く(日本政府が)取り締まることを要望する」と訴えた。


● 皇居でオオタカ・フクロウ繁殖 黒田清子さんらが確認 2022年12月24日
マサムネ | URL | 2022/12/24(土) 05:14 [EDIT]
天皇陛下の妹の黒田清子さんが参加する鳥類の調査班が、オオタカやフクロウが皇居などで繁殖していることを確認したと発表しました。東京都心で猛きん類の繁殖がまとまって確認されるのは珍しいということです。
調査は国立科学博物館と千葉県の山階鳥類研究所が、ことし5月から7月にかけて合同で行い、研究所のフェローの黒田清子さんも参加しました。

皇居と赤坂御用地で見つけたオオタカの巣を観察し、4羽のひなが成長しているのを確認しました。

また、フクロウはひなの鳴き声などから、2羽が巣立ったことが分かったということです。

東京都心の緑地で猛きん類の繁殖が、まとまって確認されるのは珍しく、調査班は、猛きん類を群れで追いかけるカラスが、行政に駆除されて減ったことが関係しているのではないかと分析しています。

黒田さんは大学卒業後に始めた鳥類の研究を皇室を離れてからも続けていて、今回の調査では、日中や夜間に巣を観察し、ひなの写真を撮影したり鳴き声を録音したりしました。

【国立科学博物館】皇居と赤坂御用地でオオタカとフクロウが同時期に繁殖したことを確認~ハシブトガラスの個体数減少が要因か?~
2022年12月21日
(調査レポート)
文化庁
文化庁
 独立行政法人国立科学博物館(館長:篠田謙一)が実施している皇居の生物相調査(第III期)において、鳥類調査班(班長:西海功研究主幹、動物研究部)は、今春皇居と赤坂御用地で大型猛禽類であるオオタカとフクロウ両種が同時期に繁殖したことを初めて確認しました。これは都心部の緑地における数十年におよぶ鳥類多様化の流れの一環と考えられ、都心部に生息するハシブトガラスの個体数減少が大きく関わっていると思われます。


【研究のポイント】


都心緑地では繁殖する陸鳥の種が数十年の間で徐々に増加してきました。
近年は大型猛禽類であるオオタカとフクロウの繁殖が見られる年が増えていました。
今春は皇居と赤坂御用地でオオタカとフクロウが同時期に繁殖したことが確認されました。
都心部におけるハシブトガラスの個体数減少が関わっていると思われます。




研究の背景

 国立科学博物館では、1996年(平成8年)から皇居における動物相および植物相に関する総合調査を開始し、第I期調査結果を2000年(平成12年)に、第II期調査結果を2014年(平成26年)に取りまとめ、昨年度からは総合研究「過去150年の都市環境における生物相変遷に関する研究 -皇居を中心とした都心での収集標本の解析」【2021年度(令和3年度)~2025年度(令和7年度)】の一環として第III期調査を実施しています。

 皇居の鳥類調査は、当館による調査以外にも山階鳥類研究所により1965年以降、ほぼ継続的に行われてきました。皇居と並んで都心に位置する大規模緑地である赤坂御用地でも皇居同様に長年の鳥類調査が行われてきました。その結果、皇居や赤坂では繁殖する陸鳥の種が次第に増加してきたことが分かっています。1970年代にはヤマガラとヒヨドリが繁殖するようになり、80年代にコゲラとメジロが、1990年代にカワセミが、2000年代にオオタカが、2010年代にエナガとウグイスがそれぞれ繁殖するようになりました。

 皇居でオオタカの繁殖(営巣)が確認されたのは2001年、2013年、2015~17年、2019年、2021年で、フクロウの巣立雛(またはその声)が確認されたのは2016年と2019年でした。赤坂御用地ではオオタカの繁殖は2013年、2015~18年、2020年に確認され、フクロウの繁殖はこれまで確認されていませんでした。また、オオタカの繁殖行動は国立科学博物館附属自然教育園(港区白金台)でも2017年以降継続して確認され、明治神宮でも2007年以降度々確認されるなど、都心部の緑地での大型猛禽類の繁殖が増えてきています。


研究の内容

 第III期調査の鳥類調査班は特に繁殖鳥について詳しく調査するため、夜間も含めた調査を行いました。5月から6月に行った日中の調査で、皇居と赤坂御用地でオオタカの巣と雛を確認し、両所で2羽ずつ巣内雛の成長を確認しました。その後、巣立ち雛の声から4羽すべてが巣立ったと推定されました。また6月から7月に行った21時までの夜間を含む調査で、フクロウの巣立ち雛の声や姿が両所で確認されました。観察の結果、それぞれ巣立った雛は1羽のみと推定されました。

【鳥類調査班】
西海功(班長)、樋口亜紀(以上、国立科学博物館)、黒田清子、小林さやか、齋藤武馬(以上、山階鳥類研究所)、協力:安藤達彦、安西幸栄
今後の課題

 オオタカやフクロウといった大型猛禽類の都市緑地での生息はハシブトガラスとの競合関係があり、ハシブトガラスが群れでいると大型猛禽類はハシブトガラスに集団で追いかけられてしまいますが、一対一で対峙した時には逆にハシブトガラスを捕食します。ハシブトガラスの都心部での生息数は2000年頃をピークに減少しており、その減少に合わせるように大型猛禽類の生息や繁殖頻度が増加してきました。

 ハシブトガラスが減少した理由は、生ゴミを食べられないようゴミの夜間回収やカラス除けネットの徹底をおこなったり、東京都などの行政機関が罠による捕獲駆除や巣の卵や雛の捕獲駆除をおこなったり、公園での鳥への給餌の抑制や自粛がおこなわれたりしてきたためです。鳥の卵や雛を食べるハシブトガラスの減少が都市緑地での繁殖鳥種の増加にもつながり、近年では大型猛禽類の繁殖の増加にもつながっていると考えられます。

 これら大型猛禽類が都市緑地に長期に定着できるのか、あるいは一時的な繁殖に留まってやがて消失するのかは、ハシブトガラスの個体数の今後の動向にも影響されますが、これら猛禽類がどのくらいの広さの行動圏でどのような餌資源に依存して生活しているのかも関係しており、猛禽類の行動圏と餌資源について引き続き調査をしていく必要があります。

本研究は、一部、中辻創智社の研究費助成金を受けて実施されました。


参考資料

遠藤拓洋2022. 自然教育園におけるオオタカの繁殖記録(2021年).自然教育園報告(54):1-8.
唐沢孝一 2016. 急増し、やがて急減した東京のカラス.私たちの自然 (604):16-19.
黒田清子・小林さやか・齋藤武馬・岩見恭子・浅井芝樹 2017. 2013 年 7 月から 2017 年 5 月までの皇居の鳥類相. 山階鳥類学雑誌 49:8-30.
濱尾章二・紀宮清子・鹿野谷幸栄・安藤達彦 2005. 赤坂御用地の鳥類相(2002年4月-2004年3月).国立科学博物館専報 (39):13-20.
西海 功・柿澤亮三・紀宮清子・森岡弘之2000. 皇居の鳥類相(1996年4月-2000年3月).国立科学博物館専報 (35):7-28.
西海 功・柿澤亮三・紀宮清子・森岡弘之 2006. 皇居の鳥類相モニタリング調査(2000-2005年). 国立科学博物館専報 (43):5-19.
西海 功・黒田清子・小林さやか・森さやか・岩見恭子・柿澤亮三・森岡弘之 2014. 皇居の鳥類相(2009年6月~2013年6月).国立科学博物館専報 (50):541-557.
紀宮清子・鹿野谷幸栄・安藤達彦・柿澤亮三 2004. 赤坂御用地鳥類調査(1986年9月~2001年12月).山階鳥学雑誌 36:37-71.
柳澤紀夫・川内 博 2013. 明治神宮の鳥類 第2報.「鎮座百年記念第二次明治神宮境内総合調査報告書」鎮座百年記念第二次明治神宮境内総合調査委員会編 pp.166-221.

シラユキ | URL | 2023/01/01(日) 12:50 [EDIT]
>マースレニツァさん
ウクライナのある場所は古来民族の十字路てアジア系の人々もすんでいた地域で、その人たちの上で今回のスラブ人同士の戦闘がおきているのは何ともやりきれないです。

>マサムネさん
たしかに去年、近くの公園にオオタカが営巣したため驚きました。昔は非常に繊細な鳥で営巣中は工事をストップしていたのに・・。またツミとかもうちの庭に頻繁にあらわれるようになり、異変は感じていました。
ありがとうございました。

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