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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2021/06/28(月)   CATEGORY: 未分類
四ヶ月たって・・・
建て替えた我が家に戻り四ヶ月がすぎた。昭和なアナログボロ屋から、令和の家に引っ越した当初は、家の使い方がわからず困りはてた。ホームメーカーのやつらは厚さ十センチの使用説明書を置いていったが、あんなん誰が読むんだよ(読めよ 笑)。
リースとシール


 風呂の付け方はわからん、ガスレンジの使い方はわからん、風呂はたけんし茶ものめん、「全部アナログに戻してくれ」と叫ぶ毎日 (写真は微妙な距離感で新居のガスレンジの上にとまるごろう様と花姫)。
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 廊下にでたり階段をあがったりすると人感センサーとやらで勝手に電気がつくのも気持ち悪いが、誰もいない廊下に電気がついて、「すわ白塗りの子がついてきたか」と思ったら猫が廊下にいた。人感センサーって猫サイズにも反応するのね。

 「できるだけ前と同じデザインで」と指示して設計してもらった新居であるが、トイレと風呂と階段は前と同じにできなかったため、微妙に体になじまない。お鳥様が夜中にパニックを起こした時、1階から2階にかけあがった際、階段をふみはずして向こうずねをうちすごい痛かった。元のボロ屋は暗闇でもどこに何があるか体がわかっていたのに、今は見えても転ぶ。

心底、生まれ育った元のボロ屋が恋しく、そこに戻れないのならあのボロ仮住まいでもいいとさえ思った(ボロければいいのか? 自分? そういえばその仮住まいでも二回階段落ちしたw)。

 新居になれないのはお鳥様も同じであった。ガラスが新品で透明であるため、引っ越してすぐ、何かに驚いて飛び立ったごろう様がガラスに激突した。古い家の時は、ガラスがこ汚かったので外の鳥も中の鳥もガラスをそれと認識してぶつかることはなかったのに。

ガラスに残るごろう様の「鳥拓」をみるにつけても、ごろう様に申し訳なく、急いで窓硝子に養生テープをバッテンに貼り(戦時中かよ)、ニトリにカーテンを買いに走った(鳥部屋のカーテンは鳥柄にしてゆっくり選ぼうと思ってつけてなかった)。

二度と窓硝子は磨かない、そう誓った三月の晴れた日であった。写真は鳥拓とご不浄に鎮座するうすさまオカメインコ。
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 そして、問題は猫である。立て付けの良すぎる新居の網戸は羽のように軽く簡単にあくため、猫がいつのまにか部屋からいなくなっていた時は驚いた。遠くへいってなかったので連れ戻せたが、外猫に病気をうつされたり、虐められて帰ってこなくなるとまずい。なので、網戸を養生テープではりこみ開かないようにしたが、今度は網戸に爪をかけて破る気まんまん。仕方無いので網戸の下の方はダンボール箱をつぶしてガード。貧乏臭いことこの上ない。

 そして6月6日になった。新宅で迎える初めての先代ごろう様忌ならびに二世生誕祭である。ケーキも白、いただいたお花もワインも白、命日の厳粛と生誕のお祝いが交錯する悲しめでたい日である。(写真はモンサンクレールのバースデーケーキちゃんと二人の名前をいれてもらった)。
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 新居にうつって、一番心配だったのは一階と二階で分けているとは言え、猫(るり)とお鳥様が同じ屋根の下で暮らすことであった (前は猫は別棟にいた) 。

 るりに、お鳥様は家族であること、決して手を出してはいけないことを根気強く諭したところ、鳥のいる二階にはまったく興味を示さず、ためしにごろう様を肩にのせたまま一階におりても無関心。二羽が部屋の中で大旋回をはじめると机の下にもぐり、自ら距離をとってくれるいい子になった。

 それを見て、先代のるりも先代のごろう様にまったく害をなさなかったことを思い出す。ちなみに我が家のコンパニオンアニマルは転生によってその座をうけついでいるので、先代も当代も猫は「るり」、鳥は「ごろう」と名前も見た目も同じである。先代るりは10歳の頃に先代のごろう様をお迎えしたので、猫も10歳こえると人の都合を理解してくれるよう。
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 るりは新居にすぐなじみ、午前中は一階窓際の床の日だまりで眠りはじめた。ガラス一枚隔てた向こう側では雀たちがごはんをついばんでいる。日光東照宮の有名な眠り猫は、その後ろに雀の彫刻があり、猫と鳥が一緒の場所にいる、すなわち、太平の世の中を示しているというが、うちは眠り猫と雀が共存するリアルなアルカディア。思えば家はこの子たちのために建て替えたようなもの。

 みんな長生きしてほしい。
眠り猫
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● もすこ〜
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 06:24 [EDIT]
モスクワの味「パルナス」が帰ってきた…新型コロナで移転
6/26(土)
産経新聞
名物のピロシキを持つ古角武司社長=大阪府豊中市

「パルナス パルナス モスクワの味」。哀愁を帯びたCMソングで知られた洋菓子メーカー「パルナス製菓」の流れをくむベーカリー「モンパルナス」が大阪府豊中市で再スタートを切った。新型コロナウイルスの影響で兵庫県内で営んでいた店を一端は閉めることになったが、かつてパルナスの工場があったゆかりの地、豊中市に新天地を求めた。関西人には懐かしい名物「ピロシキ」の味は健在だ。

■懐かしいロシアンピロシキ

昭和49年にパルナス製菓からのれん分けされたモンパルナスの新店舗は阪急宝塚線庄内駅近くにオープンした。

「ロシアンピロシキとパンの店」と書かれたガラス戸の向こうには約35種類の菓子パンや食パンがずらり。レジ横の目立つ場所に、看板メニューのピロシキがあった。

ゆで卵とタマネギ、牛ミンチを混ぜ合わせた具を 塩とコショウで味つけ。生地で包み込み、油の中で何度も転がすようにして丸い形に丁寧に揚げると、サクサクの生地に包まれたピロシキができあがる。

「移転リニューアルは予想以上の反響を呼びました。遠方のお客さんがピロシキをまとめ買いしてくださるなど、一時は製造が追いつかない状態になりました」と同店を運営する「パルナス商事」の古角(こかど)武司社長(61)。ピロシキは1日約千個作るが、夕方早々に売り切れることもある。

■ソ連館でも人気

パルナスは昭和22年、古角社長の伯父にあたる古角松夫さんが神戸市で創業した。松夫さんは旧ソ連と日本の国交回復翌年の32年にモスクワの国営製菓工場を訪ね、本場の味を学んだ本格派。昭和から平成にかけて関西で200店舗以上の販売店を展開し、「モスクワの味」と歌うCMソングでも広く親しまれた。無借金経営を続けていたが競争激化で平成12年に営業を停止、14年には会社を清算した。

ピロシキの味だけは、松夫さんの弟、伍一さんが独立して阪神尼崎駅(兵庫県尼崎市)の構内に開店したモンパルナスが伝え続けていた。ところが昨年、同店も窮地に追い込まれた。

コロナ禍で売り上げは激減。ついには家賃も払えない状態にまで陥り、店員らも「閉店も覚悟した」という。それでも「何とか伝統の味を守りたい」と古角社長は、条件に合う物件を探し回り、ようやく豊中市に理想の物件を見つけた。

決め手となったのは、「尼崎で働いていた従業員たちが通える場所」だったという。半世紀近くパルナスの味を守り続けてきた同店店長の宮城富保さん(61)は呼応するように「社長が大勝負に出ている以上、僕らもついていくしかない」と意気込む。

また、豊中は、かつてパルナス製菓の本社工場があったゆかりの地だった。尼崎の店は今年3月に閉店。5月に新店舗がオープンすると、駆けつけてくれる本社工場の元従業員も現れた。宮城さんは順調な滑り出しに「ありがたい」と、ほっとしている。

■関連グッズ販売も

新店舗では6月から、パルナス関連グッズの販売も始めた。マスコットをモチーフにしたTシャツやトートバッグ、マグカップを目にした来店客から「懐かしい」の声があがる。

パルナスに関連する資料を集め、回顧展などを開いてきた「パルナス復刻委員会」を主宰する兵庫県加西市の会社員、藤中健二さん(57)は「コロナ禍で閉店の危機もあったと聞くが、豊中で再起を図る古角社長の心意気に期待しています。これからも昭和の大切な思い出を守ってほしい」と話す。

古角社長は「話題性だけでなく、地元住民に愛される店にしたい。伝統の味、関西の昭和の味であるピロシキだけでなく、たくさんのおいしいパンをお届けしたい」と話している。(格清政典)

営業時間は月~土曜午前8時~午後7時、祝日午前8時半~午後6時。日曜休み。
● そうか~
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 06:28 [EDIT]
対中非難決議に理解を ウイグル協会が公明に要望書
2021/6/28
日本ウイグル協会が公明党の所属議員に送ったウイグル人女性の窮状を描いた漫画と非難決議への賛同を求める要望書(同協会提供)
在日ウイグル人で作る日本ウイグル協会は28日、中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区などで起きている中国政府による人権侵害行為を非難する国会決議への賛同を求める要望書を公明党の全所属議員に発送した。同党は先の通常国会で非難決議の採択に消極的な姿勢を示しており、協会は秋に予定される臨時国会での採択に向け、公明の理解を求めたい考えだ。
要望書は、ウイグル自治区でウイグル族が無差別に収容所に送られ、不妊手術を強要されているとの専門家の報告を紹介。その上で、「日本が(弾圧行為に)黙認を続けている間に、ウイグルの人々の命が奪われ、民族を力で滅ぼす人道危機が進行しています」と強調。「政治的思惑以前に、人間として許してはいけない問題だとの認識を持ち、非難決議に賛成していただけますようお願い申し上げます」とも訴えた。
● 🍞ぱん
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 06:30 [EDIT]
拝復葬儀や法事でも…購入量日本一パン好き岡山の事情
2021/6/27 07:00
一世帯あたりのパンの消費量が全国一の岡山で、県北部の農家で栽培しているパン用小麦「せときらら」の収穫が始まった。今年は豊作だといい、地産地消を進めようと県内産の小麦でパンをつくっている関係者たちも喜んでいる。パン好きの住民が多い都市といえば、神戸、京都が知られているが、岡山でも大人気で、葬儀や法事でパンをふるまう習慣もあるらしい。岡山のパン事情を探ってみた。

岡山木村屋の店内には「高菜サラダロール」や「ザーサイサラダロール」、「たくあんサラダロール」などさまざまなパンが並ぶ
岡山木村屋の店内には「高菜サラダロール」や「ザーサイサラダロール」、「たくあんサラダロール」などさまざまなパンが並ぶ
岡山県特産のパン用小麦「せときらら」の収穫。今年は豊作という=岡山県津山市綾部(高田祐樹撮影)
岡山県特産のパン用小麦「せときらら」の収穫。今年は豊作という=岡山県津山市綾部(高田祐樹撮影)

岡山木村屋の店内には「高菜サラダロール」や「ザーサイサラダロール」、「たくあんサラダロール」などさまざまなパンが並ぶ

岡山県特産のパン用小麦「せときらら」の収穫。今年は豊作という=岡山県津山市綾部(高田祐樹撮影)

せときららを製粉した小麦粉を使用したパンを販売している「焼きたてパン工房ラッセン」代表、福島健さん=岡山市北区

岡山木村屋が大正8年、現在の岡山市北区にオープンした最初の店舗(岡山木村屋提供)
黄金色のせときらら

麦秋の6月上旬、岡山県津山市の畑で黄金色に実った小麦をコンバインが次々と刈り取っていく。せときららの収穫風景だ。


農事組合法人綾部西の代表理事、高山勝義さん(72)は「麦の穂一本当たりの実の数が多く、一粒一粒が充実している。今年は豊作になった」と話し、目を細めた。

市によると、せときららの栽培は平成27年、7ヘクタールで始まった。製粉会社からの人気も高く、昨年には60ヘクタールに拡大。収穫量は16トンから210トンに増えている。

岡山市北区の「焼きたてパン工房ラッセン」の代表、福島健さん(45)は「せときららは外国産と比べるともちもち感が強く、生産者もわかっている点で安全性が高い」と話す。

せときららを製粉した「津山のほほえみ」を使用した「深煎りコーヒーあんぱん」なども販売。「パンを食べることで岡山の津山で小麦を作っていると知ってほしい」と話す。

岡山はパン好きで知られるが、そこで原材料として使われる小麦はほぼ外国産。津山の農家や福島さんのパン作りには、地元産を大切にしたいという思いがある。

購入量年間56・6キロ

岡山のパン好きは、総務省統計局のデータで裏付けられる。


平成30~令和2年平均の家計調査(都道府県庁所在地と政令市対象)によると、岡山市の2人以上世帯のパン購入量は全国ナンバーワンの年56・6キロ。全国平均が45・4キロなので岡山は年11・2キロも多くパンを食べていることになる。

同じ統計で購入金額では神戸市が3万8435円で1位。岡山市は3万6950円で2位。3位は、京都市で3万6316円だ。

港町として栄え、異人館街もある神戸のパン好きはイメージ通り。京都も人気のベーカリーショップが多く、パン好きが多いという。しかし、麦の生産が多いわけでもない岡山でなぜパン消費が多いのか。理由は判然としない。

法要でふるまう

食文化論に詳しい美作大学短期大学部(岡山県津山市)の藤井わか子教授に聞くと「岡山での消費量が多いことについて明確な理由は不明だ」というが、興味深いことを教えてくれた。「岡山や鳥取、島根には、お葬式や法事にあんぱんなど菓子パンを持ち寄り、参列者にふるまう風習がある」というのだ。


中国地方に根付く意外なパン文化。さらに、源流をたどると、島根県にまでいきついた。

「辰屋」として大正8(1919)年創業の老舗、松江市末次町のパン店「パンタグラフ」では予約限定で「法事パンセット」を販売しているという。

パンタグラフの島(しま)貫(ぬき)宏次社長は「先々代の社長のころから法事パンを扱っており、法事用パンは当社から始まったと聞いている」という。

「昭和の時代、法事などでのお茶うけの和菓子代わりに当時高級だったあんぱんで参列者をもてなし、習慣として定着していったのでは」と推測する。

岡山県を中心に約80店舗を展開する大正8年創業の岡山木村屋(本部・岡山県倉敷市中庄)でも、法事や贈答用の「酒種あんぱん」(10個セットなど)や、約180種類のパンを販売し、毎月平均5種類の新作パンを発売している。

同社の野崎雅行・取締役部長兼社長室長は「100年以上続く地元企業として、さらに伝統あるパンに加え、新しいパンも味わって楽しんでもらい、岡山のパン食文化が発展すれば」と話していた。(高田祐樹)
● はんぶるく高松市
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 19:58 [EDIT]
高松市がハンバーガーの支出「全国1位」 新型コロナで需要増加?ハンバーガーで町おこしを目指す店も
2021/06/29KSB瀬戸内海放送


 「ハンバーガー」に関する話題です。総務省の家計調査によると、全国の県庁所在地と政令指定都市の中で「ハンバーガー」の支出金額が最も多かったのが「高松市」でした。

 これによると高松市の支出金額は1カ月平均6354円で、全国平均を1800円近く上回っています。ちなみに岡山市も10位と比較的上位にいて、全国平均を900円ほど上回っています。
 高松市はハンバーガーの需要が本当に多いのか……。地元のハンバーガー店で話を聞いてみました。

新型コロナの影響でテイクアウトの需要が増加
 高松市北浜町にあるハンバーガー専門店、「MUG‘S CAFE(マグズカフェ)」。

 入り口では看板犬・マグ店長がお出迎えしてくれます。新型コロナの影響で最近はテイクアウトのお客さんが増えているそうです。

(MUG‘S CAFE/岩村浩二 マスター)
「新型コロナで店で滞在時間が短く終わらせなきゃいけないとかなってきたら、持ち帰りでポンっと浮かぶのが多分ハンバーガーだと思うんよ。確実に持ち帰りの需要が増えていると思いますね」

 このお店の一番人気は「アボカドベーコンチーズバーガー」。セットにはポテトとスムージーがついています(1550円 税込み)。

(白戸ゆめのリポート)
「見てください、ものすごいボリュームですよ〜!これをつぶしてがぶっと豪快にいきます、いただきます。お肉がやわらかい!タルタルソースの酸味がすごくバランスがいいです。あんなに量あったのに足りなさそうって思っちゃうくらいおいしいです」

 お店を訪れた人たちに1カ月にどのくらい「ハンバーガー」にお金を使っているのか聞いてみると……。

(店を訪れた人は―)
「月1回2回ぐらいは食べますけども、2人で3000円。(Q.高松が1位になったんですけどどう思いますか?)え?高松が?そんなにハンバーガー屋さんないからびっくり」

「5、6000円はいくんじゃないかなと思います。(Q.高松が1位なんです)えっうどん県で?って思いますよね。自分のご褒美のために来ているようなところがあるので、だから1カ月に1回はちょっといいもの食べようかなあって」

(MUG‘S CAFE/岩村浩二 マスター)
「やっぱりさぬきって『うどん文化』で、みんなうどん食べる人が多いと思うんですよね。その中で全体ひっくるめてハンバーガーがそういうふうな地位になっているというのが、ちょっとうれしいかなと思います」

ハンバーガーで町おこし!
 高松市瓦町のハワイアンカフェ&バー「The PALMS(ザ・パームス)」。

 ハワイの味を再現したオリジナルバーガーや、パティのなかにうどんを入れた「カマ玉バーガー(650円 税込み)」が人気を集めています。

(白戸ゆめのリポート)
「んんん!すごい!うどんだ!ハンバーガーだけどうどんだ。この感覚すごいです、不思議!うどんとバーガー意外と合う。これは自慢できるご当地バーガーです」

 オーナーの寺井さんはここ2、3年の「ハンバーガー」の勢いを感じていました。

(The PALMS/寺井健吾 オーナー)
「ハンバーガー慣れしたっていうか、あそこにもある、ここにもあるという感じで街中にも何個かあったり、すごくこれからいいと思いますよ」

 夜の営業をメインにしていたThe PALMSは、新型コロナの影響を受け、いつもより95パーセントも売り上げが下がった時期もありました。この夏には店舗を市街地から庵治町に移して再起を図ります。目指すのはハンバーガーでの町おこしです。

(The PALMS/寺井健吾 オーナー)
「ハンバーガーは町を変えられるという言ったら、『佐世保バーガー』のように本当にハンバーガーって町を変えられるので、それを実行していきたいなと思っています」

「バーガーで町を元気にアロハ〜〜!」

 高松市が1位になった明確な理由は分かりませんでしたが、1年前に集計した時点よりも、高松市ではハンバーガーへの支出が800円ほど増えていて、総務省は「新型コロナ禍でハンバーガーの需要が高まった」のではないかとしています。
 ちなみに、家計調査によると高松市は「日本そば・うどん」のジャンルではダントツで全国1位でした。
● にく
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 20:18 [EDIT]
どの地域が一番牛豚鶏肉を食べているのだろうか、消費量面から実情をさぐる(2021年公開版)
不破雷蔵 | 「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者
5/6(木) 餃子の消費量日本一をめぐり各地域が激しい競争をしていることはよく知られている。これは総務省統計局の家計調査の年次調査結果を基に、金額や消費量の高低を比較したもの。そこで似たような手法で消費量を比較し、主要な精肉の消費動向を見ていくことにする。つまり「どの地域が一番多くの量の牛肉、豚肉、鶏肉を消費しているか」を公的データから確認する次第。

今回精査では二人以上世帯を対象とする。本来なら総世帯(全部の世帯)の値を用いることで世の中全体の動向を推し量るのが筋ではあるが、家計調査の年次データでは総世帯と単身世帯において消費量の調査が行われておらず、値の抽出は不可能となっているため。

まずは大まかな状況の把握として、牛肉・豚肉・鶏肉のおおよその相場を東京都の値で確認する。

↑ 東京都での主要精肉価格(二人以上世帯の調達価格、100グラムあたり/円)(2020年)
部位や市場、産地、販売地域など多様な条件で変動はあるが、おおよそ種類毎にこの程度の価格差が出ているとの認識ができる。やはり牛肉は高め。豚肉の2倍以上である。

続いて金額編同様に牛肉・豚肉・鶏肉それぞれの、年間購入数量=消費量上位10位の都道府県をグラフ化し、状況を確認する。世帯単位での年間消費量を示したもので、例えば牛肉消費量トップの京都府なら、二人以上世帯限定だが2020年の1年間で1世帯あたり平均約10キロを消費したことになる。

↑ 年間牛肉消費量トップ10(二人以上世帯、都道府県別、グラム)(2020年)
↑ 年間豚肉消費量トップ10(二人以上世帯、都道府県別、グラム)(2020年)
↑ 年間鶏肉消費量トップ10(二人以上世帯、都道府県別、グラム)(2020年)
おおよそ「西日本は牛肉」「東日本は豚肉」「九州は鶏肉」との構図が見て取れる。また各グラフの横軸の区分を見れば分かるが、分量的には全般として豚肉>鶏肉>牛肉であることが分かる。重量あたりの単価は鶏肉が一番低いが、鶏肉の消費量が一番多いわけではない。

もちろん「地域によっては豚肉以上に牛肉が(重量の観点で)食べられているところもあるかもしれない」との疑問がわいてくる。しかし今データの限りではそれは皆無だった(のでグラフの類は省略する)。残るは豚肉と鶏肉のどちらが多く食べられているか。つまり主要精肉3種類のうち、豚肉ではなく鶏肉が分量面でもっとも多く食べられている地域はあるのか否かが気になる。

そこで実際に豚肉と鶏肉の消費量を比較し、「鶏肉が豚肉より多く食べられている」(=主要3種精肉では量の上で鶏肉を一番多く食べている)地域を抽出し、日本地図に反映させたのが次の図。

↑ 豚肉・鶏肉の年間消費量(家計調査・二人以上世帯、鶏肉の方が消費量が多い都道府県は着色、都道府県別)(2020年)
九州から中国、近畿に集中していることが分かる。この地域は唐揚げ文化が活性化しており、結果として消費量が多いのも納得できる。例えば鶏肉の最多消費量を誇る熊本県と東京都の消費量を比較したのが次のグラフ。

↑ 主要三精肉年間消費量(グラム)(2020年)
単純計算で熊本県では東京都の約1.45倍の鶏肉を消費している。熊本県の人がいかに鶏肉を愛しているのかが、改めて理解できる次第ではある。
● ちゃ
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 20:35 [EDIT]
鹿児島の茶産出額・日本一でも喜べない 家庭の緑茶購入量、50年で半減 消費拡大へ機能性を科学的に証明4/7(水)
南日本新聞
鹿児島県の茶産出額(2019年)が静岡県を抜き、初めて日本一になった。食の洋風化などから緑茶を急須でいれて飲む家庭が減り、生産量自体は伸びておらず、快挙にも生産者は喜び半分といったところ。健康志向の高まりを踏まえ、古くから体に良いとされてきた緑茶の機能性を科学的に証明し、消費拡大につなげる取り組みが活発になっている。

【写真】鹿児島の茶産出額・日本一でも喜べない 家庭の緑茶購入量、50年で半減 消費拡大へ機能性を科学的に証明

 「トップに立ったとはいえもろ手を挙げて喜べない」。県茶生産協会の坂元修一郎会長(65)は、お茶王国・静岡を産出額で抜いたにもかかわらず、口調は重い。肝心の消費が振るわないからだ。

 全国茶生産団体連合会が総務省家計調査を基に1人当たりの緑茶購入量(ペットボトル入り飲料を除く)を算出したところ、19年は266グラムだった。下落傾向は50年に及び、1970年(527グラム)から半減した格好になる。

 消費低迷に加え、坂元会長は日中韓など15カ国が参加する地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の影響にも気をもむ。「安い中国茶が国内市場に大量に流入すれば、県産茶はさらに売れなくなる。中国茶の安値に引っ張られれば、もうからない」

 活路として衆目一致するのが機能性だ。代表的な品種が「べにふうき」で、花粉症の症状を軽減する効能があるとされるメチル化カテキンを多く含むことで知られる。

 JAかごしま茶業(鹿児島市)が6年前から販売する「べにふうき緑茶」ティーバッグ(21個入り、648円)は、年間約3万袋を売り上げる人気商品になっている。東洋昭品質管理課長(52)は「効能で商品を選ぶ消費行動は一層強まるのでは」と話し、新商品開発に意欲を示す。

 成分や効能を商品に記載できる「機能性表示食品制度」が15年4月にスタートしたことも追い風だ。県産茶の機能性表示商品を増やすため、県は21年度、生産者や茶商向けマニュアルの作成費を予算化し、消費喚起を後押しする。

 機能性を前面に出す戦略を巡っては明るい兆しがある。

 農林水産省が昨年秋に全国千人から回答を得た意識調査によると、新型コロナウイルス感染拡大以降、18~29歳の26%が茶葉からいれた緑茶(ティーバッグを含む)を飲む機会が増加。全世代の14%を大きく上回った。

 理由(複数回答)は家で過ごす時間が長くなったことが大きいが、3位に「健康機能性に魅力を感じた」(44%)が入った。カテキン類に抗ウイルス作用、テアニンにリラックス効果があるといわれ、コロナ禍で若者に健康への関心が高まったことがうかがえる。

 県茶生産協会は緑茶のさらなる可能性を見いだそうと、鹿児島大学と県農業開発総合センターに成分分析を依頼中。機能性を最大限に引き出す飲み方の研究に取り組む鹿大農学部の侯(こう)徳興(のりおき)教授(61)は「リーフ茶の購入や、企業による健康食品の開発が増え、茶の消費増のきっかけにしたい」と語る。
● 因子
マサムネ | URL | 2021/06/29(火) 21:20 [EDIT]
インコ、オウム、ニワトリ、鳥まみれ!?ご利益たっぷりだった厚木の「インコ寺」
2021.06.19 木村悦子
厚木市の「インコ寺」がご利益抜群?
神奈川県厚木市の郊外に、七沢温泉という小さな温泉郷があります。その外れの山すそに、「七沢観音寺」というお寺があり、野鳥のさえずりに加えニワトリが賑やかです。インコのお守りがかわいらしく、ご利益抜群とのことですが、読めば心が軽くなるありがたい仏教のお話を添えてお届けします。

インコ寺のインコお守り全種紹介

七沢観音寺は愛鳥家の間で「インコ寺」と呼ばれる通り、インコをデザインしたお守りが人気です。さまざまなバリエーションがありますが、今いただけるものを全部ご紹介。鳥ごとのご利益もそれぞれです。



◆中央の黄色……オカメインコ(成鳥祈願)

◆右上のピンク……アキクサインコ(夢叶)

◆右の緑……ワカケホンセイインコ(魔除け)

◆右下の赤系……コガネインコ(金運アップ)

◆左下の白×ピンク……クルマサカオウム(交通安全)

◆左のグレー……ヨウム(智恵授け)

◆左上の白……くまどり守(歌舞伎の隈取と鳥のシャレ。防犯祈願)

価格は、オカメインコ守は600円、くまどり守は1000円。それ以外は800円です。一見、普通のお守りに見えますが、中央がぷっくり。

膨らみ部分を押すと「プー」という音が出て、これが魔除けに効くとの話です。

そのほか、シンプルなインコのお守り、難読鳥名の湯のみなど、鳥グッズがズラリと勢ぞろい。


インコをデザインした御朱印帖こと「御朱印鳥」は1200円


コウノトリをデザインした「子授け守」は500円


鳥のおもしろい習性を創作漢字で表した「鳥変(偏=へん)漢字湯呑」1800円

どれもユニークで、なんともご利益がありそうです。

拾ったオカメインコが幸運を運び、住職に!?
七沢観音寺は、なぜこんなにインコ尽くしなのでしょう。住職の林慈照さんが、お寺とインコの切っても切れない関係についてお話してくれました。



「私は18歳で仏の道へ入り、浅草寺の支院で働き、多忙な日々を送っていました。そんなある日、食事の帰りに、路上で白いものを見つけました。よく見ると、オカメインコ。尾羽が1本もなく、震えていてかわいそうなので、自宅に連れ帰ったところ、その日から幸運続き。インコのために買った鳥かご代と、インコを拾った日の食事代をまかなえる臨時収入がありました。その後も不思議な導きが続き、先代住職が急逝してから廃寺寸前だった今のお寺に、新住職として就任することが決まりました」。

そのインコの名前は、「ラッキー」に決定。当時は抜けていた尾羽はきれいに生えそろい、今も元気に住職家族と暮らしています。

インコやオウム、ニワトリなど鳥まみれのお寺

オカメインコのラッキーに続いて、白い大きなオウムの「ヒナタ」もお寺の一家に仲間入り。



住職や奥様によくなついていて、家の中でも境内でもお堂の中でも、いつでも一緒。住職が運転するクルマに乗って、ドライブすることまで楽しんでいるそうです。

鳥はインコだけではありません。お寺の境内では、白、茶、赤などさまざまなニワトリが放し飼いにされ、天然記念物指定の東天紅(とうてんこう)という珍しい種までいます。



でも、みんな捨てられていたところを保護された子ばかりなのだそう。現代の日本で「捨てニワトリ」なんているのか、そしてそれを拾って育てる人がいるなんてと、驚くやら感心するやらです。

ちなみに、住職の奥様の飛鳥さんも僧侶であり、何かと鳥と縁のある人生を送ってきました。名前にも「鳥」が入っていますね。

仏教の精神で動物愛護を考える
七沢観音寺のご本尊は、「馬頭観世音菩薩(ばとうかんぜおんぼさつ)」と「富士浅間大菩薩(ふじせんげんだいぼさつ)」の2体。そのうちの馬頭観世音菩薩から、「七沢観音寺」という名がつけられました。

馬頭観世音菩薩(馬頭観音)は、観音菩薩(かんのんぼさつ)が変化した姿の一つ。馬頭観音のご利益は、動物供養から人間界の平安までに至ります。「人間の姿をしながら畜生道(人間以外の生き物の世界)に落ちた人は山ほどおり、そうした人たちも救ってくれます」と住職。

馬頭観音の動物供養のご利益にちなみ、七沢観音寺では亡くなったペットの供養のほか、迷子になった動物が帰ってくる祈願などのご利益が有名です。「迷子ペットの祈願は、一刻も早くやることが重要です」と、タメになることを聞きました。また、深刻なペットロスの悩みを持った人の相談も……。

「ペットは、自分以外存在に深い愛情を抱くことの尊さを学ばせてくれる存在です。それから、人間が生きていくには動物の存在が欠かせません。感謝や愛護ではなく、尊いものを仰ぎ見るような尊敬をするべきです。亡くなった動物への一番の供養は、尊敬の念を送ることです」。

かわいいお守り目的に訪れても、周辺の自然や動物と触れ合ったり、住職夫妻の話を聞いたりと、普段できない体験がたくさん。金運祈願だってOK。あなたもぜひ、山のインコ寺へ。

◆取材協力=七沢観音寺

https://www.fukujuin.jp/

取材・文/木村悦子

| URL | 2021/06/30(水) 09:40 [EDIT]
地球上最悪の侵略的植物」淡路島で繁殖、拡大しつつあり完全除去に10年以上か2021/04/13
 生態系や稲作への悪影響が懸念される特定外来生物の水草が、兵庫県洲本市五色町都志米山の本田ほんでん池で確認された。「地球上で最悪の侵略的植物」と言われるほど繁殖力が強い「ナガエツルノゲイトウ」。周辺にも拡大しつつあり、住民らが駆除に乗り出した。専門家は「被害を防ぐには初動が重要。行政も連携して対応すべきだ」と警鐘を鳴らす。(山口博康)

ナガエツルノゲイトウを駆除するため、遮光シートで覆う住民ら
 池を管理する住民組織「米山逆池さかさまいけ田主たず」によると、県職員が現地を昨秋に視察した際、繁殖に気づき、岡本賢三代表(59)が環境省などに確認した。数年前に池に入ったとみられる。
 河川やため池の保全に努める市民グループ「兵庫・水辺ネットワーク」(神戸市)によると、塩分や乾燥にも強く、わずかな茎や根からも増殖。広がると在来植物の成長を阻害し、水田では稲の収穫量が落ちる。茎や葉が水路に詰まり、他の作物への被害や水害につながる恐れもあるという。

 尼崎、伊丹両市や稲美町のほか、琵琶湖(滋賀県)や印旛沼(千葉県)など国内各地で確認され、ブラックバスなどの生息地で見られることが多いため、釣り人が媒介している可能性が指摘されている。

 本田池では今、水面の約6割を覆うが、完全な除去は難しく、運搬の過程で拡散する危険性もある。このため、光合成を妨げて枯死させる駆除法を選択。11日に住民らと排水口付近の約100平方メートルを遮光シートで覆い、池の外へ流出しないよう周辺を網で囲った。既に近くの水路や下流の池でも繁殖が確認され、対策が急がれるが、「一つの地域の力ではどうしようもない」と岡本代表。今後、他のため池管理団体とも危機感を共有し、勉強会などを企画していく考えだ。

 兵庫・水辺ネットワーク事務局の大嶋範行さん(69)によると、米国では州ごとに警告が出されるほど深刻な事態に陥っているといい、「淡路島全体の問題として行政も動き、一気に封じ込める必要がある。対応が遅れるほど駆除は困難になり、労力も費用もかかる」と訴えている。

無許可での移動は違法
折れた茎からも繁殖するナガエツルノゲイトウ(兵庫県洲本市で)
 ナガエツルノゲイトウは特定外来生物に指定されており、許可なく植えたり移動させたりすると、外来生物法違反となる。個人は懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人だと1億円以下の罰金が科される。駆除作業後は服や靴、道具、車両のタイヤなどに茎や根が付着していないか確認する必要がある。


 ◆ナガエツルノゲイトウ=南米原産の多年草。1980年代に県内で発見され、国内初の確認事例となり、その後に各地で拡大した。茎は空洞で水に浮き、流れ着いた先で繁殖する。陸地や海浜でも育ち、引き抜いても、土中深くまで伸びる主根がわずかでも残ると再生する。
● 淡路の大河
マサムネ | URL | 2021/06/30(水) 09:44 [EDIT]
根岸さん×「青天を衝け」…天然染料 当時を再現
 実業家、渋沢栄一の生涯を描くNHK大河ドラマ「青天を衝つけ」で、淡路島の藍染め染色家が技術指導を担当した。根岸誠一さん(41)。原料の栽培から染めまでこなす、全国的に少なくなっている職人の一人で、当時の様子の再現に一役買っている。(加藤律郎)
小林薫さん(左)に藍染めの技術を指導する根岸さん(横浜市で)=NHK提供
演技指導で使う染料作りをする根岸さん(右は絵理さん)(昨年8月、淡路市で)
工房近くの畑で藍の出来栄えを確認する根岸さん(昨年8月、淡路市で)
 「日本資本主義の父」と言われる渋沢は、現在の埼玉県深谷市生まれ。すくも(藍玉)を作って販売したり、養蚕業を手伝ったりしながら商いの基礎を学び、銀行や紡績、海運業など様々な業種を生み出した。2024年度に発行される新1万円札の顔としても注目されている。

 撮影は昨夏に始まり、横浜市や群馬、茨城両県で藍の刈り取りや染めのシーンが撮られた。撮影では、根岸さんの工房で作られた染料が使われている。

 天然の染料は微生物の影響を計算しなければならない。渋沢の父・市郎右衛門役の小林薫さんには「藍は生き物です」と伝え、その意図をくみ取った小林さんの演技は「50年以上携わる職人に見えた」という。

 ドラマの制作スタッフは当初、関東圏で技術指導ができる職人を探したが、化学染料を使っている染色家が多く、難航。栃木県の藍栽培農家から紹介され、根岸さんが引き受けた。

 日本特産農産物協会(東京)によると、藍の生産者は高齢化が進み、近年は化学染料が主流になっている。2018年は10道県の計2456・6アールで栽培され、収穫は約68万キロ。ともに前年より減少した。

 根岸さんが藍染めを始めたのも、30歳代になってからだ。それまでは大阪で洋服のリフォームに携わっていた。

 淡路市に移住した13年に藍染めを体験し、半年間、徳島県の染料会社に通って技術を習得。現在は妻、絵理さん(36)と工房「AWAJI 藍 LAND project」を営み、洋服やアクセサリー、サンダルなどを販売する。

 根岸さんには、藍を淡路島の地場産業にするという夢があり、「ドラマを見た人に、日本で脈々と受け継がれてきた染色技術を知ってほしい」と話している。
● えびすまい
マサムネ | URL | 2021/06/30(水) 09:51 [EDIT]
戎舞プラス 淡路人形座
2021.06.01 2021.05.20
淡路人形座
戎舞プラスが開催されます。淡路島の人形芝居劇場「淡路人形座」で、淡路花博20周年記念事業「花みどりフェア」を記念する特別公演となります。淡路島出身の清川あさみさんのプロデュースです。

「戎舞プラス」は、既存演目「戎舞」の新作です。アーティストの清川あさみさんが指導と監督と演出を、古典芸能に詳しい作家でクリエイターの「いとうせいこう」さんが脚本を担当しました。

伝統を尊重した内容で、七福神の戎様が太鼓に合わせて舞い、人々の幸せを祈って杯を重ねる物語です。国生み神話のアニメーションも追加されました。斬新な人形衣装やアートな舞台美術も必見です。

戎舞プラスの開催期間は、2021年3月21日(日)から7月31日(土)までとなります。開催時間は、10時、11時10分、13時30分、15時の1日4回公演です。所要時間は35分です。

入場料金は、大人1800円、中高生1300円、小学生1000円、幼児300円です。緊急事態宣言の延長により、2021年4月25日(日)から6月20日(日)まで休館となります。

戎舞プラス「花みどりフェア」淡路人形座
戎舞プラス
2021年3月21日(日)から7月31日(土)まで、兵庫県南あわじ市にある人形芝居劇場「淡路人形座」で、「戎舞プラス」が開催されます。

南あわじ市 公式ホームページ:淡路人形浄瑠璃再生プロジェクト 清川あさみプロデュース「戎舞+(プラス)」3月20日初公開
「戎舞プラス」は「花みどりフェア」の通期イベントの特別講演として位置づけられました。緊急事態宣言の延長により、2021年4月25日(日)から6月20日(日)まで休館となります。

「花みどりフェア」とは、「みなとつながる「花 緑 食の島」淡路」をテーマとして、2021年3月からの春期と、2021年9月からの秋期の2回、淡路島を舞台に開催される祭典です。

「戎舞プラス」は、既存演目「戎舞」の新作となります。伝統を尊重した内容で、伊弉諾尊と伊弉冉尊の子である七福神の戎様が太鼓に合わせて舞い、人々の幸せを祈って杯を重ねる物語となります。


アーティストの清川あさみさんが指導と監督と演出など全てのディレクションを担当しました。作家でクリエイターの「いとうせいこう」さんが古典芸能に通じていることから脚本を担当しました。

清川さんがこだわり抜いた全く新しい人形衣装や、自身のアート作品を用いた舞台美術も必見です。布の染色から手掛けた人形の衣装は華やかです。亀甲や松など縁起の良いデザインも取り入れています。

戎さまは、商売の神様として有名ですが、古来より海の神様でした。淡路島では昔から漁村のお祭りで浜芝居が行われていました。間狂言として大漁や航海の安全を祈り「戎舞」が必ず舞われていました。


太鼓のリズムに合わせて、戎さまが楽しく舞う神事には、大らかな心を持ち、えびす顔でプラス思考に生きる幸せの原点の意味が込められています。

戎舞プラスでは、伝統芸能となる人形浄瑠璃劇の上演に加えて、アニメーションとのコラボレーションも特徴です。日本神話「国生み」のオリジナルショートアニメーションが劇中上映されます。

日本で「はじまりの島」である淡路島の歴史や物語を多くの方々に伝えたい想いから実現しました。

アニメーションの企画などディレクションは「清川あさみ」さん、脚本は「いとうせいこう」さん、制作は新進気鋭の若手映像作家「宮嶋龍太郎」さんを起用しています。


「その笑顔に寿福が宿っていることを、この島はしっていたのです」がテーマです。

老若男女と幅広い世代に愛されてきた「戎舞」と、次世代に語り継ぎたい淡路島の国生み神話を見事に融合させています。観客を清川あさみさんが描く幻想的な世界へと誘います。

約20分間のクライマックスでは、清川さんの作品「inori」の複写が背景に飾られます。淡路島から望む朝焼けを刺しゅうとアクリル絵の具で表現しています。戎様が輝く紙吹雪に包まれて幕が下ります。

人形浄瑠璃に馴染みがある方も、一度も触れたことがない方も、楽しめる内容となります。淡路島の国生み神話を知るきっかけとなります。淡路島の伝統芸能で匠の技を観る機会となります。


総合プロデュース・衣装監修・テキスタイルアート・演出:清川あさみ
脚本:いとうせいこう
アニメーション制作:宮嶋龍太郎
人形着物スタイリング:秋月洋子
衣装制作:Suzuki Takayuki
着物制作:株式会社宇野商店
照明:池内得裕
美術:古田浩之
写真:濱田英明
出演:淡路人形座
協賛:南あわじ市、淡路花博20周年記念事業実行委員会
協力:株式会社海空、有限会社アーティスティックポイント、淡路夢泉景

なお、淡路人形浄瑠璃は約500年以上の歴史がある人形芝居です。全国各地に人形芝居を伝えて、日本の演芸史で大きな役割を果たしてきました。「文楽」を創始した植村文楽軒は淡路島出身です。

ジャンルでは時代物が得意です。早替わり、道具返し、衣裳山など淡路島独自の演出が特徴です。演技は派手でケレン味が尊ばれています。人形芝居本来の雰囲気を残した外題も数多くあります。

淡路人形座では、伝統を守り続けながら活動しています。後継者団体への指導、全国の人形芝居保存会への協力など、人形浄瑠璃の普及・発展に尽力しています。国内外で高い評価を得ています。


詳細・基本情報
開催日程:2021年3月21日(日)~7月31日(土)
開催時間:10:00~、11:10~、13:30~、15:00~
開催場所:淡路人形座
入場料金:大人1800円、中高生1300円、小学生1000円、幼児300円
住所:〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良甲1528-1
電話:0799-52-0260
公式サイト:https://awajiningyoza.com/
座席数:179席
駐車場:約100台(道の駅福良駐車場)
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道 西淡三原IC・淡路島南ICから車で約15分
● 日本の議員の覇気
マサムネ | URL | 2021/06/30(水) 10:34 [EDIT]
中山泰秀副防衛大臣が日本時間6月29日(米国時間6月28日)、米シンクタンク「ハドソン研究所」のオンライン講演会に参加し、「全ての民主主義国家は台湾を同盟国として守らなければならない」「日本と台湾は友人ではない。日本は台湾の兄弟であり家族だ」と発言しました。さらに「一つの中国」政策は正しかったのかと疑問を呈しました。この非常に重大で意義ある中山副大臣の正義の発言に対し、中国外務省は同日、中山発言について日本政府に抗議を申し入れ、圧力をかけています。おそらく世界で初めて、台湾問題の本質に切り込み、要職として公の場で勇気ある発言を行った中山副大臣に賛同と感謝の気持ちを伝え、激励しましょう!

【中山副大臣への激励メッセージ送付先】

中山泰秀事務所
〒530-0055 大阪市北区野崎町6-7 大阪北野ビル8F
TEL : 06-6363-0781
FAX : 06-6365-9330

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【ハドソン研究所での発言ビデオ】

27:25~「全ての民主主義国家は台湾を同盟国として守らなければならない」
35:40~「日本と台湾は友人ではない。日本は台湾の兄弟であり家族だ」

と英語で発言しています。

The Transformation of Japan’s Security Strategy
2021/6/28 Hudson Institute
www.youtube.com/watch?v=NI02hGua97Y

【各種報道引用】

6/28中央社日本語版台湾フォーカス
中山副防衛相「台湾は兄弟で家族」=米シンクタンクの討論で言及
japan.cna.com.tw/news/apol/202106290002.aspx
(ワシントン中央社)中山泰秀防衛副大臣は28日、米シンクタンク、ハドソン研究所のリモート討論で、日台関係について、「台湾は友人ではない。兄弟であり、家族だ」と述べた。

中山氏は「民主主義国家としてわれわれは台湾を守らなければならない」と強調。米国や世界各国が1970年代からとってきた「一つの中国」政策について、あれから50年経った現在から見て、当時の決定は「正しかったのか」と疑問を呈し、「それは分からない」と話した。

中山氏は、台湾の安全保障上の脅威を日本は自国への脅威だと考えているのかとの問いに対し、日本と台湾は地理的に近いと言及した上で、台湾を友達よりもより親密な「家族」だと形容し、「台湾に何か起これば、それは沖縄県に直接的に影響を与える」と指摘。沖縄に米軍基地や施設があり、軍人の家族らもいることに触れ、「現在、中国軍からの脅威を受けている台湾問題に焦点を当てる必要がある」と述べた。

また、中国の戦闘機開発や核保有などに言及した上で、中国の力が強まってきていると指摘し「われわれは目を覚ますべきだ」と訴えた。

6/30ロイター
中国、中山防衛副大臣の台湾巡る発言に反発
jp.reuters.com/article/japan-usa-taiwan-china-idJPKCN2E52NT

[北京 29日 ロイター] - 中国外務省は29日、中山泰秀防衛副大臣が台湾を「国」と表現したことは誤りで、深刻な違反だと指摘した。

中山副大臣は28日、米シンクタンクで講演し、日米など多くの国々が1970年代以降、「一つの中国政策」に従ってきたが、それが正しい判断であったか「分からない」と表明。中国による台湾への圧力に対し「目を覚まし」、民主主義国家として台湾を守る必要があるとの見解を示した。

中国外務省は、この発言を巡り厳重抗議したと表明。日本政府としての立場を明確にすることを求め、二度と起こらないよう要請するとした。
● トルコ、一部農産物の生産で世界首位
マサムネ | URL | 2021/06/30(水) 11:32 [EDIT]
トルコ、一部農産物の生産で世界首位
トルコはヘーゼルナッツ、サクランボ、イチジク、アプリコット、マルメロ、ケシの生産で世界首位に立っている。
19.06.2021 ~ 30.06.2021
トルコ、一部農産物の生産で世界首位


農業森林省のデータによると、トルコは農業生産性の観点から過去10年間欧州及び世界で首位に立っている。

2005-2019年に農業生産性で欧州首位に立っているトルコは、世界第7位にランクインしている。

昨年(2020年)のトルコの農業生産性は、前年(2019年)と比べて20パーセント増の3333億トルコリラ(日本円で約4兆2143億円)に達し、この数字は共和国史の記録として残った。

昨年のハーブの生産も新型コロナウイルス感染症の悪影響にもかかわらず前年と比べて7.6パーセント増加し、1億2620万トンの生産が行われた。

トルコはヘーゼルナッツ、サクランボ、イチジク、アプリコット、マルメロ、ケシの生産で世界首位、メロン、スイカ、サワーチェリー、キュウリ、イナゴマメ、ヒヨコマメの生産で第2位、ミカンとリンゴの生産で第3位、ピスタチオ、イチゴ、栗、クルミ、レンズマメの生産では第4位にランクインしている。ビーツでは第5位、レモンとブドウで第6位であるトルコは、原綿の生産では第7位にランクインしている。

トルコは小麦粉の輸出で世界第1位、パスタの輸出では第2位であるが、果物の生産では第5位、野菜の生産では第4位にランクインしている。

トルコは、昨年205か国に1982品目の農業製品を輸出して207億ドル(日本円で約2兆2820億円)の収益を得た。
(2021年6月18日)
● りけじょ
マサムネ | URL | 2021/07/01(木) 19:49 [EDIT]
“革新的”研究成果がコロナワクチン開発に 女性科学者の思い
2021年5月27日
新型コロナウイルスの発症と重症化を防ぐ「切り札」と期待されるワクチンの1つ「mRNAワクチン」に欠かせない技術を開発したことで知られ、世界的に注目される科学者、カタリン・カリコ博士がNHKの単独インタビューに応じ「ワクチンを導入した国では効果が確認されている。希望を持って欲しい」と日本の私たちに向けてメッセージを述べました。
苦難の連続
ハンガリー出身の科学者、カタリン・カリコ博士は、大学卒業後アメリカに渡り、遺伝物質の1つ「mRNA」の研究を行いました。
しかし、研究成果はなかなか評価されず、助成金の申請を企業に断られたり、所属していた大学で役職が降格になったりするなど、40年にわたる研究生活は苦難の連続でした。

2005年には、当時同僚だったドリュー・ワイスマン教授と、今回のワクチンの開発につながる革新的な研究成果を発表しましたが、これも注目を集めることはなく、その後大学の研究室を借りる費用も賄えなくなり、2013年にドイツの企業ビオンテックにうつりました。

遺伝物質「mRNA」は、体内に入れるとすぐに分解されるほか、炎症反応を引き起こしてしまうため、長年、薬などの材料として使うのは難しいと考えられていました。
しかし、カリコ博士らはmRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられることを発見。
この技術を用いて去年、新型コロナウイルスのワクチンが開発されました。

現在、日本で接種が始まっているファイザーとビオンテックが開発したワクチンとモデルナのワクチンは2つともこの技術を使っていて、欧米の研究者などからは、実用化の鍵を握るこの研究成果はノーベル賞に値するという声もあがっています。
「本当のヒーローは医療従事者など」

カリコ博士は今回、NHKの単独インタビューに応じ「物事が期待通りに進まない時でも周囲の声に振り回されず、自分ができることに集中してきた。私を『ヒーローだ』という人もいるが、本当のヒーローは私ではなく、医療従事者や清掃作業にあたる人たちなど感染のおそれがある最前線で働く人たちだ」と述べました。

そのうえで、日本の私たちに向けて「接種が進んだ国では普通の生活に戻りつつあるところもあり、ワクチンの効果は確認されている。もうしばらく注意深く過ごさなければならないが、希望を持って欲しい」と述べました。
「mRNAワクチン」とは
ファイザーとビオンテックが開発したワクチンとモデルナのワクチンは、ともに「mRNAワクチン」と呼ばれています。

新型コロナウイルスの表面には「スパイクたんぱく質」と呼ばれる突起があり、ウイルスはここを足がかりとして細胞に感染します。

遺伝物質のmRNAは、この突起の部分のいわば「設計図」にあたり、ワクチンを接種すると、これをもとに、細胞の中でウイルスの突起の部分だけが体内で作られます。

そして、この突起によって免疫の仕組みが働き、ウイルスを攻撃する「抗体」などが体内で作られるため、あらかじめワクチンを接種しておくと発症や重症化を防ぐ効果があるとされています。

mRNAをワクチンに用いるアイデアは以前からありましたが、体内に入れると異物として認識されて炎症反応が起きることなどから、研究者の間では実現は難しいと考えられていました。

こうした中、カリコ博士は当時同じペンシルベニア大学にいたドリュー・ワイスマン教授との共同研究で、細胞の中にある「tRNA」と呼ばれる別のRNAは炎症反応を起こさないことに注目。
mRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を、tRNAでは一般的な「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられるとする論文を2005年に発表しました。

さらに2008年には、特定のシュードウリジンに置き換えることで、目的とするたんぱく質が作られる効率が劇的に上がることも明らかにしました。

カリコ博士らは、基礎医学の発展に寄与した功績が認められ、ノーベル賞受賞者も多く受賞しているアメリカの医学賞、ローゼンスティール賞を去年受賞しました。
この賞の選考委員会で議長を務めるジェームズ・ヘイバー氏は「カリコ博士らの研究はmRNAワクチンの開発にとって、最も重要なものだった。ウイルスとの闘いを根本から変える驚異的な成果で、今後はこの技術を使って多くのワクチンが迅速に作り出されるだろう」と評価しています。
苦節40年 母国を離れて
ハンガリー生まれのカリコ博士は首都ブダペストから東におよそ150キロ離れた地方都市で育ちました。親は精肉店を営んでいました。
大学で生化学の博士号を取得したあと、地元の研究機関で研究員として働きましたが、研究資金が打ち切られたことから1985年、夫と娘の3人でアメリカに渡りました。

当時ハンガリーは社会主義体制で、外国の通貨を自由に持ち出すことができなかったため、出国の際、カリコ博士は2歳の娘が持っていたクマのぬいぐるみの中に全財産の900ポンドをしのばせてアメリカに持ち込んだということです。

アメリカでは、ペンシルベニア州のテンプル大学やペンシルベニア大学で研究員や助教として働き、mRNAなどの研究に没頭。
しかし、研究成果はなかなか評価されず、助成金の申請を企業から断られたり、所属していた大学の役職が降格になったりするなど苦難の連続だったといいます。

そうした中、ペンシルベニア大学の中でコピー機を使う際に言葉を交わしたことがきっかけでHIVのワクチン開発の研究をしていたドリュー・ワイスマン教授と知り合い、2005年、今回のワクチン開発に道をひらく研究成果を共同で発表しました。
しかし、この論文も当時は注目されず、2010年には関連する特許を大学が企業に売却してしまいました。

多くの研究者がその可能性に気付かない中、ドイツの企業ビオンテックはこの研究成果に注目。企業に招かれたカリコ博士は2013年に副社長に就任、おととしからは上級副社長を務めています。

去年3月、ビオンテックは以前から共同で研究していたアメリカの製薬大手ファイザーとmRNAを用いた新型コロナウイルスワクチンの開発を開始すると発表。臨床試験で95%という高い有効性を確認したとして世界を驚かせたあと、共同開発の発表からわずか9か月後の去年12月に一般の人へのワクチンの接種が開始。カリコ博士らの功績が世界に認められることになりました。

「パンデミック収束への希望を与えた」
アメリカ政府の首席医療顧問をつとめるアンソニー・ファウチ博士は、ことし2月「1年を待たずに2種類のワクチンができた。この2つはともにmRNAワクチンで、90%以上の高い有効性を示している。そして、いずれもカリコ博士らが2005年に発表した研究成果が土台となっている。世界にパンデミック収束への希望を与え、ワクチンのさらなる可能性を開いた」と述べ、カリコ博士らの研究成果を評価しました。

またイギリスの新聞、ガーディアンは「カリコ博士は新型コロナワクチンの技術のパイオニアだ。研究者としての環境を求めてクマのぬいぐるみにわずかなお金を隠してアメリカに渡った研究者が、今ではノーベル賞の有力候補といわれている」と報じています。

また、フランスのニュース専門チャンネル「フランス24」は「カリコ博士は研究者の中心から外れたところで何年も過ごした。カリコ博士と、共同研究者のワイスマン教授は今ではノーベル医学・生理学賞の本命候補となっている」と伝えています。

ペンシルベニア大学の上級研究員、村松浩美さんは、10年以上にわたってペンシルベニア大学やドイツの企業でカリコ博士とともに研究してきました。

村松さんは「研究が趣味のような人で、『土日は家で論文が読める』などと言ってとにかく毎日、論文を読んでいた」と研究に没頭するカリコ博士の様子を振り返りました。
さらに「予想とは違っても実験で出た結果を大事にする人だった。結果のよしあしに引きずられず、データを受け止めて研究を進めた。これが本当の科学だと思った」と述べました。

また「彼女のような革新的な研究であっても助成金がもらえないケースがあるのだから、ノーベル賞級の成果だったとしても、人目につかないまま消えていったものがたくさんあると思う」と述べました。
● 支那の賜
マサムネ | URL | 2021/07/01(木) 20:14 [EDIT]
もう黙るのをやめた” 消息絶ったウイグル族知識人 娘の訴え
2021年6月30日 18時24分

“もう黙るのをやめた” 消息絶ったウイグル族知識人 娘の訴え
100万人を超える人たちが不当に拘束されていると指摘されている、中国の新疆ウイグル自治区。欧米などは収容施設での思想教育や強制労働、不妊手術の強要などが行われていると批判。アメリカは、民族などの集団に破壊する意図を持って危害を加える「ジェノサイド」が続いていると非難を強めている。これに対して中国政府は、一貫して「欧米などの指摘は事実ではない」と主張している。この人権問題、日本にも大きな関わりがある。日本に留学していたウイグル族の知識人たちが、帰国後、次々と行方不明になり、少なくとも9人と連絡がとれなくなっているのだ。彼らはなぜ、消息を絶ったのか。これまで弾圧を恐れ、口を閉ざしていたその家族や関係者が語り始めた。(World News部記者/白河真梨奈)
消息を絶った、日本留学経験のある9人

今年3月22日。
EUは、新疆ウイグル自治区のウイグル族などに対する強制収容などの深刻な人権侵害を理由に中国当局者に制裁を実施した。欧州による中国への制裁は1989年の天安門事件以来のことだ。

さらにこの日、アメリカ・カナダも足並みをそろえる形で中国への制裁に踏み切った。ウイグル問題で欧米諸国が一致して厳しい姿勢を示したのだ。世界が大きく動いた象徴的なものとなった。

その3日後、永田町である会合が開かれた。

日本で生活するウイグル族の人たち4人が、自民党の外交部会に初めて招かれ、現地の状況について訴えたのだ。

人口およそ2500万の新疆ウイグル自治区。そのおよそ半数を占めるのが、少数民族のウイグル族だ。多くの人がイスラム教を信仰し、固有の文化や言語をもっている。

ウイグル族の間では、中国政府の民族政策に根強い不満があり、2009年には中国政府への抗議デモが大規模な暴動につながった。その後、分離・独立の動きを警戒する中国政府は統制を強めてきた。

自民党本部で、日本ウイグル協会のアフメット・レテプ副会長は「大規模な強制収容が始まった2017年以降、著名な知識人がたくさんいなくなっている。その中には日本の各大学が育てあげた著名な知識人も入っている。外交ルートを使って、彼らの消息を確認してほしい」と訴えた。

日本ウイグル協会によると、日本で留学経験を持つウイグル族の知識人のうち、消息を絶ったのは少なくとも9人に上るという。

このうちの一人、著名な詩人のアブドゥカディリ・ジャラリディン氏。様々な賞を受賞した文化人だ。

ジャラリディン氏は2002年、石川県内の大学に留学。帰国後は新疆師範大学で教授を務めていた。

しかし、3年前、新疆ウイグル自治区の自宅で、突然、中国の公安当局に連行されてから連絡が取れなくなっている。

彼の長女が、いま、神戸に住んでいる。
ブルブルナズ・ジャラリディンさん(30)。

父親が拘束されたとき、ブルブルナズさんはトルコに留学していた。しかしトルコでも年々、経済協力などを通じて中国が影響力を強めている。不安を感じたブルブルナズさんは、子どものころ父親と一緒に滞在していた日本に来たという。

ブルブルナズさんは父親が拘束されるような理由は一切見当たらないという。

ブルブルナズさん
「父は政治的なことから距離を置いていました。彼は学問に専念し、決して、政治的でも宗教的でもありませんでした。父はいつも新しいことに挑戦するよう促し、みんなから尊敬され、愛され、多くの人とともに時間を過ごしていました」
外の世界を見ることを訴え続け…
大切にしているというウイグル語で書かれた父親の本を見せてくれた。

19年前、家族で石川県に滞在していた時の体験をまとめた1冊。日本の社会や文化を紹介し、ウイグルの人たちに外の世界を見ることの重要性を訴えた内容だった。

それは、ウイグル族の子供たちにもよく知られていた。
新疆ウイグル自治区には、少数民族の子弟が自分たちの言語で学ぶことができる民族学校があり、その小学5年生の教科書に掲載されていたのだ。

その一節にはこうあった。
(抜粋)
『人間は山を越え 谷を越えて、時々自分の目を覆っている景色を破らないと、目が見えていても何も見つけられなくなってしまう』
生まれ育った場所だけでなく、広い世界で前向きに生きることの大切さを伝え、多くのウイグル族の若者に外国に行くきっかけや勇気を与えてきたという。

しかし、こうした教科書が、問題視された。

今年4月2日、中国国営テレビは、あるドキュメンタリー番組を放送した。そこでは新疆ウイグル自治区教育庁の幹部ら3人が「子どもたちに分離主義を勧めた」と証言していた。3人は無期懲役の有罪判決を受けていた。

このうち、副庁長のアリムジャン・メンティミン氏は「小学校の教科書は、汎イスラム主義、汎トルコ主義だらけだった。歴史的偉人を登場させ、子どもたちに独自の文化や中国の外の世界へ向かうよう仕向ける意図があった」とカメラに向かって自己批判するように語った。

番組の最後では、現在の新疆ウイグル自治区の小学1年生の教科書が紹介され、中国国旗や国章、そして「私たちは中国人です」という声明が子どもの挿し絵とともに描かれていることが紹介された。

アメリカ政府は、中国当局がウイグルの文化を尊重するのではなく、民族の同化を推し進めようという姿勢が表れていると非難している。
知識人がなぜ

なぜ知識人が次々と行方不明になっているのか。

埼玉県に住む、ムフタル・アブドゥラフマンさん。
新疆師範大学でジャラリディン氏の授業を受けたこともあるという。自宅には、ジャラリディン氏の著書がいくつもあった。

アブドゥラフマンさんは、ジャラリディン氏も西洋の哲学の古典をウイグル語に翻訳するなど、現地の知識人の間で大きな影響力を持っていたことが問題視されたのではないかと考えている。
アブドゥラフマンさん
「ウイグル族の中にエリート階級が存在しない状態を作ることで、リーダーを失ったウイグル族が何もできない状態にすることが、中国当局の狙いではないかと思う」
中国の人権問題に詳しい東京大学大学院の阿古智子教授は同様の指摘をしたうえで、中国政府の焦りもうかがえると分析する。
東京大学大学院 阿古智子教授
「知識人というのは、小説、詩、音楽や映画を通して、私たちの心や思想に深く影響を与える存在。哲学的な思想とか学問などを通して、社会問題に取り組む方向も示してくれる。その一方で、中国共産党は、中国の特色ある社会主義を打ち出して、最近では習近平思想も広げようとしているが、人々の心になかなか浸透していない。中国政府は現状に焦りを感じて言論統制、知識人弾圧を強化しているのではないか」
私たちは、ジャラリディン氏が所属していた新疆師範大学に最新の情報を問い合わせた。担当者に尋ねると、「よくわからない」「学部のトップにかけてください」などとたらい回しにされ、何度も途中で電話を切られた。

ようやく責任者にたどり着いても、「調べられない、なぜ捜すのか。彼のことを知らないから、連絡はとれない」と、すぐに電話を切られてしまった。

ジャラリディン氏が今も大学に在籍しているか、基本的なことすら答えてもらうことはできなかった。
在日ウイグル族の人々の声
ウイグル族の知識人らの行方が分からなくなったまま、その確認すらままならない状況に、日本ウイグル協会や人権団体などが助けを求める声を上げた。ことし3月、オンラインで集会を開催し、行方不明となっている知識人らの釈放をもとめたのだ。

ジャラリディン氏の娘のブルブルナズさんも訴えた。
ブルブルナズさん
「父を思い出すと、大量の本の中に座り込んで読む姿が浮かんできます。本を読み、書くこと一筋で生きてきた人が犯罪者のような扱いを受けて苦しんでいることを思うと胸が痛くなります。時々、誰も私たちの声を聞いてくれないような気がします。私たちは孤立しているような気持ちになるのです・・」
日本にいても、訴えることには勇気がいる。

ブルブルナズさんの母親は新疆ウイグル自治区のウルムチに住んでいるが、2度拘束され、父親や娘に関連した事情聴取を受けている。自分が中国政府を批判したりすることで母親に不利益が及ぶのではないかという恐怖を感じてきた。

それでも、ブルブルナズさんは今回、公の場で発言することを決めた。

ブルブルナズさん
「もうこれ以上、黙って待つことはしたくない。身の危険は心配だけれど、世界の関心が高まっている今こそがチャンスだと思うから。父と同じように何百人もの著名な知識人が行方不明になったり、正当な理由がないまま実刑判決を受けたり、不当に拘束されている。すべての人が解放されて元の生活に戻るために世界中の人に声をあげてもらいたい」
6月上旬、イギリス・コーンウォールで行われたG7サミットでは、中国による新疆ウイグル自治区での人権侵害を念頭に、国際サプライチェーンにおける強制労働への根絶に向けて連携を強化すると首脳宣言で表明した。

中国に対する国際社会の目は厳しさを増している。

しかし、ブルブルナズさんのもとに父の消息についての情報は一切届いていない。
詳細画像
WORLD NEWS部 記者
白河真梨奈
2010年入局
千葉局、社会部を経て現所属
国内外の人権問題や教育問題などを中心に取材
● 在日支那工作員
マサムネ | URL | 2021/07/04(日) 11:50 [EDIT]
東京 人権集会妨害で中共支持者5人逮捕
2021年7月2日
追悼集会現場の様子(写真撮影:看中国/神谷)
 中国共産党の支持者5名は1日、複数の人権団体が東京で開催した「中国共産党結党100年にあたり全ての犠牲者を追悼する集会」に乱入し、警察に逮捕された。
 チベット、新疆ウイグル、内モンゴル、香港の人権団体は1日、中国共産党が創立以来100年間で殺害したすべての人々を追悼する集会を東京で開いた。チベット仏教のラマ僧が法要を行っている最中に、会場にいた1人の中国人男性が突然、中国語で「共産党万歳」と何度も叫び、会場の秩序を乱した。同男性は逃げようとしたところ、駆けつけた警視庁の警察官に現行犯逮捕された。その後、さらに4人(全員男性)の中国人が大声で叫んで逃げようとしたが、全員が警察官に逮捕された。
 同日、人権団体は東京で「中国共産党結党100年にあたり全ての犠牲者を追悼する集会」と新宿中央公園で行った「中国共産党に抗議するデモ」という2つのイベントを開催した。
 ネットユーザーは、6月30日にインターネット上で、7月1日の午後に新宿中央公園で行われる「中国共産党創立100周年記念デモ」への参加者を募り、参加者には1人4,000円が支払われるというメッセージが投稿されていることを発見した。そのデモは、人権団体のデモの時間と場所が重なっており、中国共産党政権は意図的に人権団体のデモ行進を妨害しようとしたことを示している。追悼集会を妨害した5人も、中国共産党に雇われてトラブルを起こしたと思われる。
中国共産党創立100周年記念デモ行進の参加者を募集するメッセージ看中国/翻訳・吉原木子
● 支那侵略鉄道開通
マサムネ | URL | 2021/07/07(水) 05:15 [EDIT]
中国、チベットとインド国境すれすれに新幹線を完成
  ニンチ(四川省)からラサ433キロを時速160キロの「復興号」
 7月1日、「川蔵鉄道」のラサ行き新幹線が開通した。
四川省ニンチという地方都市から9つの駅、47のトンネル、121の橋梁を越えて、時速160キロの「復興号」は、433・5キロ先のラサを目指した。
 ラサはチベットの首都、標高4000メートル。
 このルートはインドのアンナチャル・ブレデッシュ州との国境に沿って計画されていたが、?地、山岳、峡谷がつづく高原という地理的環境から難工事だった。
 「川蔵鉄道」の開通により、1000万トンを年間運べるという。ただしニンチから四川省の省都・成都へは、もっと難工事で工期が遅れている。もし、成都からラサへ、新幹線が完成すれば、従来の48時間の鉄道旅は13時間に短縮される。
 この川蔵鉄道の開通という事態にインドの警戒は尋常ではない。
イントと中国の国境は3488キロ。とりわけアンナチャル・ブレデッシュ州との国境では軍事衝突が絶えず、過去にも戦闘を繰り返した犠牲者が夥しい個所である。
インド軍は、この川蔵鉄道を軍事力増強の一環として、兵站に活用される脅威と認識している。
 すでに鉄道ファンには、青海省の西寧からラサをこえてシガツェまでに「青蔵鉄道」のほうが有名だ。酸素ボンベをつんで、四千メートル?地を驀進するルートと、この度の南の新幹線ルートである。
 このニュースを如何に聞かれたのだろうか。ダライ・ラマ猊下は7月6日に86歳の誕生日を迎えられた。
● 茶園
マサムネ | URL | 2021/07/08(木) 05:54 [EDIT]
茶産地」輸出拡大へ動く 好調・抹茶を強化 供給網整備へ
7/6(火)
日本農業新聞
20年輸出は過去最高
 2020年の輸出額が162億円と、過去最高となった緑茶。新型コロナウイルス禍で国内需要の回復が道半ばの中、産地では輸出に向く品種の栽培や販路強化への取り組みを強めている。政府は25年までに輸出額を312億円に増やす目標を設定。専門家はニーズに合った茶の供給へ生産・販売の連携が不可欠と指摘する。(三宅映未、岩瀬繁信)
財務省の貿易統計によると、20年の輸出量は5274トン。21年も好調は続き、1~5月の輸出額は前年同期比29%増、輸出量は13%増となった。輸出した緑茶のうち輸出量でほぼ5割、輸出額では6割以上を抹茶や粉末緑茶を指す「粉末状のもの」が占める。
 全国茶生産団体連合会の調べでは、20年に抹茶原料のてん茶生産量は、鹿児島県が800トンで最多。県は18年に「かごしま有機抹茶輸出促進基本構想」を策定。25年までに抹茶輸出を16億円(400トン)に拡大する目標を掲げている。
 県内では、茶園の団地化や有機栽培マニュアルの普及を実施。輸出に向く品種への切り替えも始まった。農研機構が開発した「せいめい」は、20年に品種登録された。抹茶や粉末茶に向き、病害に強い。農薬使用量を減らして海外輸出に対応できるとみる。
 県は茶商や生産者、JA、行政担当者などでかごしま茶「せいめい」研究会を発足。同品種の栽培を拡大し、25年までに県内100ヘクタールの栽培を目指す。
ドイツでの価格は3倍以上
 副会長の坂元修一郎さん(65)は志布志市で茶4ヘクタールを栽培。「せいめい」は幼木を80アール育てる。「渋味や苦味が少なく海外でも砂糖を入れずに飲んでもらえる」と期待する。
 坂元さんは国内茶価の低迷を受け、13年ごろから輸出中心の経営に転換した。茶園を全て有機玉露とし9割をドイツなどに輸出する。販売価格は1キロ約1万円で、国内の荒茶玉露平均価格の同2800円(20年)の3倍以上だ。10アール当たり約80万円を売り上げる。
 政府は20年に茶を輸出の重点品目とし、輸出拡大実行戦略を決めた。1府11県の22企業・団体が実施主体となり必要な施設整備などを進める。その4割は静岡県で、リーフ茶を輸出の柱に据える。
 静岡市やJAで構成する静岡市茶業振興協議会は21年度中に、市内生産者の栽培状況などをまとめ、輸出先国をマッチングする静岡市輸出サプライチェーンの設置を目指す。市農業政策課は苦味が少ない浅蒸し茶に期待。「国内での相場低迷が続く中、販路の一つとして有望」と話す。
 三重県内では伊勢茶の輸出拡大のため、18年に輸出プロジェクトを設立。その一環として県は旅行会社エイチ・アイ・エスと連携協定を締結し、輸出強化を図っている。20年には中央アジアのアゼルバイジャンへティーバッグ向けや菓子加工用で輸出。21年は新型コロナ禍のため、オンラインツアーでPRを行い、輸出国拡大に取り組んでいる。
「生産・販売の連携を」
 ■農研機構枕崎茶業研究拠点・根角厚司枕崎調整役の話 茶の需要は国内では減少傾向だが、海外では伸びている。ただ、輸出には海外の農薬基準に対応するため品種構成や栽培技術の見直しが必要になる。生産者が多品種化や有機栽培に対応し、品質をそろえるのは容易ではないが、国内の需要の多様化にも対応できるプラスの面もある。流通業者とも協力し、輸出に向く茶作りを進めるべきだ。
● ボイコット
マサムネ | URL | 2021/07/08(木) 06:10 [EDIT]
北京五輪ボイコット訴え、人権団体グループが党創建100年で
2021/07/02
中国の人権問題を理由に2022年北京冬季五輪に反対する国際人権団体グループが、中国共産党が創建100年となった1日に合わせてオンライン会議を開き、「(同党の歴史は)人権弾圧の連続で悲劇だ」と強調、各国政府や競技団体などに改めて「全面的」ボイコットを訴えた。
会議は「党創建100年は祝い事ではない」と題し「世界ウイグル会議」が主催。中国国外のチベット、モンゴル、中国、香港、台湾の活動家や、欧米の政治家らが参加。中国の問題は「民主主義国家の共通課題だ」として共闘を訴えた。
グループは、新疆ウイグル自治区で「ジェノサイド(民族大量虐殺)」が行われているとして、オリンピックデーの6月23日には、米国で放送権を持つNBCユニバーサルに、北京五輪の放送中止を訴える公開書簡を発表。世界各地で抗議デモも行った。
2008年の夏季大会に続き2度目となる北京五輪を巡っては、米上院が外交使節団の派遣を禁じる「外交的ボイコット」を呼び掛け。欧州諸国などで同様の声が広がっている。(共同)
● 鶏卵
マサムネ | URL | 2021/07/10(土) 08:06 [EDIT]
2021/07/09
地元も驚いた 鶏卵生産、鹿児島・出水市が日本一 19年農業産出
鶏卵の産出額日本一を祝う出水市の懸垂幕=8日、同市役所
 出水市の2019年鶏卵産出額が97億5000万円と前年から19.5%伸び、市町村別の農業産出額公表が現行方式となった14年以降、初めて全国1位になった。県内自治体ではこのほか、南九州市の茶(生葉、荒茶)は66億8000万円で、6年続けてトップの座を守った。全品目の産出額では、前年2位だった都城市が1位だった。
 市町村別の農業産出額は、農林水産省が都道府県産出額をもとに農林業センサスなどを使って推計・公表する。19年は野菜価格が低迷した一方、畜産物相場は豚を中心に堅調に推移。このため、特に畜産県で順位を上げた市町村が目立った。
 出水市では8日、市役所に「鶏卵日本一」を祝う懸垂幕を掲げた。椎木伸一市長は「コロナ下の明るいニュースでうれしい。農家が尽力した結果だ」。市内の鶏卵の大半を扱うマルイ農協の岡田一弘組合長は「(大消費地に近い)茨城や千葉を追い抜いたのは驚きだ。今後も増産に取り組みたい」と話した。
 鶏卵は南九州市も5位にランクインし、茶では志布志市が生葉2位、荒茶4位となった。鶏卵、茶以外の品目で県内自治体が5位以内に入ったのは、肉用牛(鹿屋市、曽於市、指宿市)▽豚(曽於市、大崎町)▽ブロイラー(大崎町、垂水市)の3部門。
 全品目の産出額は、肉用牛と豚で品目別1位になった都城市が877億円(前年比16.3%増)でトップ。花き、野菜の栽培が盛んで、5年連続1位だった愛知県田原市(851億1000万円、0.3%増)を初めて上回った。
 鹿児島県内で最も産出額が多かったのは、全国9位の鹿屋市(454億6000万円、2.8%増)だった。以下、曽於市(12位)、南九州市(16位)、大崎町(18位)と続く。100位以内に鹿児島から10市町、宮崎から7市町が入った。
● 支那監獄百年
マサムネ | URL | 2021/07/11(日) 18:41 [EDIT]
チベット族「死ぬ自由もない」、監視カメラの死角で礼拝…[中国共産党100年]きしむ大国<1>
2021/06/27
習政権、少数民族の同化加速
 中国共産党は7月、創設100年の節目を迎える。一党支配のもとで米国の覇権に挑むまでになった強権国家は、国内外で様々な摩擦やひずみを生んでいる。きしむ大国の今を報告する。
甘粛省のチベット族居住地域にある学校で、「普通話を話そう」と漢字で書かれた横断幕(6月上旬)
 首都北京から西に約1700キロ・メートル離れた甘粛省のチベット族居住地域。山あいのチベット仏教寺院で、チベット族の女性13人が、電球の光が届かない暗い一角を見つめ、涙ぐみながら一心に手を合わせていた。

 女性らの視線の先にあるのは、公安当局が所持することすら禁じている、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の肖像写真だ。この一角は当局が天井の四隅に設置した監視カメラのちょうど死角になる位置なのだという。

 えんじ色の法衣を着た50代の男性僧侶が監視カメラを気にしながら、胸に手を当てて小声で言った。

 「危険なのは承知している。それでも信仰は守り抜きたい。ダライ・ラマは心の中にいるのだから」

 チベット仏教寺院は2014年時点で全国3600か所。人口約630万人のチベット族の間では、活仏としてのダライ・ラマへの信仰は今なおあつい。共産党にとって、これほど敬愛を集めるシンボルは、国の分離・独立につながるリスクにほかならない。ダライ・ラマは「分裂主義者」と決めつけられ、信仰の抑圧が進んできた。

 党の指導を信仰に優先させる「宗教の中国化」を掲げる 習近平シージンピン 政権下で、チベット族居住地域の街頭や寺院には「監視カメラが増え、締め付けは厳しさを増した」(チベット族男性)という。当局者が住居を捜索し、ダライ・ラマの写真を隠し持つ人を見つけ、見せしめで処罰するケースも多い。

 この集落近くでは、コンクリートの壁に「中華民族の共同体意識を強固にしよう」と習国家主席の政治スローガンが大書されていた。チベット族が通う民族学校の校門には「普通話(標準中国語)を話そう」と呼びかける横断幕があった。

 チベット自治区ラサで大規模暴動が起きた08年以降、「母語(チベット語)が主、普通話が従」だった言語教育は「普通話が主」に改められた。ウイグル語を母語とし、イスラム教を信仰するウイグル族も含め、少数民族を「中華民族」の名の下で多数派の漢族に同化させる動きが進む。

 「私たちには死ぬ自由もない」と嘆くチベット族女性もいた。チベット族居住地域で数年前まで、強権統治への抗議として焼身自殺が相次いだが、少数民族政策の成果を強調する当局はそれも許さない。ハイテクを駆使した監視が進む今では、「自殺しようとガソリンを買ったら、すぐに把握される」という。

 共産党政権は少数民族の「自治」を掲げ、憲法は「信仰の自由」をうたう。だが、分裂を何よりも許さない一党支配下で、それらは有名無実化するばかりだ。

  ◆ダライ・ラマ14世 =1935年、中国青海省で生まれ、故13世の生まれ変わりとして4歳で即位した。チベット族が中国軍と衝突した59年のチベット動乱をきっかけにインドへ逃れ、ダラムサラに亡命政権を樹立。非暴力による平和解決を求め続け、89年にノーベル平和賞を受賞した。

少数民族の文化 破壊…「共闘」変質 党崇拝を強要
 中国の新疆ウイグル自治区南西部にあるホータン地区は、自治区の中でも少数民族ウイグル族の人口比率が高いことで知られる。

 6月中旬、ウイグル族の居住区で、民族の伝統建築を模した判で押したようなデザインの店舗兼住宅が次々と誕生していた。完成した建物には軒並み、改築前の土壁造りの古い住居と改築後との比較写真が掲示され、「共産党に感謝します」との一言が添えられていた。

 地元政府が2016年から、約3500戸を対象に進めてきた再開発事業。住民を一時的に立ち退かせて工事を一気に進め、住宅街を観光客向けの商業区域に様変わりさせ、漢族に比べて著しく劣っていたウイグル族の生活環境や水準を向上させようという趣旨だ。

 「きれいな場所に生まれ変わるのはいいことだ」。作業に当たっていたウイグル族の男性もこう語っていた。一方で、ウイグル語で何かを叫びながら、改築工事中の自宅の玄関を木の板で殴りつける高齢のウイグル族女性がいた。周辺住民によると、理由は不明ながら、女性は「工事の中止を求めていた」という。


 こうした政府事業や自治区への重点投資もあり、14~19年の間に同自治区の1人当たりの可処分所得は年平均9・1%増となったとの統計もある。「民族区域自治制度」に基づき、少数民族に五つの自治区や自治州、自治県などでの「自治」を認めつつ、経済支援を通じて生活レベルの向上を促しているというのは、共産党政権の言い分だ。

改築工事が進む商業区域(6月中旬、新疆ウイグル自治区ホータンで)
 それでも今、国際社会が注目するのは、当局がウイグル族に対し、強制収容を進めているとの指摘だ。

商業区域で、各住居が掲げる改築前と比較する写真。「共産党に感謝します」とある(6月中旬、新疆ウイグル自治区ホータンで)
 6月中旬、オーストラリア戦略政策研究所が衛星写真などを根拠に収容施設と指摘した380か所のリストを頼りに、自治区西部カシュガルから続く砂漠地帯を車で約3時間走った。

 研究所が「管理が最も厳しい収容施設の一つ」と分析する巨大な建物には「知識があれば運命が変わる、技能があれば夢がかなう」とのスローガンがみえた。中国政府は、強制収容との指摘を完全否定する代わりに、「過激思想に染まったウイグル族を再教育する職業技能教育訓練センター」の存在は認めている。

 建物を遠目に見つめていたウイグル族女性に声をかけた。女性は「夫が中にいる」とだけ答え、電動バイクで去って行った。建物に近づこうとすると、地元住民らに「公の土地だから入れない」と道を阻まれた。


 創設期の中国共産党は、少数民族に自らの意思で帰属などを決める権利「民族自決権」まで認める立場を取っていた。弱小組織が国内の実権を握っていくため、漢族以外の民族とも連携する必要があったためだ。

 しかし、党員9000万人超まで膨張した党は、「共闘」どころか「アメとムチ」の政策を強めている。日本ウイグル協会の于田ケリム会長は、漢族中心の共産党政権は「我々に独自の文化を放棄させ、党への崇拝を強要するだけ。少数民族を守る気は一切ない」として、海外を拠点に中国政府への抵抗を「諦めずに続けていく」と強調した。

 自治区では17年以降、モスク(イスラム教礼拝所)をイスラム過激思想の温床と警戒する当局によって、モスクの少なくとも1万6000か所が損傷を受け、8500か所は解体されたとの報告がある。

 カシュガルの土産物店で声をかけたウイグル族の30歳代男性店員は、店内の四隅に設置された監視カメラを気にしながらも一瞬、心の奥底の怒りをのぞかせた。

 「隣にあったモスクは数年前に当局に閉鎖され、宝石店となってしまった。なぜ、祈る場所まで奪うのか」

  ◆民族区域自治制度= 1984年施行の民族区域自治法に基づき、少数民族に自らの言語・文字を使用する権利を認め、自治区や自治州など地方政府に開発優先権を付与する。建国前に共産党が唱えた民族自決権と連邦制は破棄された。民族の自治をうたうが、自治区や自治州などのトップである党委員会書記ポストを独占する漢族が決定権を握る構造となっている。
● 還願
マサムネ | URL | 2021/07/17(土) 09:56 [EDIT]
配信停止のホラーゲーム「還願」は、もはや二重の文脈から逃れられない
台湾発のホラーゲーム「還願 DEVOTION」が、全世界で配信停止に追い込まれた。中国の国家主席を批判すると受け取られる“落書き”が作中にあったことが発覚し、政治問題化したことが原因である。このゲームは結果として、家族を巡るホラーであると同時に、反感と政治的不和のストーリーという二重の意味を背負うことになってしまった──。『WIRED』US版によるレヴュー。
2019.03.03 SUN 20:30
TEXT BY JULIE MUNC
現時点でゲーム「還願 DEVOTION」を所有していないなら、もうこのゲームはプレイできない。台湾のRed Candle Games(赤燭遊戲) が開発したこのゲームは、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」から姿を消してしまったのだ。
一時的にそうなっているだけならいい。しかし現時点では、この素晴らしいヴィデオゲームは謎と論争に巻き込まれ、厄介な地政学的状況の闇に脅かされている。

国際政治に巻き込まれて“消滅”
Red Candleの2作目である「還願」は、小さな家族、病気の子ども、狂信的宗教を巡る静かで悲しいホラーゲームである。舞台は1980年代の台湾。家族の体験に焦点を当てており、ほぼ全編が小さなマンションの中での出来事だ。

ゲームの進行につれて空間は変化し、移り、開き、閉じ、記憶と恐怖でその密度は濃くなっていく。プレイヤーはマンション内の空間をゆっくりとたどり、不穏だがリアルな感情を伴う家族の歴史を明らかにしていく。
しかし、驚くべきことにこのゲームは、国際政治の嵐の渦中にもある。結果として中国のSteamから閉め出され、Red Candle Gamesのソーシャルメディアからも姿を消してしまったのだ。

そして別の品質保証審査を理由に、世界中のSteamからも削除されてしまった。審査の徹底ぶりは、ゲームの政治的側面に関係しているかもしれないし、そうでないのかもしれない。

国家主席への批判がゲームに登場
論争の的となったのは、ゲームに出てくる小さな符呪である。その符呪に書かれた内容が、大まかに訳すと「くまのプーさん 習近平 間抜け」と読め、中国の習近平国家主席と漫画のクマが似ているというネットミームを指すとされたのだ。なお、これはすでに削除されており、開発者らはこれを仮に記入されていた落書き(プレースホルダー)だったと主張している。

このミームは国家主席への違法な批判と考えられており、中国ではご法度とされている。中国最大のSNSである「微博」では、このミームに言及したものは削除され、くまのプーさんも中国全土から閉め出されている。置換え用の落書きであったにせよ、ゲームのなかにこのミームがあったことで、中国のプレイヤーがこのゲームに低評価爆撃を実施。結局Steamから姿を消す事態になってしまった。これは台湾と中国の関係によって悪化した確執である。中国政府は台湾を中国の“領土”とみなしているが、台湾政府と台湾の人々の多くは、台湾は独立した主権国家であると考えている。

台湾の独立性の問題は双方にとって政治的争点であり、中国本土でリリースされる台湾のゲームが、言外にであっても台湾の独立性支持をほのめかしてしまえば、厳しい監視の対象となり得るのだ。論争の真っただなかでRed Candle Gamesの中国のパブリッシャーは、同社との関係を絶ち、微博では「還願」について語ることも禁止されている。

含意の解釈を見る人に委ねる作品
「還願」は政治的なゲームなのか。これは難しい質問である。ゲーム自体は迷信、誤った信念へののめり込み、そしてそれらが絡まり合って引き起こされる破壊を扱ったものである。これらのテーマがどう政治にかかわるのか考えてみよう。

戒厳令下にあった1960年代の台湾を舞台とした前作「返校 -Detention-」は、完全に政治的なホラーゲームであった。しかし短いプレイ時間のあいだ「還願」にはあからさまに政治的なものはなく、より私的で個人的な内容を扱っている。なにかを表明するのではなく、その含意の解釈を見る人に委ねる作品である。

「還願」が試み、そして成功しているのは、狭い空間と少ない登場人物へのフォーカスを利用して、魅惑と不安を醸し出すことである。

ほぼすべてのことが、ひとつのマンション内で次々と起こっていくという手法は小島秀夫監督のゲーム「P.T.」を連想させ、プレイヤーは登場人物の感情に引きずり込まれていく。ゲームの中心にいる家族が宗教儀式に巻き込まれていくように、プレイヤーもこの小さな空間をさまよいながら、何度も一種の儀式的情熱をもって謎を解いていく。

プレイヤーは物をあるべき場所に置くことによって、よりよい将来につながる道を切り開けるような気持ちになる。これは家族のトラウマに語りかけるゲームであり、過去が壁に焼き付いている「家」という場所が、危険と悲劇に満ちたものとなる様子を描いたゲームである。

logo
IMAGE COURTESY OF RED CANDLE GAMES

二重の文脈からは逃れられない
家は国家だというのか。そのトラウマは、ただの家族の悲劇として以上により広く非難されるものだというのか。もちろんそうだ。今回のような事態がなければそこまでのことはなかっただろうが、もはや「還願」はそのような文脈から逃れることはできない。

「還願」を家族を巡るホラー、そして反感と政治的不和のストーリーという二重の意味をもつ輝かしい作品として見ないわけにはいかなくなっているのだ。Red Candle Gamesはゲームに政治的意図をもたせたことは否定しているが、それによってむしろこの意図は今後もきわどいところに見え隠れするものになるだろう。

ゲームがSteamに戻ってこなければ、これは特に当てはまるだろう。「P.T.」はインタラクティヴ作品としての存在領域を大きく超えた諸事情によってアクセスできないゲームとなったが、「還願」はいま、最初に登場したときよりずっと「P.T.」と似た運命をたどるリスクが高い。

「還願」はプレイするに値する素晴らしいゲームなだけに、残念である。もしいつかこのゲームが販売プラットフォームに戻ってきたなら、絶対におすすめだ。そして戻ってこなくても、「還願」はそれについて書かれたものを読んだり、置かれた状況の犠牲者として考える価値があるゲームである。

ゲームの中心にいる家族のように「還願」は複雑な社会的勢力の網にとらえられてしまった貴重な存在だ。そしてこの家族に自由を望むように、「還願」にも自由を望まずにはいられない。
● チベット亡命政府
マサムネ | URL | 2021/07/17(土) 10:09 [EDIT]
チベット亡命政府首相、中国を批判 日米に連携呼びかけ
2021年7月14日
インド北部のダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府の新首相に5月末に就任したペンパ・ツェリン氏(58)が日本経済新聞のオンラインのインタビューに応じた。中国は「チベットの独自性を破壊している」と批判し、米国など民主主義陣営の力を結集して中国に対抗すべきだとの考えを示した。

中国は1950年にチベットに侵攻し、その後、併合した。
● 毛沢東の顔像
マサムネ | URL | 2021/07/18(日) 18:11 [EDIT]
● ウイグル詩情
マサムネ | URL | 2021/07/18(日) 18:16 [EDIT]
父が作者」中国の収容施設から伝わったウイグルの詩
安否を気遣う在日留学生の娘
2021/7/16
中国政府が「職業技能教育訓練センター」と称する、柵で囲まれた収容施設=2018年9月、新疆ウイグル自治区ウルムチ(ロイター=共同)
 中国政府が新疆ウイグル自治区で、イスラム教徒の過激派対策を名目に、先住民族ウイグル人を職業技能教育訓練センターに収容している。国連人種差別撤廃委員会によると、収容された人は100万人以上ともされる。昨年、施設に収容された人が詠んだものとしてウイグル人の間で注目を集めた詩がある。作者とされるのはウイグルを代表する文化人で、日本への留学経験があるアブドゥカディル・ジャラリディンさん(57)。2018年に治安当局に拘束され、現在まで行方が分からない。長女のブルブルナズ・ジャラリディンさん(30)も留学生として神戸大大学院で学びながら、父親の身を案じる日々を送っている。(共同通信=上松亮介)


 ▽再生回数9万回以上

 「片隅に独りでいる/好きな人がいない/真夜中の悪夢にうなされる/お護りがない/人生に特別な望みはない/静寂の中で考えに捕えられ/なすすべがない/私はかつて誰だった/今はどうした/分からない/心の内を明かすべき人が見つからない/天の気性を知る由もない/恋人のそばに行きたいが/力がない/移りゆく季節を小窓が教える/花とつぼみはどうしても見ることができない/想念が骨髄を通り抜けた/ここはどんな所だ/来る道はあり戻る道はない」(原文はウイグル語。在日ウイグル人の文学研究者ムカイダイス・ヌルさん邦訳)


 この詩を基に製作された音楽ビデオは動画投稿サイト「ユーチューブ」で9万回以上の再生を記録している。
詩を基に製作された音楽ビデオの一場面=YouTubeから
https://www.youtube.com/watch?v=SjAeuB90Ne8&list=LL&index=38
 昨年夏、ブルブルナズさんは米国の研究者らからこの詩について「あなたの父親がつくったものではないか」と連絡を受けた。幼い頃からブルブルナズさんは多くの詩に触れており、「言葉の選び方から父のものだと感じた」という。記者の前で改めて詩に目を通し「父は暗い場所にいるのだろう。どんなひどい目に遭わされているのか」と顔をゆがめた。
 ▽日本に関する随筆も
 アブドゥカディルさんは02年10月~03年3月、石川県能美市の北陸先端科学技術大学院大学に留学。詩人や作家として知られ、著作には日本滞在時の体験を基にしたベストセラーの随筆もあり、多くの若者が日本留学を志す契機となった。
 自治区の区都ウルムチにある新疆師範大学でウイグル文学を教えていたが18年1月29日、治安当局に拘束された後に消息が途絶えた。独立運動などには関わっておらず拘束の理由は分からないが、収容施設に送られたとの見方が強い。  当時、自治区ではアブドゥカディルさんの友人の作家らも拘束後に行方不明になっていた。
ウイグルを代表する文化人で、日本への留学経験もあるアブドゥカディル・ジャラリディンさん=中国新疆ウイグル自治区、撮影日不明(ブルブルナズさん提供)
 ブルブルナズさんは「父たちは自らの仕事を通じ、ウイグル文化の発展に貢献してきた。中国政府の狙いは民族のアイデンティティーを消してしまうことではないか」とみる。
 在ノルウェーの亡命ウイグル人組織「ウイグル・ヤル財団」がことし4月に発表したまとめによると、16年以降、アブドゥカディルさんを含む大学教授や作家、詩人ら382人が治安当局に拘束されたという。またNPO法人「日本ウイグル協会」は、日本への留学経験がある人も複数行方不明となっているとしている。
 ▽最後の言葉
 ブルブルナズさんが最後に父親と顔を合わせたのは17年1月。当時留学していたトルコの最大都市イスタンブールをアブドゥカディルさんが訪れた時だった。神妙な面持ちで「帰って来てはいけない。気を付けて勉強に専念しなさい」と語り掛けたという。
 ブルブルナズさんは18年9月にトルコから来日した。「家族一緒に暮らし幸せだった昔との違いを考えると、時折とても悲しい気分になる。自宅の椅子に座り、いつも本を読んでいた父の姿がいまも思い浮かぶ」と話す。
行方不明となっている父親の写真を持つブルブルナズ・ジャラリディンさん=3月、神戸市
 中国政府のウイグル弾圧に対し、米国は「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と認定、欧州諸国も批判を強めている。ブルブルナズさんは「まだ日本政府はウイグル問題に対する態度をはっきりさせていない。基本的人権を大切にしてきた民主主義国家として、無実の父の釈放を中国政府に働きかけてほしい」と求めた。
 ▽取材を終えて
 ブルブルナズさんは記者の質問に言葉を選びながらも、はっきりと自分の経験を話してくれた。メディアへの証言により、中国当局から脅迫など何らかの圧力を掛けられる恐れもあるが「父のため自分にできることをしたい」という覚悟が伝わってくる。また米国在住の弟も実名で同国のメディアに証言している。
 「お父さんの詩のように、あなたが証言しているという事実が彼の元に届くかもしれません。伝えたいことはありますか?」。こう尋ねると、ブルブルナズさんは「必ず家族で再会できる日が来る。あきらめず正義を貫いてほしい」と答えた。
 6月16日に閉会した通常国会では対中非難決議の調整が進められていたが、採択は見送られた。在日ウイグル人たちと話すと、日本の対応の鈍さは落胆を持って受け止められているように感じる。
 こうしている間も中国国外に逃れたウイグル人による証言は後を絶たず、状況は待ったなしと言える。ブルブルナズさんが父親に向けた「正義を貫いてほしい」という言葉は、私たち日本人にも問い掛けられているように感じた。
● 開幕
マサムネ | URL | 2021/07/22(木) 06:00 [EDIT]
https://mobile.twitter.com/wadamasamune/status/1416236111639113728
オリパラ開催の意義。
日本では殆ど伝えられないが、五輪開幕1週間前~パラ閉幕後1週間は「五輪休戦決議」に基づき世界の戦争は休戦に。
2019年国連総会で日本が提出し採択。
この59日間、特に戦争で弱い立場に置かれる女性や子供にとって戦火の恐怖から逃れ過ごせる期間となる。
● 開発
マサムネ | URL | 2021/07/22(木) 06:03 [EDIT]
新型コロナ「鼻噴霧ワクチン」の研究スタート 薬の成分を鼻の粘膜に吹き入れて免疫 塩野義製薬
7/20(火) 関西テレビ
塩野義製薬が鼻に吹き入れる新型コロナウイルスワクチンの研究をスタートします。
大手製薬会社の塩野義製薬が研究を始めたのは、鼻の中に吹き入れて投与するワクチンで、感染経路となる鼻やのどの粘膜だけでなく、全身に免疫をつけることが期待できるということです。
従来のワクチンと違って、注射を打つ技術が不要で、医療環境が整っていない場所でも使いやすいというメリットがあります。
薬の成分を鼻の粘膜に届ける技術は、東京大学などから生まれたベンチャー企業「ハナバックス」のもので、塩野義製薬はライ
センス契約を結ぶことで全世界での独占的な開発・販売権などを取得しました。
塩野義製薬では、注射で投与する国産ワクチンの開発も進めていて、最大年間6000万人分の生産体制を整え、東南アジアなどで最終段階の大規模な治験を検討しています。
● プーさん
マサムネ | URL | 2021/07/24(土) 06:28 [EDIT]
習近平、突然チベットを訪問。「チベットは豊かになった。未来は約束されている」
  同日、モディはダライ・ラマと電話会談、ブリンケンが訪印を発表
 習近平が無事に北京に帰り着いてから、公表された。7月22日に習近平は初めてチベットを訪問したことが。よほど暗殺を懼れていたのだろう。
 前日にも習近平は、四川省成都からチベットのニンチェに繋がった高速鉄道の駅や関連施設を訪問したとされ、またインドのアルナチャル・プラデシュ州との国境にあるダム工事現場を訪問したことが合わせて発表された。
 劉鶴副首相らが同行し、ラサ市内ではポタラ宮殿前、繁華街などを「視察」した。サクラで動員されたチベット民衆は手を振って歓迎している風景のフィルムが公開されたが、明らかに演出された、人工的な笑顔。こびるような姿勢。却って気味が悪い。
 習近平は「チベットは豊かになった。未来は約束されている」と演説し、ものものしい警備陣に囲まれながら、初めてのチベット視察旅行を終えた。
 同日、モディ・インド首相はダライ・ラマと、はじめて電話会談を行った。亡命政府を印度北西部に受け入れているとはいえ、インドの首脳が公式的にダライ・ラマ法王と会談したことは象徴的である。
 一方、米国はワシントンDC。
 7月23日、ブリンケン国務長官は、27日からのインド訪問を発表した。さきにも、オースティン国防長官がインドを訪問している。
米国のインド重視にも注目しておきたい。
● 返校
マサムネ | URL | 2021/07/25(日) 09:58 [EDIT]
台湾映画「返校」、日本で今月末公開 駐日代表「自由は守る必要がある7/19(月)
中央社フォーカス台湾
台湾映画「返校」、日本で今月末公開 駐日代表「自由は守る必要がある」
(東京中央社)戒厳令下の台湾を舞台にした映画「返校 言葉が消えた日」が今月30日、日本で公開される。同作では「白色テロ」と呼ばれる思想や言論の弾圧が行われた歴史が描かれる。台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は18 日、フェイスブックで、NHKで同作品が紹介されたことに触れる形で、香港の民主主義運動弾圧やミャンマー軍のクーデターに言及し、「自由とは守り、大切にしなければならないもの」だと訴えた。

作品は見たことがないという謝代表。同作に「自由の価値を伝えたい」との思いが込められていることがNHKの報道で紹介されていたことを踏まえ、「自由についてもう一つ重要なことがある。それは現在享受している自由を大切にしなければ、すぐにまた失われてしまうかもしれないということだ」と言及。ミャンマーの民主化の歴史が台湾と時代的に近いことなどに触れ、「最近の変化は感慨深く、警戒感を持つのに値する」とつづった。
(楊明珠/編集:名切千絵)
● マサムネさんありがとう
白雪 | URL | 2021/07/28(水) 20:53 [EDIT]
なぜこの記事なのかよくわからないものもありますが(パルナスとかw)、チベット、新疆、香港関係の記事は参考になります。あと小鳥関係もありがとうございます。

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