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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2019/05/09(木)   CATEGORY: 未分類
仁和寺でオススメチベット灌頂
仁和寺は七世紀に創建された古刹であり、かつては皇族出身の法親王が主をつとめていた格式の高い寺である。去年国立博物館で仁和寺の宝物に関する展覧会があったが、これは六年越しの観音堂の修復基金を集めるための出開帳。観音堂が修復中のためご本尊の千手千眼観音様と観音さまの眷属である二八部衆が展示され、インスタOKであったため、多くの人が写真をとりまくっていたのも記憶に新しい(かくいう私もいろいろな角度から激写した)。

 で、いよいよこの観音堂の修復が終わり、375年前の姿にもどったのである(新聞記事)。この盛儀を記念して行われる一連の行事の内に、チューロ・リンポチェが行われる千手千眼観音の灌頂がある。以下フライヤー。
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日時:5月25日(土)
阿闍梨: チューロ・リンポチェ 通訳: 平岡宏一(清風学園校長・種智院大学客員教授)
場所: 仁和寺御室会館2F(京都市右京区御室大内33)
会費: 一万円(昼食代・拝観込)
お申込み先は info@samya.jp / Fax 075-352-0900

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灌頂を受けた方にはもれなく修復なった観音堂の内拝も許可されるため、鮮やかに修復された壁画を間近に見ることもできる。
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 チューロ・リンポチェは2009年に遷化されたロサン・ガワン先生の下で幼児より学び、先生のシャプチ(高僧の付き人僧)として日本に何度も来られ、その間清風学園の校長先生である平岡宏一先生と強い縁を結ばれた。彼は博士の学位をとる前後に生まれ故郷のネゴ僧院の僧院長生まれ代わりに認定され、その名に転生僧の敬称であるリンポチェを加号されるようになった。

 幼児期に転生僧に任命されると、甘やかされた結果勉強がおろそかになる者も多い中、彼の場合は学位をとる直前に認定されたため学問もできる転生僧となった。

彼は自らの前世が主催していた僧院に戻ろうと、これまで何度も中国当局に申請をだしているが、転生僧を迎えて地域のナショナリズムが高揚することを恐れ、当局はいまだ入国を許可していない。

 2016年にダライラマ14世が清風学園でチッタマニの灌頂を授けられた際、来日したチューロ・リンポチェは綺麗なカップを大切にもっていて、法王様に使って頂くのだ、と嬉しそうに話していた。実は、ダライラマが口をつけたコップ、座った席、用いた法具、お供えとかを式後、モンゴル人は奪い合うように持ち去っていく。ダライラマの近くにあるからその力を帯びていると思うのである。なので、リンポチェもこのコップを宝物にするかと思いきや「このコップはダライラマに会うことのできない故郷の人々の下に送る」とおっしゃっており、ほろりとさせられた。

 リンポチェは法話のうまいお坊さんとして今ひっぱりだこである。2017年から2018年にかけてガンデン大僧院はヨーロッパに布教ツァーを組んだが、その団長が何を隠そうこのチューロ・リンポチェであった。チベットやっててしみじみ思うのが、昔からの知り合いが欧米でもチベットでもどんどん偉くなっていく。

私は2012年に出雲の峰寺で彼の話を初めて聞いたが、阿闍梨としての風格があることはむろんのこと、法話が非常にうまいことに感心した。詳しくはこのエントリーをご覧いただきたい。

 そして観音様はチベットに深いご縁のある仏様。何しろチベットは観音菩薩によって開かれたとされ、歴代ダライラマも観音の化身として崇められている。観音さまの本場からきた高僧は当然観音灌頂を十八番としている。観音の力をもっともよく知る高僧から灌頂を授かることができ、巧みな法話がきけ、仁和寺観音堂の内拝もできることのできる稀有な機会ですので、みなさんぜひふるってご参加。以下にリンポチェの略歴をおいときます。

●チューロ・リンポチェの経歴

1971年 東チベットのリタンのババ地方に生まれる。
1980子供の頃に通称ネゴ・ゴンパ(gnas sgo byang chub chos gling)_というお寺に入門。ネゴ・ゴンパはバクバ地方最大の名刹で、ネゴとは一番霊場を意味する。250人のお坊さんが共同生活し、仏教の勉強、修行に励んでいる。
1983年に9人のグループでインドに亡命。
同年、ガンデン大僧院ジャンツェ学堂ファラ地域寮に入門しロサン・ガンワン師に師事
2002年 ネゴのチューロ・リンポーチェの転生者に認定。
2003年 博士(ゲシェー)位獲得
2004年 密教を収めるためギュメ密教大学へ。
2014年 ギュメのゲクゥ(律僧)就任中、ダライ・ラマ法王の説法会。
2017~2018年 ガンデン大僧院チャンツェ学堂ヨーロッパツァー団長を勤める。 イタリア・スイス・フランス・ベルギーを歴訪。



 
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