ダライ・ラマを中傷し続けてきたアノ集団が解散
四日間にわたる大阪講演をおえてダライ・ラマは土曜日に離日した。今回は大阪に行くことができなかったので、可能な限りライブ中継を見ていたが、その便利さに感動した。ノートもとれるし、愛鳥や愛猫にダライ・ラマ法王をおみせすることもできる。何かすごいよかった。ちなみに、すべての講演の録画が以下のYoutubeで公開されている。しかも、日本語同時通訳つき。
http://dalailamajapanese.com/webcasts/post/350-
いにしえは、施主が高僧にお布施をはらって説法会を組織し、多くの人が高僧の教えにふれられるようにして、功徳を積んだものであるが、今や仏の教えは何カ国語にも訳されて電脳空間で聞くこともできて、電脳空間が封鎖されている中国人以外はどこでもその教えに触れられる。あとは聞く気になる心構えだけ。
さて、朗報です。ダライ・ラマ法王の行く先々でアンチ・ダライ・ラマ・デモを行っていた某団体が、背後に中国共産党がいることをロイター通信に暴かれた後、解散を表明した。幸いにも日本ではこのグループの活動は上陸していなかったが、欧米ではかなり悪目立ちをしていた。
かねてから「この運動の背後には中国政府がいる」とささやかれていたが、確固たる証拠がでないのに中国政府が背後にいるとかいうと、「日本のチベット支援者はアメリカから金銭をもらっている」などという陰謀論者と同じになってしまうので、疑わしきは罰せずと黙っていた。しかし、この抗議する人たち、異様に阿Q臭がするし、タイムズ・スクエアにダライ・ラマを批判するカンバンをだすなんてただの仏教集団にしてはお金がありすぎるとは思っていた。
そしてロイター通信によって彼らはまっくろなことが判明した。
では、以下にロイターの記事を翻訳します。原文はこちらをごらんください。
アンチ・ダライラマデモをしかけていた仏教集団が解散
2016年5月11日 ロイター
ジュネーブ、DAVID LAGUE AND STEPHANIE NEBEHAY
ダライ・ラマをしつこく追い回していた集団が中国が裏にいることをロイターに暴露されたとたんに解散。
ダライラマ14世に対して世界中でいやがらせキャンペーンを繰り返してきた仏教集団が、自らのウェッブサイトに「デモを停止し解散する」と告知した。
12月に「ダライラマが訪問するほとんどすべての国でダライラマに対してなされてきた抗議の背後には、仏教セクトがあり、このセクトは中国共産党が支援している」とのロイターの調査がでた後、この告知が出された。ロイターは「このセクトはチベットの精神的な指導者の評判をおとすための中国のキャンペーンの主要な手段となっていた」と明らかにした。
このセクトは国際シュクデン・コミニュティ(ISC)といい、このセクトの代表はウェッブサイト上の告知文の中で「ダライラマに対するアンチ・デモを組織することを完全にやめると決定した。」とのべ、何の説明もないまま、「3月10日以後、ISCとそのウェッブサイトは閉鎖する」と付け加えた。
この日付のないメッセージはISCの広報レン・フォーレイ(Len Foley)の名の下にだされた。このセクトの初期の出版物に記載されていたフォーレイの電話番号にかけると、現在は不通である。
香港を拠点とするISCの広報ニコラスピット(Nicholas Pitts) にコメントを求めたが返信はなかった。
ダライ・ラマはISCが解散したことについて気づいており、告知文の背後に何があるかについて問われると「分からない」と言った。
そして、ロイターの調査に対しては「あなた方の記事は完璧だよ。非常に総体的な説明で、とても有用だ。」と付け加えた。
本日ジュネーブで行われたマスコミの説明会を傍聴しながら、チベットの精神的な指導者はロイターの記者にそう告げたのである。
1959年に中国の支配に対してチベット人が蜂起し、それが失敗して、ダライ・ラマがインドに亡命してから50年以上たつにもかかわらず、ダライラマはいまなお中国の国内に住む600万人のチベット人に相当な宗教的な権威を行使している。このことが北京をつねにいらだたせ、彼らは日常的にダライ・ラマを分離主義者と非難し、中国からチベットを分離させようとしていると責め続けている。
アメリカでISCはカリフォルニアにおいて慈善団体として登録されており、2014年以来、その広報官は「自分たちは〔ダライ・ラマに対する〕抗議運動を組織する責務を担っているが、中国共産党との関係は否定する」といってきた。
抗議運動を行う人々はチベット仏教のパンテオンの中のドルジェ・シュクデン神を崇拝するセクトの構成員である。ダライ・ラマはこの神に対する信仰を禁止し、シュクデン信者にはこの神は悪霊であると警告してきた。
ドルジェ・シュクデンの信者たちは、80才になるノーベル平和賞受賞者を自分たちを弾圧し、チベット仏教を分裂させるものと責め立ててきた。
ダライ・ラマは「私もかつては無知からこの神を拝んだことがあります。しかし、この神はとてもネガティブで有害であることに気づきました」という。
●西洋人の抗議者たち
これは非常にわかりにくい、宗教的な論争である。しかし、それは西洋にもちこまれ、ダライ・ラマが説法に向かう先々の、北米、ヨーロッパ、オーストラリアの町で、ダライラマに対する抗議運動がおきた。
大半の抗議者は西洋人の新参者であった。彼らはより少数のチベット人の信者たちと協力して、スローガンを唱え、太鼓を叩き、時にはダライラマの説法を妨げ、予定を教えた。彼らはダライラマが偏屈者でニセモノだと責め立てた。
ダライ・ラマのもっとも最近の仕事に際してはおおむね抗議はなされていない。ダライ・ラマに近い人々の話によると、今週マディソン、ウィスコンシンを訪問した間、小規模のデモがあったのみだという。
ジュネープの国連ビルの向かい側には、ダライ・ラマの話を聞くために太鼓とチベットの旗をもった数百人の人が集まった一方、ダライ・ラマにむけての抗議行動はまったくなかった。
アメリカを中心に活動するチベット人で、昨年の抗議行動の際にISCの広報官をつとめた、ソナム・リンチェンは、集団がデモを中止した理由は分からないといった。
ソナム・リンチェンは中国との関係を否定し、「抗議を続けるかどうかは決めていない」といった。彼もシュクデン信者たちもダライ・ラマのシュクデンを拝むなという要求は内外チベットにいる信者とその家族を村八分にするものだ、と主張する。ロイターはこの主張の裏を取ることはできていない。
リンチェンは「真に苦しんでいるのは難民として生きるチベット人とチベットの内にいるチベット人だ」という。
ダライ・ラマはジュネーブで「なぜ私がドルジェ・シュクデンを拝むことを辞めたかを説明するのは自分の義務だ。彼らが耳を貸そうと貸すまいとね」と言った。
●ダライ「一派」との戦い
12月にロイターは以下の報告を行った。「2014年に中国の官僚に配布された中国共産党の内部文書には、シュクデン問題を「ダライ一派との闘争における重要な戦線」と記していた。
インドとネパールを基地としてシュクデン活動を行っていた元メンバーの僧ラマ・ツェタは「中国の強力な統一戦線工作部がアンチ・ダライ・ラマキャンペーンを指示していた」とロイターに語った。
ツェタは今はアメリカにすんでおり、中国は彼や他のシュクデンの僧にアンチ・ダライ・ラマ活動を計画しまとめるように金銭をわたしたという。彼は中国が抗議活動に金をだしたという文書による証拠を提出することはできなかった。
ロイターの調査はまた、「〔シュクデンの〕抗議が非常に執拗なので、アメリカ、インドそのほかの情報機関はシュクデンがダライラマの安全に脅威となると警告していた」という内部文書も明らかにした。昨年、二度にわたり行われたダライ・ラマのイギリス訪問に先立って、イギリスのダライラマ・法王事務所の代表は安全評価を行った。
シュクデンの信者たちが、共産党の支援を受けていたことについてロイターが中国外務省に問い合わせると、中国外務省は「ダライラマは宗教上の専制を行っている」と応えた。
12月のロイターの調査記事はこちらをご覧ください。
http://dalailamajapanese.com/webcasts/post/350-
いにしえは、施主が高僧にお布施をはらって説法会を組織し、多くの人が高僧の教えにふれられるようにして、功徳を積んだものであるが、今や仏の教えは何カ国語にも訳されて電脳空間で聞くこともできて、電脳空間が封鎖されている中国人以外はどこでもその教えに触れられる。あとは聞く気になる心構えだけ。
さて、朗報です。ダライ・ラマ法王の行く先々でアンチ・ダライ・ラマ・デモを行っていた某団体が、背後に中国共産党がいることをロイター通信に暴かれた後、解散を表明した。幸いにも日本ではこのグループの活動は上陸していなかったが、欧米ではかなり悪目立ちをしていた。
かねてから「この運動の背後には中国政府がいる」とささやかれていたが、確固たる証拠がでないのに中国政府が背後にいるとかいうと、「日本のチベット支援者はアメリカから金銭をもらっている」などという陰謀論者と同じになってしまうので、疑わしきは罰せずと黙っていた。しかし、この抗議する人たち、異様に阿Q臭がするし、タイムズ・スクエアにダライ・ラマを批判するカンバンをだすなんてただの仏教集団にしてはお金がありすぎるとは思っていた。
そしてロイター通信によって彼らはまっくろなことが判明した。
では、以下にロイターの記事を翻訳します。原文はこちらをごらんください。
アンチ・ダライラマデモをしかけていた仏教集団が解散
2016年5月11日 ロイター
ジュネーブ、DAVID LAGUE AND STEPHANIE NEBEHAY
ダライ・ラマをしつこく追い回していた集団が中国が裏にいることをロイターに暴露されたとたんに解散。
ダライラマ14世に対して世界中でいやがらせキャンペーンを繰り返してきた仏教集団が、自らのウェッブサイトに「デモを停止し解散する」と告知した。
12月に「ダライラマが訪問するほとんどすべての国でダライラマに対してなされてきた抗議の背後には、仏教セクトがあり、このセクトは中国共産党が支援している」とのロイターの調査がでた後、この告知が出された。ロイターは「このセクトはチベットの精神的な指導者の評判をおとすための中国のキャンペーンの主要な手段となっていた」と明らかにした。
このセクトは国際シュクデン・コミニュティ(ISC)といい、このセクトの代表はウェッブサイト上の告知文の中で「ダライラマに対するアンチ・デモを組織することを完全にやめると決定した。」とのべ、何の説明もないまま、「3月10日以後、ISCとそのウェッブサイトは閉鎖する」と付け加えた。
この日付のないメッセージはISCの広報レン・フォーレイ(Len Foley)の名の下にだされた。このセクトの初期の出版物に記載されていたフォーレイの電話番号にかけると、現在は不通である。
香港を拠点とするISCの広報ニコラスピット(Nicholas Pitts) にコメントを求めたが返信はなかった。
ダライ・ラマはISCが解散したことについて気づいており、告知文の背後に何があるかについて問われると「分からない」と言った。
そして、ロイターの調査に対しては「あなた方の記事は完璧だよ。非常に総体的な説明で、とても有用だ。」と付け加えた。
本日ジュネーブで行われたマスコミの説明会を傍聴しながら、チベットの精神的な指導者はロイターの記者にそう告げたのである。
1959年に中国の支配に対してチベット人が蜂起し、それが失敗して、ダライ・ラマがインドに亡命してから50年以上たつにもかかわらず、ダライラマはいまなお中国の国内に住む600万人のチベット人に相当な宗教的な権威を行使している。このことが北京をつねにいらだたせ、彼らは日常的にダライ・ラマを分離主義者と非難し、中国からチベットを分離させようとしていると責め続けている。
アメリカでISCはカリフォルニアにおいて慈善団体として登録されており、2014年以来、その広報官は「自分たちは〔ダライ・ラマに対する〕抗議運動を組織する責務を担っているが、中国共産党との関係は否定する」といってきた。
抗議運動を行う人々はチベット仏教のパンテオンの中のドルジェ・シュクデン神を崇拝するセクトの構成員である。ダライ・ラマはこの神に対する信仰を禁止し、シュクデン信者にはこの神は悪霊であると警告してきた。
ドルジェ・シュクデンの信者たちは、80才になるノーベル平和賞受賞者を自分たちを弾圧し、チベット仏教を分裂させるものと責め立ててきた。
ダライ・ラマは「私もかつては無知からこの神を拝んだことがあります。しかし、この神はとてもネガティブで有害であることに気づきました」という。
●西洋人の抗議者たち
これは非常にわかりにくい、宗教的な論争である。しかし、それは西洋にもちこまれ、ダライ・ラマが説法に向かう先々の、北米、ヨーロッパ、オーストラリアの町で、ダライラマに対する抗議運動がおきた。
大半の抗議者は西洋人の新参者であった。彼らはより少数のチベット人の信者たちと協力して、スローガンを唱え、太鼓を叩き、時にはダライラマの説法を妨げ、予定を教えた。彼らはダライラマが偏屈者でニセモノだと責め立てた。
ダライ・ラマのもっとも最近の仕事に際してはおおむね抗議はなされていない。ダライ・ラマに近い人々の話によると、今週マディソン、ウィスコンシンを訪問した間、小規模のデモがあったのみだという。
ジュネープの国連ビルの向かい側には、ダライ・ラマの話を聞くために太鼓とチベットの旗をもった数百人の人が集まった一方、ダライ・ラマにむけての抗議行動はまったくなかった。
アメリカを中心に活動するチベット人で、昨年の抗議行動の際にISCの広報官をつとめた、ソナム・リンチェンは、集団がデモを中止した理由は分からないといった。
ソナム・リンチェンは中国との関係を否定し、「抗議を続けるかどうかは決めていない」といった。彼もシュクデン信者たちもダライ・ラマのシュクデンを拝むなという要求は内外チベットにいる信者とその家族を村八分にするものだ、と主張する。ロイターはこの主張の裏を取ることはできていない。
リンチェンは「真に苦しんでいるのは難民として生きるチベット人とチベットの内にいるチベット人だ」という。
ダライ・ラマはジュネーブで「なぜ私がドルジェ・シュクデンを拝むことを辞めたかを説明するのは自分の義務だ。彼らが耳を貸そうと貸すまいとね」と言った。
●ダライ「一派」との戦い
12月にロイターは以下の報告を行った。「2014年に中国の官僚に配布された中国共産党の内部文書には、シュクデン問題を「ダライ一派との闘争における重要な戦線」と記していた。
インドとネパールを基地としてシュクデン活動を行っていた元メンバーの僧ラマ・ツェタは「中国の強力な統一戦線工作部がアンチ・ダライ・ラマキャンペーンを指示していた」とロイターに語った。
ツェタは今はアメリカにすんでおり、中国は彼や他のシュクデンの僧にアンチ・ダライ・ラマ活動を計画しまとめるように金銭をわたしたという。彼は中国が抗議活動に金をだしたという文書による証拠を提出することはできなかった。
ロイターの調査はまた、「〔シュクデンの〕抗議が非常に執拗なので、アメリカ、インドそのほかの情報機関はシュクデンがダライラマの安全に脅威となると警告していた」という内部文書も明らかにした。昨年、二度にわたり行われたダライ・ラマのイギリス訪問に先立って、イギリスのダライラマ・法王事務所の代表は安全評価を行った。
シュクデンの信者たちが、共産党の支援を受けていたことについてロイターが中国外務省に問い合わせると、中国外務省は「ダライラマは宗教上の専制を行っている」と応えた。
12月のロイターの調査記事はこちらをご覧ください。
COMMENT
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2016/05/17(火) 18:22 [EDIT]
| | 2016/05/17(火) 18:22 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
●
シラユキ | URL | 2016/05/17(火) 23:01 [EDIT]
シラユキ | URL | 2016/05/17(火) 23:01 [EDIT]
>マサムネさん
三月十日はこの場合、チベット蜂起記念日であることが重要だと思いますよ。あと、現代の日本人にとってこの日は陸軍記念日よりは東京大空襲の日という方がしっくりくるかもしれません。チベット日本ともに破邪というよりは、厄災の日ですよ。
>中川さん
ご指摘ありがとございます。なおしておきました。
三月十日はこの場合、チベット蜂起記念日であることが重要だと思いますよ。あと、現代の日本人にとってこの日は陸軍記念日よりは東京大空襲の日という方がしっくりくるかもしれません。チベット日本ともに破邪というよりは、厄災の日ですよ。
>中川さん
ご指摘ありがとございます。なおしておきました。
●
マサムネ | URL | 2016/05/18(水) 09:59 [EDIT]
マサムネ | URL | 2016/05/18(水) 09:59 [EDIT]
連中の活動(ウェブ)停止日が三月十日とは。
御存知のとおり三月十日は日本陸軍記念日(奉天会戦大勝)です。破邪大正の神威に想ひを馳せるばかりです。
さて、熊本地震における文化財保護の取組、御関心の限りで紹介いたします。
平成28年4月28日
熊本県教育庁教育総務局文化課長 様
熊本被災史料レスキューネットワーク
代表 稲葉 継陽
「平成28年熊本地震」による被災歴史資料・建造物の保全について(お願い)
今般の熊本地震におきまして被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。また、各種文化財の被害状況の把握や被災建築物に対す
る応急危険度判定を迅速に進めていただき、二次的災害の防止に努められていることに心より敬意を表します。
私ども熊本被災史料レスキューネットワーク(熊本史料ネット)は、この非常事態において、消失・廃棄の危機に瀕している歴史資料を少しで
も保存・救出するために結成された任意団体です(詳細は別紙参照)。結成直後に貴課とも協力体制を構築しておりますが、今後も文化財保
護の活動支援に尽力してまいる所存です。
つきましては、今後さらなる文化財の破損消失や歴史資料の散逸を防止するため、各市町村におかれましても下記事項にご留意いただきたく、
お願い申し上げる次第です。趣旨をご理解いただき、市町村教育委員会を通じて文化財関係各部署、文化財保護委員等の方々、及び住民の方
々に周知を図っていただければ幸いです。
今後とも、熊本史料ネットの活動に対し、なにとぞご理解とご協力をお願いいたします。
記
(1)貴自治体内における建物解体や災害ごみ廃棄などの復旧活動に際しては、その中に貴重な歴史資料(未指定文化財も対象)が含まれてい
ないか十分にご配慮ください。
※歴史資料とは古文書や近現代の記録、書画などの巻物・掛軸などを指します。
(2)危険度判定により、「要注意」あるいは「危険」と判断された歴史的建造物であっても復旧可能な可能性があるため、決して即座に取り
壊さないでください。また、その際には被災建造物内に保管されている歴史資料の保全にもご配慮ください。
※文化庁は、東日本大震災時に国土交通省に対して照会を行い、回答を得ています。 これによれば、国土交通省は、危険度判定とは、余震な
どによる二次的被害を防止するため、倒壊の危険性や外壁・窓ガラスの落下などの危険性を判定するためのものであり、一律かつ即座に取り
壊しを求めるものではないとしています。
(3)被災した建造物の内部に、美術工芸品や古文書などがあると思われる場合は、ブルーシート等を使用してできるだけ雨露がしのげるよう
に御配慮ください。
(4)その他、被災文化財の取り扱いでお困りのことがございましたら、私どもまで情報をお寄せいただき、ご相談くださいますようお願い申
し上げます。
≪連絡先≫
熊本被災資料レスキューネットワーク事務局
(熊本大学文学部附属永青文庫研究センター内)
電話:096-342-2304 FAX:096-342-2272
情報は以上です。
御存知のとおり三月十日は日本陸軍記念日(奉天会戦大勝)です。破邪大正の神威に想ひを馳せるばかりです。
さて、熊本地震における文化財保護の取組、御関心の限りで紹介いたします。
平成28年4月28日
熊本県教育庁教育総務局文化課長 様
熊本被災史料レスキューネットワーク
代表 稲葉 継陽
「平成28年熊本地震」による被災歴史資料・建造物の保全について(お願い)
今般の熊本地震におきまして被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。また、各種文化財の被害状況の把握や被災建築物に対す
る応急危険度判定を迅速に進めていただき、二次的災害の防止に努められていることに心より敬意を表します。
私ども熊本被災史料レスキューネットワーク(熊本史料ネット)は、この非常事態において、消失・廃棄の危機に瀕している歴史資料を少しで
も保存・救出するために結成された任意団体です(詳細は別紙参照)。結成直後に貴課とも協力体制を構築しておりますが、今後も文化財保
護の活動支援に尽力してまいる所存です。
つきましては、今後さらなる文化財の破損消失や歴史資料の散逸を防止するため、各市町村におかれましても下記事項にご留意いただきたく、
お願い申し上げる次第です。趣旨をご理解いただき、市町村教育委員会を通じて文化財関係各部署、文化財保護委員等の方々、及び住民の方
々に周知を図っていただければ幸いです。
今後とも、熊本史料ネットの活動に対し、なにとぞご理解とご協力をお願いいたします。
記
(1)貴自治体内における建物解体や災害ごみ廃棄などの復旧活動に際しては、その中に貴重な歴史資料(未指定文化財も対象)が含まれてい
ないか十分にご配慮ください。
※歴史資料とは古文書や近現代の記録、書画などの巻物・掛軸などを指します。
(2)危険度判定により、「要注意」あるいは「危険」と判断された歴史的建造物であっても復旧可能な可能性があるため、決して即座に取り
壊さないでください。また、その際には被災建造物内に保管されている歴史資料の保全にもご配慮ください。
※文化庁は、東日本大震災時に国土交通省に対して照会を行い、回答を得ています。 これによれば、国土交通省は、危険度判定とは、余震な
どによる二次的被害を防止するため、倒壊の危険性や外壁・窓ガラスの落下などの危険性を判定するためのものであり、一律かつ即座に取り
壊しを求めるものではないとしています。
(3)被災した建造物の内部に、美術工芸品や古文書などがあると思われる場合は、ブルーシート等を使用してできるだけ雨露がしのげるよう
に御配慮ください。
(4)その他、被災文化財の取り扱いでお困りのことがございましたら、私どもまで情報をお寄せいただき、ご相談くださいますようお願い申
し上げます。
≪連絡先≫
熊本被災資料レスキューネットワーク事務局
(熊本大学文学部附属永青文庫研究センター内)
電話:096-342-2304 FAX:096-342-2272
情報は以上です。
● 破邪/厄災
マサムネ | URL | 2016/05/18(水) 20:58 [EDIT]
マサムネ | URL | 2016/05/18(水) 20:58 [EDIT]
う~ん。
東京大空襲:米国は陸軍の権威失墜、國民の戦意喪失を狙い陸軍記念日に空襲を決行。
蜂起:無駄だったのですかね?歴史的評価として。
いずれも伝統破壊を試みる侵略者との戦いですから、消極的評価ばかりでも無いように想います。
いずれも破壊しようとして破壊できない聖上國体の存在を忘れず今日なほ輝いている、といふ点で共通かと存じます。
東京大空襲:米国は陸軍の権威失墜、國民の戦意喪失を狙い陸軍記念日に空襲を決行。
蜂起:無駄だったのですかね?歴史的評価として。
いずれも伝統破壊を試みる侵略者との戦いですから、消極的評価ばかりでも無いように想います。
いずれも破壊しようとして破壊できない聖上國体の存在を忘れず今日なほ輝いている、といふ点で共通かと存じます。
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