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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/05/28(木)   CATEGORY: 未分類
日馬富士とダライ・ラマ
 陽気がいいせいか、北朝鮮がイカレている。

 ここ半世紀ずっと「ソウルを火の海にしてやる」とかいいながら、瀬戸際外交を続けてきたが、本日も元気に自分で火だねをつくって自分でせっせと扇いでいる。

北朝鮮や中国のプロパガンダ発言って、他国の元首を呼び捨てにするわ、悪魔よばわりするわ、人の話はいっこうに聞かないわ、一応シュケンがあるからみんな黙っているけど、あれ個人の発言だったら完全に病院送りのレベルだよ。
 
 かつてのCIA予測によると、北朝鮮はとっくに経済破綻で滅びているはずなのだが、中国様が援助しつづけていることと、朝鮮の方々が我慢強いことから、CIAの予測を大幅にうらぎって、長寿記録更新中。

 こんな長寿続かんでええがな。

 「これからはアジアの時代」とかいって東アジア共同体唱えている人とか、「欧米の人権感覚はアジアにはなじまない、朝鮮や中国を温かい目で見よう」とかいってる方々は、そのいわゆる戦略的な博愛をもって、彼らを正道に返してくれ。

 さて、気分を変えて、今日の「ダライ・ラマ」コネタ

 とある研究者のメールから教えてもらったのだが、今場所、初優勝した日馬富士はモンゴル出身の力士で、日刊スポーツによると、「普段は、信奉するチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマのお経、好きな音楽などをイヤホンから聴きながらウオーミングアップする。」そうです。

 そう、チベット仏教は13世紀にモンゴルに流入し、以来、元朝の崩壊、社会主義政権による弾圧などを幾度か絶滅の危機に会いつつも、シャーマニズムに並ぶモンゴル人の基層宗教である。
 とくに、モンゴル本土で民主化が実現した後、チベット仏教に対する信仰は急激に復活して、モンゴルアイデンティティの一角を形成している。中国支配下の南モンゴルでも、急速な漢化にさらされたモンゴル人たちは、チベット仏教を漢人と自分たちをわけるアイデンティティの一つとみなしてほそぼそと信仰している。

 実は近代以前のモンゴル人の名前はそのほとんどがチベット名でつけられていたくらい、モンゴル人の信仰はあつかった。だから、この日馬富士のエピソードも全然普通である。

 一つ悲しい話をすれば、中国の圧力により、モンゴル本土にはダライ・ラマは入国できない。だから、ダライ・ラマが日本にくると、モンゴル人たちは日本のあちこちから、一家を挙げて東京の講演会場にやってくる。彼らの敬虔な姿を見ると、明らかに「癒されたくて」集まってくる日本人とは異なり、モンゴル人はもっとガチでまじめで、「信仰を捧げる」といったカンジ。

 ここからも、チベットとモンゴルの長い交流の歴史を感じることができる。

 またまた話かわって、5月25日の朝日新聞の朝刊の「ひと」欄にの「雪の下の炎」の監督、楽真琴さんがとりあげられていました。

 朝日新聞もこの一年で本当に変わりました。
 今朝の朝刊にも、「四川大地震一年目に遺族たちがなくなった子供の追悼をしようとしたら、武装警察に阻まれ、武装警察と一緒にいた土地のドチンピラに脅された」みたいな内容の特派員報告がのっていたりして、朝日は着実に変わっています。

 これからもほめてのばしていきましょう(笑)。
 
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COMMENT

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ゆず | URL | 2009/05/29(金) 01:46 [EDIT]
中国は、上海万博が終わったら北朝鮮に介入する可能性が高いそうですよ。 早くクーデターや革命でも起きてほしいとも思いますけど、将軍様がいなくなったらなったで、内戦状態になりそうで恐ろしいですね...。 中国やロシアにとって北朝鮮は「あまりにも育ち過ぎた子供」みたいなものなのでしょう...。 日馬富士がダライ・ラマのファンである事は、日曜のサンスポにも取り上げられていました(笑)。 モンゴルとチベットは、檀家と寺の様な関係だったと聞きます。社会主義を経験してもなお、チベット仏教の信仰が続いてる事は素晴らしいです。民族の英雄や精神的に支えになる物があるなんて羨ましいです。 日本人は?総理大臣を叩きまくり、天皇制を否定する人までいる。朝日やTBS、毎日...。戦後、徹底的な自虐史観を押し付けられ病み続けている。 スピリチュアルカウンセラーや新興宗教に簡単に騙される。 まるで迷える子羊のよう
● 今原子力発電に関する本を読んでいる途中なのですが
モモ@大東 | URL | 2009/05/29(金) 18:17 [EDIT]
どこの国でも核は持つべきものじゃないというのが持論です。
>「癒されたくて」集まってくる日本人とは異なり、モンゴル人はもっ>とガチでまじめで、「信仰を捧げる」といったカンジ。
自分の中でもチベット密教の中に「癒されたい」と
他力本願な気持ちが存在することに気付きました。
真の幸福は、他者の幸福を願える心にあると思います。
北朝鮮さん、中国さん、そこのところくれぐれもよろしく。

けい@FreeTibet | URL | 2009/05/30(土) 01:39 [EDIT]
その朝日新聞の記事、私が喜びそうだと知人が切り抜いてもってきてくれたんですが、「映画がどこでいつまで上映してるか書かれてないんです」と残念がってました。
商業的に色々とあるのかもしれませんが、朝日さん、がんばって~!

manuel | URL | 2009/05/30(土) 08:51 [EDIT]
北朝鮮は今回の核実験とミサイル実験で2、3年間は国民を腹イッパイにさせておくだけの金を使ったそうです…ある意味国による無駄使いの究極形態ですよ…(苦笑)

モンゴル人もチベット人もお互いを兄弟と呼ぶほど同胞意識を持ってますよね。少し前に聞いたことですが朝青龍も法王様を「偉大な我が師」と言ってました。ちなみに一時期問題起こして帰国していた際、彼はラマ僧のケアを受けていたそうです。

ゆず | URL | 2009/05/31(日) 14:16 [EDIT]
新疆ウイグル自治区の核実験場とチベットの核に関する記事を見つけました。
軍事的にも重要な場所なので、中国がどうしても手放せない理由が分かります。

産経 ロプノール核実験場
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090430/chn0904301904007-n1.htm

ダライ・ラマ法王日本事務所 チベットの核
http://www.tibethouse.jp/atomic/index.html
● 金さんの仮想敵国大賞
宰相 | URL | 2009/05/31(日) 17:37 [EDIT]
>陽気がいいせいか、北朝鮮がイカレている。
後継者争いが絡んでいるからではないでしょうか。どの組織でも跡目相続は一番揉めるということは、宰相の280年しか生きていない乏しい人生経験からも十分いえます。


>だから、ダライ・ラマが日本にくると、モンゴル人たちは日本のあちこちから、一家を挙げて東京の講演会場にやってくる。

東京が今や、モンゴル人がチベット仏教の最高指導者と直接お会い出来るフリースペースとは、時代は変わりましたね。昔なら孫文とか周恩来をはじめ、国民党や中共の天国だったのに。もっとも、未だに連中の「スパイ天国」(by中曽根(禿))ではありますが。

シラユキ | URL | 2009/06/01(月) 10:53 [EDIT]
>ゆずさん
日本人の迷い方はたしかに半端じゃないですね。識者と言われる人ですら、考え方が混線してて、なおかつ、何も判断しないというすさまじさ。で、論理的・理性的に思考するのは欧米風、と称して、アジア的に感情プロパガンダを繰り返すその姿には哀れさすら覚えます。

>モモさん
「癒される」というのは、非常に他律的・受動的・消費的で、おそらくは悩みの根本的な解決にならないでしょう。もちろん癒されることによって、気分をかえて、悩みを吹き飛ばすことはできますが、その場合状況を克服するのはその人の意志です。

>けいさん
今はネット検索もありますから、きっとあの記事を読んで少しはお客様増えますよ。何より朝日を読む「識者」に情報がいくことに意味があるんですよ。

>manuelさん
 昔も日本は「ほしがりません勝つまでは」とかいって耐乏生活に耐えていたけど、そもそも「勝たなければならない」状態を作り上げているのが、自分の国の指導者だってところに思いつかないのが、ダメ国家に生まれた国民のかわいそうなところ。


>宰相くん
金さんの仮想敵国大勝ワロタW。跡目相続って言葉、あの粗暴な国にはぴったりどすね。
● 管理人のみ閲覧できます
| | 2009/06/01(月) 13:06 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

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