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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2020/01/19(日)   CATEGORY: 未分類
リンリン7世が来日します
 リン=リンポチェ7世(以下リンリン)が来日される。当代7世は1985年生まれの35才であるが、この方はとにかく前世がすごい。先代リンリン6世は、ダライラマ14世が6才のみぎりから、リンリン6世が亡くなる1985年まで42年にわたりダライラマ14世の師僧として、一番身近でダライラマを導き教育してきた大学僧なのである。
リンリン6

 1959年に24才のダライラマ14世は中国からインドに亡命し、チベット本土は中国の完全占領下に入った。
ダライラマの属する宗派ゲルク派の本山であるガンデン大僧院は徹底的に破壊しつくされ、当時の95代ガンデン座主(ゲルク派の最高位僧)は1964年に中国の牢獄で亡くなった。その直後に始まった文化大革命の間、僧侶は還俗するか、牢獄に入るかを選ばされチベット文化の根幹をなす仏教は壊滅した(今あるものは別の建物に転用されてかろうじて残ったか80年代以後に再建したもの)。

 ダライラマ14世は、亡命直後より、長期戦を覚悟し、難民となった僧侶たちに今まで通り仏法の研究を行うように命じた。その後、インド各地に居留地が形成され、その中心には学校と僧院を配置し、この二つによってチベット難民たちは異国の地でチベット人性を保っている。ガンデン大僧院もインドのカルナタカ州に再建された。
 このチベット仏教復興の流れの中で、96代のガンデン座主に即位したのが、何を隠そうリンリン6世であった。

 本来ガンデン座主には任期があったのだが、リンリンはダライラマの師僧ということであまりにも偉すぎるので、任期ははずされ、次期ガンデン座主のポストであるチャンツェ法王・シャルツェ法王の座も、それが存在することがリンリンに対して失礼だということで、廃止された。リンリン6世は疑いなくダライラマが最も尊敬していた師僧であった。猊下のあの愛に満ちた性格と仏教に対する該博な知識はリン・リンポチェもその形成に深くかかわっていらっしゃるわけで我々にとっても非常に恩のある方である。
Ling-Rinpoche.jpg

1985年生まれの当代のリンリン7世は、その前世からの強い縁により、ダライラマ14世自らが識別し・認定し、沙弥戒・具足戒もすべて手づから授けた。5才で三大僧院のうちの一つデプン大僧院ロセルリン学堂に入門し、2016年に仏教博士号を取得し、翌4月には密教を学ぶためにギュトー大僧院に入門した。チベットの僧院では博士号を取得した僧侶には、教育者になる、隠棲者になる、上の位階をめざすため密教の修行を行うという三つの道が示されるのだが、ギュト密教学堂に入門したリンリンはつまり、上をめざすコースにのっている。

 チベットでは著名な転生僧でかつ博士の学位をとれる頭脳をもった僧侶は、その知名度と頭脳で人々を集めることが期待できるため、伝道にいくことが推奨される。なので、とびきり有名な前世をもつリンリンも、博士号を取得した2016年以後、イスラエル、モンゴル、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、日本など各地をまわって法話会をしている。

 つまりリンリンは同世代のクンデリン=リンポチェとともに、ゲルク派の若手のホープなのである。来日の詳細は以下をご覧ください。転生者に選ばれた経緯などをお話されるそうで、転生僧文化に目のない私はここは聞きに行かねばと思っています。

●『リン・リンポチェ7世来日と在日チベット人とチベット支援者の会』のご案内
◆日時:2020年2月9日(日)15時~16時
◆ 会場:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)
◆ 会費:無料
◆ 主催:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)
申し込みはこちらから 

●リン・リンポチェ師7世による勉強会『先代のリン・リンポチェの転生者として認定された際の方法』および『慈悲の心を高める瞑想の方法と実践』のご案内
◆日時:2020年2月11日(火) 10時~15時30分
◆ 会場:大本山 護国寺 桂昌殿
◆ 参加費:午前の部:5,000円  午後の部:5,000円
◆ 主催:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン)
◆ 協力:大本山 護国寺
申し込みはこちらから 
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