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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2019/06/17(月)   CATEGORY: 未分類
サカダワの食卓(手抜き)
チベットでは仏様が生まれ、覚りを開かれ、亡くなられた月はいずれもチベット暦4月であり、この聖なる月に積まれた善行は他の月に比べてン万倍になると言われているため、菜食したり、聖地を巡礼をしたり、布施をしたりで盛り上がる季節である。

 今年は西暦6月4日よりサカダワ月に入った。6月6日は先代の二回目の命日であるため、4日からつきあいの外食以外はベジにしている。ただし、ダシまでは徹底していないのでへたれベジである。料理に興味のない自分は、この期間、ベジ用のカレーとか、ラーメンのレトルト食品に、ゆば、豆腐、納豆など大豆製品を食べているだけなので、食事の準備が異様に楽である。バンザイ。
サカダワjpg

みんなもやろう! 楽だよベジ。
サカダワ2


 サカダワにはいって三日目に先代の命日がきた(二年目)。今年の命日は去年のような不思議なこともなく、淡々と過ぎていった。卒業生のTくんが命日のお花を届けてくれたのでお墓にお供えし、先代と過ごした過去の日々を思う。ちなみに、2世は自立心が強く、指よりも文字通り頭に乗る、頭・肩のりインコになりつつある。何とかせねばホトトギス。
三回忌

そして、16日の本日は満月。サカダワの満月の日は一番功徳が増える日なので、この日は例年、NPO、NGOへの寄付をする。

 人間の活動によって生じた地球温暖化は異常な夏の暑さと豪雨・台風被害をもたらしているばかりか、ものすごい速さで地球上の生物を絶滅においやっている(BBC5月7日の記事)。なので、もともとWWFの会員なので寄付がラクっちゅーことでWWFの"南米の海をまもるための「イルカが教えてくれること」プロジェクトに寄付。そして、これも毎年恒例であるが日本野鳥の会に「野鳥の密猟や違法な販売を防止し、輸入の禁止を求める活動」に寄付。希少なインコを密林から誘拐してくるな!

 ちなみに、ダライラマ法王は、チャールズ皇太子が運営する熱帯雨林保護プロジェクトのCMにでていることが示すように、人間の活動が地球を破壊しつつあることに早くから警鐘をならし、COP24の会議が行われるたびに参加者にメッセージを発信している。

 ここで印象に残っているダライ・ラマの環境発言をいくつか。同じ文脈で同じ内容の発言を何度もされているので覚えたことなので、正確なソースは提示しませんが、大たいこんなところだと思います。

「私達には地球しかないのです。地球がだめになったからよそに住むとかできないのです。だから、みなで協力して地球の環境を保全していかねばなりません。」

「人間が作り出した問題は人間が解決できるはずです。」

「社会のリーダーたちは浪費をみせびらかすのではなく、率先して質素な生活を送り、みなの手本になるべきです。」

「私たちは自分の利益になると思い込んでいるものを、他人のことを意に介さずにがむしゃらに求め続け、他人ばかりでなく自分自身をも傷つけてしまうことになります。この事実は今世紀に入ってよりはっきりとしてきました。たとえば、核戦争を今起こしたら、それはそのまま自殺行為です。あるいは、目先の利益を求めて大気や海を汚染すれば、それは私たちの生存の基盤を破壊していることになります。個人や国家の相互依存(縁起)の度合いが増加しつつある現在、私が「普遍的責任感」(増上意楽)と呼ぶものを育てていく他、残された道はありません。」


最新のダライ・ラマの環境問題へのコミットメントを示した記事をいかにはっときます。

ダライ・ラマ法王、環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに支援を表明
2019年5月31日

インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラ

ダライ・ラマ法王は、わずか16歳のスウェーデンの環境活動家の少女、グレタ・トゥーンベリさんに書簡を送り、私たち全員が気候変動の危機に直面していることに、更なる関心を高めるべく懸命に取り組んでいることへ深い感謝の念を表明された。

「貴方が、若者たちに共に声をあげるよう呼びかけている様子を見て、私は大変勇気づけられました。貴方は、気候変動についての科学的合意と対策の緊急性に対して人々を目覚めさせているのです」

「私もまた、環境保護を熱烈に支持する者です。ご存知のように、われわれ人間は地球を破壊する力を有する唯一の生物です。しかしながら、地球を破壊する力があるならば、地球を守る力もまたあるはずなのです」

「貴方が、われわれの唯一の棲み家である地球を守ることの緊急性に世界中の人々の目を開いたことは、じつに勇気づけられることです。同時にあなたは、あなたと同世代のきわめて多くの兄弟姉妹に対しても、こうした運動に参加する勇気を与えているのです」

法王は最後に、トゥーンベリさんの取り組みに対する支援を表明されるとともに、祈りを捧げられた。
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