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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2018/11/05(月)   CATEGORY: 未分類
日本メディアが来日前のダライラマ法王にインタビュー
インド担当の記者さんがみなでスクラムくんでインタビューしたみたい。「二年前にガンがみつかったけど今はなおった」って、なるほどだから去年はいろいろセーブしていたんだ。
以下、各社の記事をはりっぱなしで、いきます。

●「転生制度」廃止に言及…ダライ・ラマ14世 11/5(月) 21:25配信 読売新聞

 【ダラムサラ(インド北部)=田尾茂樹】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(83)は5日、チベット亡命政府があるダラムサラで読売新聞などと会見し、自身の後継について「高僧の間で選べばよい」と述べ、生まれ変わりとされる人物を探し出して後継者とする伝統的な「転生(生まれ変わり)制度」の廃止の可能性に言及した。後継者を選ぶ制度のあり方に関する決定権は中国政府のみにあるとする同政府をけん制する狙いだ。

 ダライ・ラマは代々、「転生」によって地位が継承されてきた。ただこの方法では、1959年の「チベット動乱」でインドに亡命したダライ・ラマを「国家分裂主義者」とみなす中国政府が、中国側に都合のよい後継者を独自に選定してチベット統治に利用する可能性が指摘されている。

●ダライ・ラマ「後継者は民主的に決める」 中国を牽制か 11/5(月) 20:11配信 朝日新聞デジタル

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(83)は5日、今月来日するのを前に亡命政府のあるインド北部ダラムサラで朝日新聞などと会見し、自身の後継者についてはチベットの人々が民主的に選ぶべきだとの考えを示した。早ければ今月末にダラムサラで始まる高僧らによる会議で議論が始まると明らかにした。

【写真】インタビューに応じるダライ・ラマ14世=2018年11月5日、ダラムサラ、奈良部健撮影

 チベット仏教には、すべての生き物は輪廻(りんね)転生するという考えがある。観音菩薩(ぼさつ)の化身とされるダライ・ラマは、その死去後に生まれ変わりの少年を捜して後継者にする伝統が数百年続いてきた。ただ、この方法だとチベット亡命政府を敵視する中国政府が都合の良い後継者を選び、チベット統治に利用する懸念がある。

 ダライ・ラマは「ダライ・ラマ制度は古い制度」と指摘。「私は民主主義の信奉者だ」と述べた上で、「制度を存続させるか否かは、チベットの人々が決めるべきだ」と語った。さらに、「多数の人々が存続したいとなれば、次の問題は後継者をどう選ぶかだ」とし、「ローマ法王が枢機卿らによって選ばれるような制度も可能だ」と話した。

 ダライ・ラマが後継者選びに「民主主義」を強調するのには、中国政府を牽制(けんせい)する意図もあるとみられる。一方、自身が後継者を選ぶ方法や現行の輪廻転生を続ける選択肢も否定せず、決めるのは「チベットの人々次第だ」とした。

 ダライ・ラマは「数年前にインドの病院で前立腺がんが見つかった」とも明らかにした。「放射線治療をして完治した」と述べたが、健康面での状況も後継者選びの議論を始める背景にあるとみられる。(ダラムサラ=奈良部健)

●<ダライ・ラマ14世>後継者、高僧らによる選出も選択肢 11/5(月) 18:18配信 毎日新聞
毎日新聞など日本メディアと会見したダライ・ラマ14世=インド北部ダラムサラで5日、松井聡撮影

 【ダラムサラ(インド北部)松井聡】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(83)は5日、インド北部ダラムサラで毎日新聞などと会見した。後継者の選出方法について「ローマ法王のようなシステムも可能だ」と述べ、バチカン(ローマ法王庁)をモデルに、高僧らによる選出も選択肢となると述べた。自身による「生前指名」や、現行の輪廻転生(りんねてんしょう)を継続する可能性も否定せず、「チベット人が方法を決めるべきだ」とも語った。

 高僧や学者らによる後継者選出を選択肢にした理由について「(輪廻転生を含めた)ダライ・ラマ法王制度自体が古いと感じている。(多数決で決める)民主主義を尊敬している」と説明した。輪廻転生では、伝統的に少年が後継者に選ばれてきたが、「(人生経験を積んだ)20代程度の成人が好ましい」との認識も示した。

 「2年前にがんが見つかったが、放射線治療を受けて完治した」と健康状態は良好だと強調し、後継者選出方法を決定する時期について「私がとても年をとった時にダライ・ラマ制度の存廃を含めてチベットの人々に尋ねる」と述べた。選出方法については今月29日から予定される高僧の定例会議でも議題の一つになるとみられる。

 中国との関係に関連し「我々は自分たちを『政府』と呼んだことは一度もない。あくまでも『組織』だ」と述べ、独立を目指さない姿勢を強調。中国指導部とも連絡を取っているとし「中国の指導部は過去の抑圧的な政策は間違いだったと感じ、現実的な対応を考えている最中だ」と語った。インドと中国が関係を改善している現状についても歓迎した。

 また、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが仏教徒が多数を占める国軍から迫害された問題の解決を促すため、ダライ・ラマがアウンサンスーチー国家顧問兼外相と会談や手紙のやりとりをしたことを明かした。「彼女は『軍が問題だ』と言っていた」と述べ、解決が容易ではないとした。

●ダライ・ラマ、台湾訪問に意欲 時期は「北京から前向きなサイン出たら」 11/4(日) 18:55配信 中央社フォーカス台湾

(ダラムサラ 台北 4日)インド亡命中のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世は3日、台湾を再度訪問する意欲を示し、時期については「北京から前向きなサインが出たときだ」とした。インド北部のダラムサラで、台湾の科学者らとの量子効果に関する意見交換を終えた際に述べた。

1日から3日間の日程で開催された同イベントには、ノーベル化学賞受賞者の李遠哲氏をはじめ、計9人が参加。ダライ・ラマは閉幕のあいさつで、今回のイベントは終了したものの、ただの序章に過ぎず、今後も継続すべきだと指摘。だが、現在の中国大陸には自由がないことから、台湾の科学者らを招くことしかできず、最終的には台湾での開催になるだろうとの見解を示した。

開催のきっかけについては、米国で北京清華大の教授と出会い、同大の科学者との対話の場を設けるため、同教授が科学者として自身を招請するという約束を交わしたことだったと明かした。

ダライ・ラマは過去に3度訪台している。最後に訪台したのは2009年で、台風で大きな被害を受けた南部・高雄の被害者に祈りを捧げた。それ以降は馬英九政権の対中融和路線や蔡英文政権が慎重な姿勢を示していることから、訪台は実現できていない。

(康世人/編集:荘麗玲)
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