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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2017/01/23(月)   CATEGORY: 未分類
「真を写す」
神戸在住の写真家の緒方秀美さんが上京してこられたにあわせて、ポートレート写真をとって頂くために、船橋にいってきた。
 緒方さんは20歳で80年代のニューヨークに留学し、数々のアーティストの写真集やジャケットをてがけ、最近ではフィギュアの小塚崇彦、横綱白鴎の写真集をだされている。
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ブログはこちらです。
http://ameblo.jp/photographer-hidemi

 実は私は写真写りが悪く、とくに講演中の写真は「悪の枢軸」みたいな表情にとれて見るのもいや。くつろいでとった時のスナップ写真では自然な表情になるのだが、集合写真の一部をきりとったものはでは画素がたりずに公式のポートレートには使えない。
 
 そのように困っていたある日、チベサポの杏里さんが緒方秀美カメラマンとお知り合いであることを知り、今回の「緒方さんが上京してこられるので、とってもらいたい方、集まりましょう」イベントにのった。

 私の前はアーティストの坂東静さん。何でもオーディションに添付する写真だそうで、髪はきちんと美容院でセットし、撮影用のお召し物もカートでもちこまれて気合いがはいっていた。

 私も撮影日前、「美容院に行った方がいい」とK嬢にさとされたものの、前日一枚100円のアロエパックをしたのみで、眉毛も髪もいつものまま(ていうか生まれてこの方、ナチュラルなまま 笑)。服も普段使いのスーツ。学者のポートレートだからこれでいいのだ。

 「性格が良く見えるように」撮してください。と頼み込む。 

 ここでなぜ私が良い人に見えるようにこだわったのかは、やはりダライ・ラマ法王が関係している。

 来日の際にダライ・ラマ法王の写真をとった某カメラマンの方がこうおっしゃっていた。

「私はいろいな方のポートレートをとってきましたが、人によっては百枚とっても一枚くらいしか感じのよい写真がとれない場合もあります。しかし、ダライラマ法王は何枚とってもどの写真もきまっている。もちろん目をつぶったりとかはあるけれど、いわゆるヘンな顔とか、悪い顔とかが一枚もないのがすごい」

とおっしゃられていた。

 これを聞いた時、私の写真写りがわるいのは、法王のようにオープン・マインドでないからだと気づいた。そして、いつでもどこでもどのようなカメラでとられようとも、慈母のような表情になるように心を綺麗にせねばと思った。


 いつか、何枚とっても捨てる写真がない境地に達してみたい。オープン・マインドでコンパッションが鍵なんだろうな。

 写真をとったあと、そのまま曙橋のチベット・レストラン、タシテレに向かい、三年有志とチベット鍋(ギャコク)を囲んだ。
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チベット鍋は羊肉・鶏肉・豚肉・豆腐、見えないけどこの下に野菜がたくさん入っています。限定一日一食なので、みな予約してから行こう。

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