高知でチベット
今日は護国寺さまはbTibet09だけど、自分は高知チベットまつりにお呼ばれしてしたので、高知の名刹竹林寺にいく。
「講演の準備はしたしー、あとは文殊菩薩の聖地だから、スピリチュアルなドレスコードはやっぱヤマンタカ(文殊の忿怒形)かしら、ヤマンタカの数珠ももっていかなきゃね、これで準備ばんたーん」
で羽田空港に向かう電車の中で「さて、JALかANAかと確認しよう」と鞄をさぐるも、飛行機のチケットがない。忘れてきている!
「スピリチュアルなドレスコードとかいう前にチケット持てや!」と自分に激しくつっこむも、取りに戻る時間はなし。
しかも、家を出るときわたしはケータイダンナに貸してもらおうとしたら、ダンナは「いらないよ」とかいって貸してくれなかっため、連絡もとれない。仕方ないので公衆電話を探して
私「飛行機のチケット忘れた。現場でかけあってみるから、JALかANAかだけでも教えろ」といったら
ダンナ「JAL」
羽田空港駅はJALとANAでターミナルがちがう。自分ののっていた乗車位置がANA側だったので、JAL側に走る。カウンターにつくと、券の再発行のカウンターに並べという。で、聞くと私の名前がないという。隣に座るはずのルントクさんの名前もない。もしやと思い、もう家に一度をかけてみると
ダンナ「ごめんANAだった」
ANAは35分発なのにすでに15分過ぎている。
私「ゴルァ、もう出発時間十五分きっとるわい。どれだけターミナル離れていると思っているんだ。もうだめかもしれん」と怒鳴って、電話をたたっ切って走る。鬼の行相で走ったよ。
ANAのカウンターについて、ダメモトで「切符忘れました。高知です。何とかのせてください」とANAのおねいちゃんにすがりつく。たぶんここでもう25分すぎてた。
「ご案内十五分をきっておりご案内はしめきっています。一応確認がとれましたのでチケットはだしますが搭乗口が70と遠いので、乗れない可能性もありますがそれでもよろしいですか」といわれたので
私「走ります」
で、自分走ったね。全速で。搭乗口70は本当に遠かった。
ぜいぜいいいながら席に着くと隣のルントクさんが
ルントクさん「先生もうこないかと思ってましたよ」
私「私も今ここにいるのが奇跡としか思えません。チケット忘れた上に、間違ってJAlのカウンターにいってたんですよ」
ルントクさん「ああ、ターミナル違いますもんね。私四国二回目ですが、この前にきたとき飛行機乗り遅れたんですよ。チケット忘れたこともありますははは」
私「じゃあ自分幸運でしたね。」
レベルの低い会話だ。
で、帰りはJALだったんだけど、同じようにチケット忘れたにもかかわらず、ANAではすぐにだしくれたチケットがJALではその場でチケットを買いなおしさせられ、あとで払い戻すというシステム。420円の手数料もとられる。ANAにくらべJALは融通が利かないときいていたが、たしかにそう。その場で本人確認して再発行すれば、事務手続きもへるのに。だから赤字になるんだと納得。
話を戻して、行きの機内。ルントクさんと対談の打ち合わせをしようとしたら、ルントクさんは「まあでたとこでいきましょう」みたいな感じなので、もっぱらチベット界ウラ話に花を咲かす(くろっ)。
で、高知は龍馬空港につく。会場はあの文殊菩薩の聖地五台山の日本版、竹林寺。ちゃんと山の上にある。最初は亡命政府製作の、チベットのいろいろを簡潔にまとめた映画「慈悲を生きる」、そのあと高知出身の写真家の中島建藏さんのおはなし。カイラスとかアリとかトディンとかの西チベット、デチェンなどの東チベット、つい最近も東チベットのカワカポ(梅里雪山)にまでいらっしゃっている方である。
そのあと、自分の講演。「ダライ・ラマとチベット文化て何てマーベラス」という内容で、次がルントクさんが、チベットの現状と環境を語る。漢人がどんどんなだれこんでラサにチベット人の居場所がなくなっている、何の自由もない、チベット人に対する監視が強まり亡命者の数もへっている、もう本土で何が行われているか分からない、というくらーい話。
そしてワタクシの黒い司会により、三人で座談会。
私「あの僧院のすごいカリキュラムを最後までこなしたチベット人の坊さんは頭もいいし、人格も完成されているし、本当にみるからにすごいでんすよね。僧院に千人いれば一人か二人はものすごいお坊さんがいますよね、もちろん修行に落ちこぼれてダメダメな人もたくさんいるけど、それでも全体にレベルは高いですよね」
中島氏「14才くらいのチベット人のお坊さんに漢人がわざと足をひっかけて転ばせてつばはきかけたことがあって、私は怒ったんですけど、その子たった14才なのに耐えているんですよ。すごい人間ができていると思いました。チベット旅していると漢人がチベット人をいじめるそういう場面を本当によく目にするんですが、チベット人はよく我慢をしています」
私「漢人が悪いというよりは、政府の教育が悪いんですよね。中国政府は漢人に『チベット人にあれだけいろいろしてやったのに感謝しない恩知らず』とかそんな考え方ばかりを繰り返しすり込みますからね。」
中島氏「四川省でNHKテレビみていたら中国政府にとってみせたくない映像が流れる時はLIVE映像がきれるんですよ。だから中国の人は我々と同じような情報をもっていて同じように考えていると思ったらマチガイなんですよね。いろいろなことを知らされていませんよ。知り合いの日本人に通信機器の会社に勤めている人がいて、中国に雇われてポタラ宮の内部を盗聴するシステムをつくらされたそうです。もちろんその人は現地でそれをしっていやになってやめたそうです。」
日本の最新技術はチベット人管理に用いられているらしい。
てな方向に話がどんどこいくと、聴衆の一人が発言したいという。あー、中国シンパの人からの抗議かなと一瞬思ったけど杞憂で
聴衆の一人「中国がラダックやアルナチャル・プラデーシュの国境を侵犯して、赤いペンキまいたりしてるんですが、インドではこれブレーキングニュースで流れて、インドの友人は本当に第三次世界大戦を心配しているんですよ。でもこれって日本国内ではまったくニュースになっていませんよね。NHKがjapanデビュー(先に台本つくって映像をはめこむというすごい作品でそのストーリーは明らかに中国より)で抗議をうけて毎日千人規模のデモをかけられていた時も、そのュースを全然マスコミは流さない。善光寺のリレーの時も逮捕者は日本人とチベット人だけ。あれだけ中国人留学生が好き放題しても一人も中国人からは一人も逮捕者なし。日本はもう中国の一部なんですよ」との発言。
ははははは。この流れはもう笑うしかない。
ルントクさん「中国がチベットを占領したので、中国とインドが接するようになってこうなるのです。ダライ・ラマがこんどアルナチャル・プラデーシュ州を訪問する予定ですが、中国は〔中国領だから〕行くなといっています。中国はこうして他国にいろいろな圧力をかけますが、脅しに屈して引き下がる方が、相手をより傲慢にさせることになります。 彼らはこちらが断固ととして主張すれば引き下がります。自分たちに理がないことを知っていますから。それとチベット事情をよく知っている人が主張することには決してゴリ押しをしません。自分たちが後ろ暗い証拠です。
チベットに中国がやってきた時も、最初はいいことばかりいいました。チベットの発展に力を貸す、チベット人を助けたい、そして、それが終わったら出て行くと。それを信じたら今は丸裸です。日本もそうならないようにしてください。
私の言うことを信じなくてもいいです。両方の言い分を聞いて、自分の頭で考えてください。そうしたら分かるはずです」
私「孫子の兵法とか読まないといけませんよねー」(こらこら司会だろ)
てなわけで、まあ楽しく盛り上がって、そのあとご住職にご案内していただいて本尊様にお参りをする。聞けば、50年に一度のご開帳があと五年後だという。
私が「ガンで死ぬか、暗殺されるかしてなければ、五年後お参りにきます」というと
ご住職「先生なら55年後もいけますよ」
ご住職さま羊羹ありがとうございました。とあるサポーターの方、お茶や餅ありがとうございました。
「講演の準備はしたしー、あとは文殊菩薩の聖地だから、スピリチュアルなドレスコードはやっぱヤマンタカ(文殊の忿怒形)かしら、ヤマンタカの数珠ももっていかなきゃね、これで準備ばんたーん」
で羽田空港に向かう電車の中で「さて、JALかANAかと確認しよう」と鞄をさぐるも、飛行機のチケットがない。忘れてきている!
「スピリチュアルなドレスコードとかいう前にチケット持てや!」と自分に激しくつっこむも、取りに戻る時間はなし。
しかも、家を出るときわたしはケータイダンナに貸してもらおうとしたら、ダンナは「いらないよ」とかいって貸してくれなかっため、連絡もとれない。仕方ないので公衆電話を探して
私「飛行機のチケット忘れた。現場でかけあってみるから、JALかANAかだけでも教えろ」といったら
ダンナ「JAL」
羽田空港駅はJALとANAでターミナルがちがう。自分ののっていた乗車位置がANA側だったので、JAL側に走る。カウンターにつくと、券の再発行のカウンターに並べという。で、聞くと私の名前がないという。隣に座るはずのルントクさんの名前もない。もしやと思い、もう家に一度をかけてみると
ダンナ「ごめんANAだった」
ANAは35分発なのにすでに15分過ぎている。
私「ゴルァ、もう出発時間十五分きっとるわい。どれだけターミナル離れていると思っているんだ。もうだめかもしれん」と怒鳴って、電話をたたっ切って走る。鬼の行相で走ったよ。
ANAのカウンターについて、ダメモトで「切符忘れました。高知です。何とかのせてください」とANAのおねいちゃんにすがりつく。たぶんここでもう25分すぎてた。
「ご案内十五分をきっておりご案内はしめきっています。一応確認がとれましたのでチケットはだしますが搭乗口が70と遠いので、乗れない可能性もありますがそれでもよろしいですか」といわれたので
私「走ります」
で、自分走ったね。全速で。搭乗口70は本当に遠かった。
ぜいぜいいいながら席に着くと隣のルントクさんが
ルントクさん「先生もうこないかと思ってましたよ」
私「私も今ここにいるのが奇跡としか思えません。チケット忘れた上に、間違ってJAlのカウンターにいってたんですよ」
ルントクさん「ああ、ターミナル違いますもんね。私四国二回目ですが、この前にきたとき飛行機乗り遅れたんですよ。チケット忘れたこともありますははは」
私「じゃあ自分幸運でしたね。」
レベルの低い会話だ。
で、帰りはJALだったんだけど、同じようにチケット忘れたにもかかわらず、ANAではすぐにだしくれたチケットがJALではその場でチケットを買いなおしさせられ、あとで払い戻すというシステム。420円の手数料もとられる。ANAにくらべJALは融通が利かないときいていたが、たしかにそう。その場で本人確認して再発行すれば、事務手続きもへるのに。だから赤字になるんだと納得。
話を戻して、行きの機内。ルントクさんと対談の打ち合わせをしようとしたら、ルントクさんは「まあでたとこでいきましょう」みたいな感じなので、もっぱらチベット界ウラ話に花を咲かす(くろっ)。
で、高知は龍馬空港につく。会場はあの文殊菩薩の聖地五台山の日本版、竹林寺。ちゃんと山の上にある。最初は亡命政府製作の、チベットのいろいろを簡潔にまとめた映画「慈悲を生きる」、そのあと高知出身の写真家の中島建藏さんのおはなし。カイラスとかアリとかトディンとかの西チベット、デチェンなどの東チベット、つい最近も東チベットのカワカポ(梅里雪山)にまでいらっしゃっている方である。
そのあと、自分の講演。「ダライ・ラマとチベット文化て何てマーベラス」という内容で、次がルントクさんが、チベットの現状と環境を語る。漢人がどんどんなだれこんでラサにチベット人の居場所がなくなっている、何の自由もない、チベット人に対する監視が強まり亡命者の数もへっている、もう本土で何が行われているか分からない、というくらーい話。
そしてワタクシの黒い司会により、三人で座談会。
私「あの僧院のすごいカリキュラムを最後までこなしたチベット人の坊さんは頭もいいし、人格も完成されているし、本当にみるからにすごいでんすよね。僧院に千人いれば一人か二人はものすごいお坊さんがいますよね、もちろん修行に落ちこぼれてダメダメな人もたくさんいるけど、それでも全体にレベルは高いですよね」
中島氏「14才くらいのチベット人のお坊さんに漢人がわざと足をひっかけて転ばせてつばはきかけたことがあって、私は怒ったんですけど、その子たった14才なのに耐えているんですよ。すごい人間ができていると思いました。チベット旅していると漢人がチベット人をいじめるそういう場面を本当によく目にするんですが、チベット人はよく我慢をしています」
私「漢人が悪いというよりは、政府の教育が悪いんですよね。中国政府は漢人に『チベット人にあれだけいろいろしてやったのに感謝しない恩知らず』とかそんな考え方ばかりを繰り返しすり込みますからね。」
中島氏「四川省でNHKテレビみていたら中国政府にとってみせたくない映像が流れる時はLIVE映像がきれるんですよ。だから中国の人は我々と同じような情報をもっていて同じように考えていると思ったらマチガイなんですよね。いろいろなことを知らされていませんよ。知り合いの日本人に通信機器の会社に勤めている人がいて、中国に雇われてポタラ宮の内部を盗聴するシステムをつくらされたそうです。もちろんその人は現地でそれをしっていやになってやめたそうです。」
日本の最新技術はチベット人管理に用いられているらしい。
てな方向に話がどんどこいくと、聴衆の一人が発言したいという。あー、中国シンパの人からの抗議かなと一瞬思ったけど杞憂で
聴衆の一人「中国がラダックやアルナチャル・プラデーシュの国境を侵犯して、赤いペンキまいたりしてるんですが、インドではこれブレーキングニュースで流れて、インドの友人は本当に第三次世界大戦を心配しているんですよ。でもこれって日本国内ではまったくニュースになっていませんよね。NHKがjapanデビュー(先に台本つくって映像をはめこむというすごい作品でそのストーリーは明らかに中国より)で抗議をうけて毎日千人規模のデモをかけられていた時も、そのュースを全然マスコミは流さない。善光寺のリレーの時も逮捕者は日本人とチベット人だけ。あれだけ中国人留学生が好き放題しても一人も中国人からは一人も逮捕者なし。日本はもう中国の一部なんですよ」との発言。
ははははは。この流れはもう笑うしかない。
ルントクさん「中国がチベットを占領したので、中国とインドが接するようになってこうなるのです。ダライ・ラマがこんどアルナチャル・プラデーシュ州を訪問する予定ですが、中国は〔中国領だから〕行くなといっています。中国はこうして他国にいろいろな圧力をかけますが、脅しに屈して引き下がる方が、相手をより傲慢にさせることになります。 彼らはこちらが断固ととして主張すれば引き下がります。自分たちに理がないことを知っていますから。それとチベット事情をよく知っている人が主張することには決してゴリ押しをしません。自分たちが後ろ暗い証拠です。
チベットに中国がやってきた時も、最初はいいことばかりいいました。チベットの発展に力を貸す、チベット人を助けたい、そして、それが終わったら出て行くと。それを信じたら今は丸裸です。日本もそうならないようにしてください。
私の言うことを信じなくてもいいです。両方の言い分を聞いて、自分の頭で考えてください。そうしたら分かるはずです」
私「孫子の兵法とか読まないといけませんよねー」(こらこら司会だろ)
てなわけで、まあ楽しく盛り上がって、そのあとご住職にご案内していただいて本尊様にお参りをする。聞けば、50年に一度のご開帳があと五年後だという。
私が「ガンで死ぬか、暗殺されるかしてなければ、五年後お参りにきます」というと
ご住職「先生なら55年後もいけますよ」
ご住職さま羊羹ありがとうございました。とあるサポーターの方、お茶や餅ありがとうございました。
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