FC2ブログ
白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/08/15(土)   CATEGORY: 未分類
お数珠コレクション
Aeraの表紙が、リチャギだったので買ってみる。
gere.jpg

 よくみたら彼の腕にお数珠が巻かれている。チベットの人と一定期間おつきあいすると、お数珠をプレゼントされて、気がつくとひたすらお数珠の数が増えていく。なので、何となく親近感がわいた。

 参考までに私がもっているお数珠をお見せするとこんなカンジ(笑)。

rosalio.jpg


 まず、リチャギがしているのと同じタイプのたぶん菩提樹?の數珠から清朝皇帝が首からかけてたような長大なやつまでチベットのお数珠にはいろいろヴァリエーションがある。

 ちなみに私の一番のお気に入りはこの石のお数珠。ガワン先生ご下賜品で、出雲でお会いした際に先生自ら掌に入れられて一石一石にヤマーンタカを生起して下さった勝手に命名「ヤマンタカの數珠」。

あー、ありがたい。

rosario2.jpg


お数珠は毎日の勤行の際にとなえるマントラの数を数えるために用いる。ヤマンタカの數珠についている青いヒモは平岡先生から頂いた數珠止めで、自分がとなえると決めたマントラの回数部分にこの數珠止めをつけている。

 たとえば一回の勤行で37回ヤマーンタカのマントラを唱えることを決めている人なら、37個目のところに数珠とめをつける。

 信心深い昔のチベット人は一日中マントラを唱えていたので、出家はもちろんのこと在家の人でも数珠は必携だった。

 その昔チベットの地図をつくるためチベットに潜入したパンディットと呼ばれる探検家たちは、イギリス人に訓練された山岳民であり、チベットの地方官に見つからないように巡礼に偽装した(『チベットの潜入者たち』)。

 彼らは測量技術とどんな地形でも同じ歩幅で歩く訓練を受けており、數珠たまを108から100にして歩数を数えて距離を測り、測量結果を書き付けた紙をマニ車に隠して持ち歩いた。チベット人の巡礼はは歩きながら數珠をつまぐりマントラを唱えるので、密偵が歩幅を数えながら數珠をつまぐっても疑われることはなかったのだ。

 帝国主義の時代、スパイの小道具がマニ車や數珠だったというのも、歴史である。

 不信心もののわたしは法要の時しかお数珠を身につけないが、さすがリチャギともなると、アエラの表紙をとる時にもお数珠をつけている(笑)。そこんとこを見てやってくれ。
 表紙の人の解説としてこんなことが。


 米国独立宣言が採択されたフィラデルフィアは、ギリシャ語で「兄弟愛」という意味を持つ。そこで1949年に生まれた。まさに「愛の人」である。代表作のほとんどがラブストーリーだから、というのもある。だがその愛の深さは、8月8日公開の映画「HACHI 約束の犬」に最も表れているかも知れない。
 出演依頼は控えめに、唐突に来た。 「エージェントが『君はやるとは思わないけど』と言って脚本を持ってきました。青天の霹靂でしたね」 女性とではなく、犬との愛を描いた実話に基づく物語。 87年公開の日本版「ハチ公物語」では仲代達矢氏が演じた大学教授役。脚本を読んで赤ん坊のように泣いてしまい、断れなかった。
 実は私生活でも愛犬家。7年ほど前、保護施設からもらってきたシープドッグ系の雑種を飼っている。「足はコーギーみたいに短くて、とてもかわいらしい顔をしているんです」
  愛は「全体主義国家」によって抑圧される世界中の人たちへも向けられる。
 「ウイグルやチベットの問題を抱える中国政府は、暴力で安定した状況を得られると考えています。チベットの人たちは文化も生活も宗教も自ら自由にできない状況に置かれ、抑圧されている。しかし、それで調和が生まれるわけがない


 このリチャギのお話を聞いて、ダライラマがよくいう喩えを思い出した。ダライラマはよくこういう。
 「暴力によって人に言うことを聞かせることはできないし、敬意を受けることもありません。簡単なことです。あなたが犬を殴ったら、その犬はあなたを好きになりますか?」

 これはもちろんきわめて限定的に言えば、中国共産党が軍事力によってチベット人を制圧しながら、チベット人に中国共産党に感謝しろ、と恫喝し続けていることとかを「ムリだろ」と言ってるのであり、もっと巨視的には、人間関係全般に及んでいる。

 人を傷つけてばかりの人が、自分にやさしくしてくれ、などと要求しても、誰が聞いても「そりゃムリだろ」というわけ。

 愛されたいなら、愛すること。
 尊敬されたいなら、尊敬されるような行動をとること。
 真理は得てしてシンプルである。
[ TB*0 | CO*5 ] page top
Copyright © 白雪姫と七人の小坊主達. all rights reserved. ページの先頭へ