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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/05/14(木)   CATEGORY: 未分類
王子の熱帯雨林プロジェクト
 最近、王子ブームも一段落したけど、そんな"みなし"王子でなく、ホンモノの王子で、しかも王室中の王室であるイギリスの皇太子チャールズ殿下がじつは熱帯雨林を保護する事業を推進しているのを知ってますか?

私は一昨日知りました(遅)。それは世界のニュースをつけて朝食を食べていたところ、ダライ・ラマ法王の声が。

 画面に食いつくと法王が掌にカエルをのっけて、「テンジン・ギャムツォ ただの一僧侶」と一言おっしゃっていた。

 なになになに、何の映像?と見たら、次にチャールズ皇太子がでてきて、熱帯雨林を保護するためのプロジェクトへの協賛を訴えた。

 で、Youtubeで検索してみると、でてきましたよ。フルバージョンが。



サッカーのペレ、俳優のハリソン・フォード、ダニエル・クレイグ、コメディアンのロビン・ウィリアムス、チャールズの二人の息子(笑)が次々にカエルとともにあらわれて、最後にチャールズが

「熱帯雨林の破壊は多量の二酸化炭素を大気に放出し、気候変動により、疫病や干ばつがあきている。未来の世代は我々の行動にかかっている。
チャールズ・プリンス・オブ・ウェールズ」

 という。

猊下、かっけー! 殿下もかっけー!

王子のホームページはコレ↓
http://www.rainforestsos.org/

 この熱帯雨林プロジェクトは2007年の10月、皇太子によって設立され、以来皇太子は世界中の政治家やビジネスマンのもとへ飛んで、熱帯雨林の保全に協力するように訴えている。ついこの間、麻生総理もたしかイギリスで、チャールズ皇太子主宰の会合に出席しているはず。

 地位や名誉のあるものはその知名度を、私利私欲ではなく、公益のために用いるという、欧米の上流階級の麗しい伝統だな。そいえば故ダイアナ妃も地雷撲滅キャンペーンをやってたっけ。


 ちなみに、ダライ・ラマ法王とチャールズ皇太子は昔から非常に親しい間柄でチベット問題に対して皇太子は非常に憂慮されており、去年の北京オリンピックの開会式も欠席している。ちなみに、日本の皇室も欠席したし、こういう時歴史と伝統のあるものの存在感と存在の意義を感じる。

 普通のひとたちは上半期とか四半期(笑)とか、ものすごく短い単位で利益がでることばかり考えて動いているけど、それって、アル中の人間がふるえをとめるためにアルコールを飲んでいるようなもんで、全体としては死に向かっている。誰かがもうこれ以上飲むのをやめなよ、と言わなきゃならんのだけど、こういう時、ダライ・ラマとか王室とか歴史的な存在が
「こんなことを繰り返していたらどうなるかまじめに考えてみい」と言われると、妙に説得力があるよね。
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