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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2009/02/03(火)   CATEGORY: 未分類
温家宝に靴
本日はBBCニュースより、コネタを少々

BBC ニュース
中国の首相がスピーチした時靴が投げられた

抗議者がケンブリッジ大学でのスピーチ中の温家宝に靴を投げ、「独裁者」と叫んだ。

靴は温家宝から一メーター離れたところに着地し、若い男性の抗議者はガードマンによって排除された。温家宝は三日間のイギリス滞在中の最終日にあたり、イギリスのゴードン・ブラウン首相と一連の通商条約を結んだ後のことであり、今回の件を「見下げ果てた」と形容。
 温家宝の滞在中、人権とチベット問題で数々の抗議運動が行われている。
 
 一連の抗議運動
 
 日曜、温家宝に近づこうとして五人がロンドンで逮捕さる。
 目撃者によると、温家宝は世界経済についてケンブリッジ大学で講演を行っているその最後近くに靴を投げられた。
 通信協会によると、靴はホールの後方から投げられ、温家宝から「十分に距離を置いて」着地したそうである。
 報告によると、抗議を行った者は、聴衆に向かって中国の首相と戦うように促し、
 「大学はなぜこのような独裁者に節操を売るのか(prostitute itself ※イシハマ注。原語では「売春」を意味してます。)」
 と叫んだ。
 

 この台詞については同じ言葉を○稲田大学にも送りたいです(→参考此処クリック)。
 
 「靴を投げる」という行為は、ついこの間、イランの記者が任期終了間際のブッシュ大統領に靴を投げてイランの英雄になったという故事にちなんだものと思われます(※イシハマ注 イスラム圏で靴を投げるのは最大の侮蔑行為)。

 まあ、中国のトップが欧米を訪問すると、いつもトマトやらなにやらぶつけられていますから、今更何が飛んでこようと驚かないでしょう。彼らは最近欧米における宣伝活動にも力をいれてますが、行い自体がおかしいのに、人に周知させれば共感をえられると考えているのはどうかと思います。間違った行為を宣伝しても墓穴を掘るだけじゃないでしょうか。早くそこに気づいてもらいたいです。

 さて、話変わって。

 去年九月にこのブログで、クロード・ルブランというフランス人(この方日本のサブカルをフランスへ紹介する人として有名らしい)の方が朝日新聞に掲載した記事をとりあげ、彼が、北京オリンピックに感動したあげく「これからは中国とロシアの時代だ!」みたいな内容の文章を書いていたのをご記憶でしょうか(→ここにリンクしときます)。

 あの時は彼の文章の非論理性をテーマにしてブログを書いたのですが、さすがに非論理的なだけあって、今度は百八十度中国に批判的な記事が、昨日の朝日新聞にのってました。

 これだから朝日の講読はやめられない(笑)。

 余談ですが、かんぽの宿一括売却をめぐる問題でも、朝日新聞は当初、鳩山総務大臣を全面的に否認する社説をだしたのですが、ほんの十日後くらいに「日本郵政にも非がある」みたいな社説にかえているので、出入りのコメンテーターの言動の迷走くらいで驚いてはいけないのかもしれません。


 話を元に戻すと、この日本サブカルの紹介者ルブランさんは、2日の朝日の朝刊でこうおっしゃってます。

 中国の09年
 09年は中国の共産主義体制にとって象徴的な年だ。政府は10月1日、建国60周年を華々しく祝う。しかし地方ではお祭りムードはほとんどなく、不満の高まりを感じる。
 経済成長が約束され、工場がフル稼働していた間は国民は「受け入れ難いこと」でも受け入れる用意があった。いつかは自分たちも豊になり、満足のいく生活ができるようになるという希望をもっていた。蘭州-西安の列車で出会った若者は、「どんな条件でも、どんな仕事でもする。この国には大国となる力があると信じているからだ」と語った。政治に興味はないが、「政府を信用している。経済発展に必要な安定をもたらしてくれるだろう」とも付け加えた。08年のことだ。
 ちょうどそのころ、チベット自治区で騒乱が起きた。当局は武力で弾圧し、国際的な抗議を押しのけた。中国政府は「なぜチベット人は蜂起したのか」を知らない国民に支持された。政府は広範な信頼を得ていた。
 そのチベットは09年3月10日、中国の統治に抗議する住民の武装蜂起から50周年を迎える。これが原因でチベット仏教の最高指導者ダライラマ14世がインドに亡命した事件だ。08年の騒乱から一周年とも重なるこの時期、当局は警戒を強化し、市民を逮捕するだろう。弾圧が再び表舞台に現れる。
 しかし、今回は雰囲気が変わるだろう。ほんの一年前に中国政府が得ていた信頼は、消え去ったからだ。カードゲームで手札を示すことさえしない政府に、子国民はもはや誇りを抱いていない。経済活性化に何十億元も投入する約束をしているが、成長は政府が何とかできるものではない。国民の不満が膨れあがる危険があり、社会問題がさらに増加するだろう。
 とあり、続いて、89年の天安門事件、去年10月の08憲章の話が続く。つい四ヶ月前まで、様々な異論を封じてオリンピックを開催した北京の力を賞賛していたのに、たった四ヶ月でえらいかわりよう。

そんなわけでルブランさんがここで書いていることだって結局この数ヶ月どこかの誰かの意見をきいて剽窃しているだけで、根拠に乏しいことにはかわりありません。「経済成長がとまった時、中国の社会問題が噴出する」というのは広く云われていますが、中国が建国当初の二十年間に自業自得で味わった貧困と内乱に比べれば今の方がずっとマシということを考えると、一朝一夕であの国民が政府を批判するとも思えません。

 でもまあおおざっぱに言えば、チベット問題に関しては、新聞もコメンテーターも迷走しながらも、着地すべきところに着地しつつあるといえ素直に喜びたいと思います。

 人は、良識がかけらでもあれば、迷走しつつもいつか事実に近づくことができる。事実はプロパガンダよりも、勉強していないコメンテーターよりも強し。
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