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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2008/12/21(日)   CATEGORY: 未分類
万の感謝を
 
TBSのTHE 世界遺産 放送日変更のお知らせ
12月28日に放映予定の「ポタラ宮とラサの歴史的建造群」は放送延期になりました。詳しい日程が決まり次第お知らせします。

土曜日は東急カルチャーの講座が終わった後、護国寺様で行われるbTibet08の千秋楽に向かう。

 講座が終わってからだとチベット僧の法要部分しか参加できないが、チベット僧の読経を聞いていると、今年一年のいろいろが走馬燈でぐるぐるである。

2008年3月10日 チベット蜂起。オリンピックを控えて中国に遠慮していたマスコミもここ数年の中国のゆがんだ社会に問題を感じていたため、一斉報道。

ギリシアで行われたオリンピックの採火式には、国境なき記者団のフランス人のオッサンがオリンピックを告発する旗を手にとびこんだ。以後、ロンドン、パリ、サンフランシスコと聖火リレーは白人チベサポの特攻を受ける。

天もその意志を示そうとしたのか、聖火の行く先々が異常低温で雨か雪に見舞われた。

そして、4月18日。善光寺様が、聖火リレーの出発地点となることを辞退。そのうえ、スポンサーも伴走しないことを発表した。わたしはこのニュースをランチではいったウナギ屋で聞いて、思わずどんぶりもって立ち上がった。
 ものすごくいろいろな思いで心が動いた。

4月30日
日中友好のシンボルとして利用されてきた、でも東チベットの動物であるパンダのリンリンが急死した。そしたら、新しいパンダのレンタル権を手土産に某国の主席が来日。

雨の中、叫び続ける8000人のフリー・チベットの声は、中華料理のテーブルを囲む福田首相と某国の首席の耳にいやおうなく届く。靖国問題以後険悪だった両国の関係を修復するはずの来日が、だいなし。

5月12日
某国の主席が帰国すると、とたんに四川大地震発生。
 うちのゼミ生がこういった。
「今回動いた断層はチベットと中国の境界線ですね」

8月8日
北京オリンピック開会式。彼らによるとオリンピックの開催は「百年の宿願」だったそうで、開会式には少数民族の子供たちが中国旗の下に集う演出がなされた。でも、よく調べたら、そのほとんどが漢民族の子供だった。

9月15日
パラリンピックの閉会式(9月17日)とほぼ同時に、リーマン・ブラザーズが破綻。世界が金融恐慌に突入。カンケーないけど、某国が香港返還でナショナリズムばりばり盛り上がった1997年7月にもアジア通貨危機がおきたな。

11月3日
そんなこともおかまいなしに、この秋、都内ではミッシングピース、フィール・チベット、ヒマラヤ映画祭と有志の方たちの発願によりチベ関連の催し物が次々と行われた。そしてダライラマ法王の来日。

 今この護国寺様のbeTibet08にあつまってきている百五十人から二百人の人々を見ると、何となーく、みなどこかでみたよーな顔になっている。きっと今年の三月以来、どこかの展覧会場とか、講座とか、などで顔をあわせているからだろう。

 あ、そいえば昨日、護国寺様であった方にうかがったら、国際交流基金の講座はあっちゅーまに、満席になったそうです。本当にありがとうございました。

 ただチベットのために泣き、怒り、共感して、くださったすべてのひとたちに幸いあれ。
 
 チベットの蜂起は1959年から数えて今回で三度目。今年、この怒濤の流れの中で、在日チベット人、チベサポの拠り所となったのが、護国寺様だった。四月の六本木デモの際、在日チベット人たちがたちよったことを契機に、チベサポたちが大師堂に犠牲者の追悼を行うべく、キャンドルを灯した。

 いつのまにか、毎晩のようにチベサポがあつまって、チベットの幸福を祈り、情報を交換し、親睦を含める場となった。そしたら、有志のお坊さんが大師堂を開けてくださるようになった。すると少ない時で二十人、多いときで百五十人の人がここ護国寺様に集った。

 八月八日の北京オリンピックの開会式の時には、チベットの平和を祈って世界中でキャンドルを灯すcandle4Tibetが行われたが、ここ護国寺様はパブリック参加の場となった。

 八月三十日、これまたグローバルアクション、世界平和断食の公式会場もここ護国寺様だった。

 大師堂で毎晩行われていた、集まりが十月十日にひとまず区切りをつけたあと、この流れをうけて始まったのが、このチベット基礎講座(bTibet08)だ。

 この講座は、毎月一回、チベットのお坊さんに来ていただき、法話や法要を行ってチベット文化を日本人に知ってもらうというイベントであった。

 このために護国寺様は広い桂昌殿を無料で提供してくださった。木内みどりさんがミッシングピースの会場を探す際、公共の美術館がなかなか動いてくれず、結局会場が三つに分かれたことを考えると、護国寺様がここ数ヶ月チベットのためにみせてくださった誠意は、なかなかできることではないと思う。

 これはささやかな提案なのですが、一年の終わりでもあることですし、何らかの形で護国寺様にご縁のあった方は、護国寺様に宛に感謝のお手紙あるいはE-mailなどをおだしてみるのも、美しいのではないかと思います(日本仏教界の作法にかなってもおりますし、有志の方々の励みにもなります)。

 「ありがとうございました」その一言をお伝えするだけでも、とてもいい気が生まれますよ。

というわけで、住所はっときます。

〒112-0012 東京都文京区大塚5-40-1
大本山護国寺 様
info@gokokuji.or.jp
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