三代にわたる蜂起
ここ数日、ごろうちゃんは明るくなると雄鳥のようにおたけび続ける。カゴからおでましいただくと、すぐに私の頭上に飛んでとまって、ふたたびおたけぶ。なぜ頭上かといえば、この家で自分が一番偉いことを確認するためである。確認しなくてもあなたが一番偉いですって。
換羽もかるく始まって、縄張り意識も強くなっている。師走だ。
さて、こんなことします。↓
この講座は外務省の外郭団体である国際交流基金の主宰どす。
国交省の外郭団体が予算を使い切るために「みちぶしん」とかいうミュージカルやって「道路の必要性を人々に啓蒙する」とか言い訳してヒンシュクかってたけど、チベット文化ってすばらしい、みたいなこの講座は、税金使っても誰も文句言わないだろうな。担当者のご英断に拍手(て、実は発案者は異動されてもうここにいない。たぶん栄転だが、講座は大丈夫なんだろうか)。
人格者を生産するのが国の主な産業というチベット文化を、次世代に継承することは人類の未来にとっても望ましいこと。とくに外務省の人とかに来て欲しいなあ。でも、こないだろうなあ。
この一年、いろいろあったけど、チベットに関する巷の認識がずいぶん深まったことを肌で感じる。
最初三月に蜂起があった時、日本のマスコミは、中国のマスコミのいうことそのままに、チベット人やそのサポーターたちが何か危険なものであるかのように報道した。
だけど、チベット・サポーターたちの節度ある行動をみたり、ダライラマ法王の五十年かわらぬ穏やかで知的な言動を聞くうちに、多くの人々がチベットのために涙し、そして怒ってくれ、次に、チベット人が怒っていないのを見ると、今度はチベット文化に興味をもってくれた。そして、チベット文化の価値を知れば知るほど、漢流にのみこませてはならない、と思ってくれた。
1959年、ダライラマ14世をまもるために蜂起したチベット人たちの子供が
1989年に再び蜂起し、そして北京オリンピックの
2008年に孫の世代が蜂起した。
絶滅危惧種の平和をたっとぶ民族が、三代にわたって絶望的な蜂起をしなければならない、そんな状況は本当に悲しむべきだ。
この一年、チベット問題を報道してくれたマスコミの方、デモに参加してくれた方、講座に参加してくれた方、いろいろな形でチベットを応援してくれた方、すべての方たちにこれからも幸いあらんことを。
「中国を怒らすからチベット問題なんかほっとけ」とか思ったすべての人々が、経済よりも政治よりも、人としてのあるべき道を尊重してくれんことを。
チベット人の言葉も歴史も自分たちの国が何をしているのかも全く知らないのに、ダライラマに罵詈雑言をあびせ続けているどこかの国のネチズンたちも、来年は煩悩を鎮めて少しは正気にならんことを。
すべての命あるものよ幸いたれ
換羽もかるく始まって、縄張り意識も強くなっている。師走だ。
さて、こんなことします。↓
国際交流基金で専門家をおよびしてチベット文化のオムニバス講義
主催:ジャパンファウンデーション
日時:2009年1月14日から3月27日
19時から20時30分 各講座週1回
会場:ジャパンファウンデーション JFICホール[さくら]
定員:各講座80名(先着順)
受講料金:各講座全10回分10,000円(税込み)
●講師
石濱 裕美子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
幸島 司郎(京都大学野生動物研究センター教授)
小林 尚礼(写真家)
小川 康(チベット医学暦法大学医学研修生)
渡辺 一枝(作家)
ゲシェー・チャンパ・トンドゥプ師(デプン・ゴマン学堂)
[通訳:野村 正次郎(文殊師利大乗仏教会)]
福田 洋一(大谷大学文学部教授)
平岡 宏一(清風学園専務理事)
田中 公明(東方研究会研究員)
長田 幸康(文筆家)
詳細、申込等は(→ここクリック!)
主催:ジャパンファウンデーション
日時:2009年1月14日から3月27日
19時から20時30分 各講座週1回
会場:ジャパンファウンデーション JFICホール[さくら]
定員:各講座80名(先着順)
受講料金:各講座全10回分10,000円(税込み)
●講師
石濱 裕美子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
幸島 司郎(京都大学野生動物研究センター教授)
小林 尚礼(写真家)
小川 康(チベット医学暦法大学医学研修生)
渡辺 一枝(作家)
ゲシェー・チャンパ・トンドゥプ師(デプン・ゴマン学堂)
[通訳:野村 正次郎(文殊師利大乗仏教会)]
福田 洋一(大谷大学文学部教授)
平岡 宏一(清風学園専務理事)
田中 公明(東方研究会研究員)
長田 幸康(文筆家)
詳細、申込等は(→ここクリック!)
この講座は外務省の外郭団体である国際交流基金の主宰どす。
国交省の外郭団体が予算を使い切るために「みちぶしん」とかいうミュージカルやって「道路の必要性を人々に啓蒙する」とか言い訳してヒンシュクかってたけど、チベット文化ってすばらしい、みたいなこの講座は、税金使っても誰も文句言わないだろうな。担当者のご英断に拍手(て、実は発案者は異動されてもうここにいない。たぶん栄転だが、講座は大丈夫なんだろうか)。
人格者を生産するのが国の主な産業というチベット文化を、次世代に継承することは人類の未来にとっても望ましいこと。とくに外務省の人とかに来て欲しいなあ。でも、こないだろうなあ。
この一年、いろいろあったけど、チベットに関する巷の認識がずいぶん深まったことを肌で感じる。
最初三月に蜂起があった時、日本のマスコミは、中国のマスコミのいうことそのままに、チベット人やそのサポーターたちが何か危険なものであるかのように報道した。
だけど、チベット・サポーターたちの節度ある行動をみたり、ダライラマ法王の五十年かわらぬ穏やかで知的な言動を聞くうちに、多くの人々がチベットのために涙し、そして怒ってくれ、次に、チベット人が怒っていないのを見ると、今度はチベット文化に興味をもってくれた。そして、チベット文化の価値を知れば知るほど、漢流にのみこませてはならない、と思ってくれた。
1959年、ダライラマ14世をまもるために蜂起したチベット人たちの子供が
1989年に再び蜂起し、そして北京オリンピックの
2008年に孫の世代が蜂起した。
絶滅危惧種の平和をたっとぶ民族が、三代にわたって絶望的な蜂起をしなければならない、そんな状況は本当に悲しむべきだ。
この一年、チベット問題を報道してくれたマスコミの方、デモに参加してくれた方、講座に参加してくれた方、いろいろな形でチベットを応援してくれた方、すべての方たちにこれからも幸いあらんことを。
「中国を怒らすからチベット問題なんかほっとけ」とか思ったすべての人々が、経済よりも政治よりも、人としてのあるべき道を尊重してくれんことを。
チベット人の言葉も歴史も自分たちの国が何をしているのかも全く知らないのに、ダライラマに罵詈雑言をあびせ続けているどこかの国のネチズンたちも、来年は煩悩を鎮めて少しは正気にならんことを。
すべての命あるものよ幸いたれ
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