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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2008/06/29(日)   CATEGORY: 未分類
イメージと実像の乖離が生む喜劇
 我が家のソニーのDVDレコーダーのご臨終がいよいよ近い。

 そもそも、買った当初から起動は遅いわ、リモコンの効きは悪いときたもんだが、最近はハードディスクが見ている最中に勝手に終了する、画面には下から白いシマシマがのぼってくると、か・な・り、キてる。

まだ買って三年なのにソニー無能!

 今ハードディスクにはいっている情報だってとりだせるかどうか微妙。三月のチベット蜂起の時のニュース番組とかとってあるんだけど。困ったー。

 で、買い換えるとして、何を買うのが一番いいのかダンナにアセスメントしてもらう。すると、HDとブルーレイが醜い争いをした結果、結局ブルーレイが勝ったので、パナソニックのブルーレイを十三万だか十四万(高!)だか払って買うのがいまのところ無難ではないか、とのこと。

 でもパナソニックって、北京オリンピックのワールドワイド・スポンサーじゃなかったっけ。

 今の時点で私がこれを買うと、パナソニックは「きっとオリンピックのための買い換え需要だー。やっぱりオリンピックのスポンサーしてよかったー」とか思うんじゃないだろうか。

それは極力避けたい。

 そこで、どうせ今回だって三年くらいしかもたなかったんだし、しばらくするとブルーレイレコーダーも少しは安くなるだろし、しょうがない。四万くらいのシャープのDVDレコーダー買って、他社がもっと安くて機能のいいブルーレイを開発するのを待つことにするかー。と結論。環境に悪いわー。

 そんなことがあったので、ちょっと気をつけてテレビCMを見ていたが、北京オリンピックまであと少しだというのに、オリンピック便乗商法の宣伝がほとんどないことに気づく。

 何かちょっと前まで「ママでも金! 地デジでも金!」とかいう谷涼子選手をつかったCMがうるさいくらいに流れていたが、あれ最近見なくなったよーな。

 こないだ広島行く時ANAの機内誌に「北京はオリンピックを控えてボランティア熱がまっさかり」とかいう特集組んでいて、「ああANAはオリンピック協賛企業か」と脱力したが、今山手線渋谷駅にはりまわされているANAのポスターはすべて、「花より男子ファイナル」とタイアップした「ANAでロサンゼルス ECO割」。

 本来なら「ANAで行く北京オリンピック」とかいう宣伝を流す時期に「花より男子」とは、ANAの苦衷が察せられる。

 気がつけば、オリンピックが近づいてくると各局競い合ってうるさいくらいに流すオリンピックのイメージソングもいまだ聞こえてこない。

 こりゃー、たぶんあれだ。

 「北京」とか「オリンピック」とかいう言葉が、ラディオアクティブ(radioactive)になって、広告に使えなくなったんだな。

 ラディオアクティブ(放射能を放つ)なコトバとは、「その言葉のイメージが悪いので、それを使った人まで汚染される」という、究極のNGワードを意味する、ジャーナリズム用語。

 チベット語の仏典には北京で刷られた北京版と呼ばれる一群のものがあるが、某仏教大学の学生は授業で「北京版」と言いかけて、「北京という言葉は口にするのもイヤですね」といっていた。
 
 まあ、ペンタゴン=アメリカ国防省 ワシントン=アメリカ政府 北京=中国政府をイメージさせるからね。

 中国の主立った観光地は四川・雲南・甘粛・チベットとかに集中しているが、コレも今回地震でこれまたくらーいイメージがつきまとう。
 
 とある知り合いの旅行社の方は「旅行産業は平和産業」とおっしゃられていたが、パナソニック以上にイメージ勝負の観光地は、一度悪いイメージがつくと大変であろう。
 
 「中国」という言葉自体が、「中国産毒ギョーザ」「長野の赤旗」「偽装ウナギ売れ残り百万匹」とかイメージがついてもうヘロヘロ。

 明らかにオリンピック便乗商法の一環と思われるアメリカのアニメ「カンフーパンダ」なんて、日本ではもう「パンダ」=「リンリンの急死」=「国家主席の訪日のおみやげ一億円貸しパンダ」をイメージさせるから、封切り前からイヤな感じ満載である。

 そう、中国はイメージ商法に利用するにはあまりにもリスクの高い国だったのである。

 イメージと実像があまりにもかけ離れていたから、このような悲劇(喜劇?)は生まれた。

 これを契機に、広告や宣伝で大衆が動かそうという思考、あるいはイメージで動くような安易な思考を再考してみるのもいいかも。
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