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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2008/06/22(日)   CATEGORY: 未分類
広島でチベットを話す
土曜日、広島国際平和会議(2006年にダライラマ法王を広島におよびした団体)にお呼ばれしてチベットの歴史についてお話する。

 日帰りで広島となると、やはりCO2の大排出源(飛行機の賤称)を利用することになり、チベットが平和になる前に温暖化による異常気象で地球が滅びるかも知れない矛盾をはらみつつ広島空港につく。

 NくんとIさんが出迎えてくれて、市内まで楽しくドライブ。

 私「今回のチベット関連の発言で、男の人はあちこち気にしてぱっとしないけど、女の人ははっきりモノいってるよねー。ビョークが上海のコンサートでIndependent歌ってFree Tibet! 叫んだのなんて、フツーできないよ。だって、目の前にいるのは中国人の群衆だよ。根性座ってるよ。それにサンケイの北京特派員の福島香織さんも、北京にいながらよくはっきりものを言えるよねー。同じく、北京からチベット情勢を発信し続けたウーセル(唯色)さんもみんな度胸あるね。安全な日本にいてもびびって何も言わない人が多いのに」

 Iさん「腹をくくったら女性の方が強いですよね」

 私「男脳は組織とか人間関係とかをまず考えちゃうのかなー。ところでみんなお昼食べた?」

 NくんIさん「先生の飛行機が遅れたんで、食べてませんよ!」

 というわけで、お昼ご飯も食べないまま、会場に突入してお仕事。
 
 まず私が歴史学から見たチベットについてお話させていただき、次にダライラマ法王庁日本代表ラクパさんがお話。ラクパさんは世が世ならチベット大使の立場である。

 チベットの領域や、チベットが水資源やレアメタルの宝庫であること、これからは水の奪い合いの時代にはいるが、中国は他国に流れこむ水資源の流れをかえて自国に流す計画をもっていること、などを説かれる。

 それから、十分休憩があったので、わたくしは一階のカフェでツナサンドとジュースをかって二分で食べる。後半は、宮島の大聖院の吉田正裕座主と広島市立大学の水本和実教授のお二人を加えてチベット問題について語り合う。

 水本教授はもと記者さんだったとのことで、チベット問題をカンボジア内戦との対比で解説され、吉田座主は「良い種をまきましょう。良い行動をすればいい未来へつながります。無関心が一番いけません」と僧侶の立場から、チベット問題の平和的解決を訴えられる。

 私も司会者から「チベット問題はどうなるのか」とふられたので、
 未来にどうなるのかなんて誰にも分からない。ソ連が崩壊する時だって、あの通りに正確に予想できた人がどれだけいたか。今の時点で語ることができるのは、「こうあったらいいな」という希望か「こうあるべき」という理想くらい。後者の意味で語らせてもらえば、大多数の人々が不幸な中国の独裁体制が続くよりは、理性的で平和的でエコロジカルなチベット文化が勝利する方が人類の歴史にとってはいいことでしょう、とお答えする。

 
 で、つつがなく会は終わり、朝と同じメンバー、プラス、ラクパ代表とともに空港へ。広島空港に向かう山間の道はものすごい濃霧。話に夢中になる運転手のNくんが前方をまったくみないので、マジこわい。

私「お願いだから前を見て運転してぇぇ」
Nくん「イシハマさん食事は?」
私「ああ、わたしは食べた」
Nくん「いつそんな時間あったんですか。ボクは昼ご飯まだなんですよ」
私「八分の休憩時間に二分ですませた」

 というわけで、空港のカフェで四人でお茶。Iさんはもう夕方なのにやっとお昼ご飯である。悪いことした。楽しくお茶したあとラクパ代表と私は羽田行きの飛行機に乗り込む。

 席に着くと、どこからともなくかぐわしい香りがする。
 
 カバンを改めてみると、香りの発生源は大聖院の座主閣下の名刺であった。

 何となく幸せな気分になって羽田まで眠る。
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