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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2008/03/12(水)   CATEGORY: 未分類
矯正歯科で考えた
 この前定期的に行く歯のクリーニングで歯医者さんにいった際、下の歯の歯並びが乱れてきていることを相談してみた。するとその歯医者さん、矯正歯科への紹介状を書いてくれた。 予約をとって火曜日に矯正歯科に行ってみる。

 西洋では歯並びが階層を表すとかいうので、歯列矯正が盛んだが、日本は徐々に盛んになってきたところ。日本の場合も富裕層をねらっているのか、普通の歯科よりもおしゃれな内装になっている。

 歯医者さんはわたくしの歯を一瞥して、「親知らずが四本とも見事に生えてますねー。それで前の歯がおされてスペースがなくなって、結果前歯の並びが乱れたんですね。矯正の場合、通常はこの歯とこの歯をぬいてスペースを造って歯並びを調えるのですが、このケースでは前歯を一本抜いてそのスペースに他の歯をよせていくという形になると思います」

 私「前歯は目立つので、ここの、根は自前だけど上がアマルガムの、この歯を抜くことにしませんか」

 歯科医「そこはやめた方がいいです。抜くのはやっぱり前歯ですね」

 で、もしその治療を実行するとすると、下の歯に矯正器具をつけるのは一年間、値段は最低でも六十万、一月に一度通院して通院後三日は歯が痛み、器具が口の中にあるので口腔内に炎症ができる可能性もある、とのこと。

 私「見た目がよくなる以外のメリットはありますか」

 歯科医「虫歯と歯周病になりにくくなります」

 (それだけかい!)私「考えさせてください」とそこで相談は終わり。

 本日は相談のみということで、無料。まあ、家や車と同じで、高価な買い物に誘い込む入り口は、大体無料。タダより高いものはない。

 家に帰って、矯正するか否かで悩む。

 下の歯だから多少目立ちにくいとはいえ、一年間前歯歯抜けの矯正器つきの歯を人にみせるのはイヤ。治療でイタイのもイヤ。

 何より健康な歯を抜くのに抵抗がある。そもそも、歯列矯正って本当に何の副作用もないのだろうか。


そこで、ネットで情報を拾ってみると真偽の程は定かではないが、十年以内に顎関節症になる確率がぐんと上がること、歯茎と歯にムリをさせるので、確実に残った歯の寿命を縮めるとある。

 ここまできて、これだけのデメリットを乗り越えてまで、矯正しなければならない程、乱れた歯列でもないような気もしてきた。

 やーめた。

 親知らずが生えて歯列が乱れた。これは自然の流れなんだ。むしろ、四本ともまっすぐに育って虫歯一つない親知らずを、いばっていいよな気もしてきた。乱れた前歯はどうせ下の歯だからよく見えないし。

 整形とか一度はじめると、どんどんはまっていって、あそこも、ココも、とどんどん顔に手を入れたくなり、でも、いれすぎると中年以後にサマンサのママみたいな顔(魔女顔)になってしまうというが、これと同じで、何年かかけて歯も治しても、常に、老化によってどんどん歯の状態はかわるわけで、これでパーフェクトと思えるような状態には、たぶん一瞬しかならない。すぐに、老化による歯のゆるみに対処するためにまた矯正したくなったり、差し歯をしたりすることになるだろう。

 「もうちょっとキレイに、もうちょっとここを治して」などという、とらわれた心こそがまさに、矯正すべきものじゃないか。


 整形や歯列に限らず、老いをとめよう、とかいう行動も、考えてみればムダ。

 肌や髪や体や体中オールラウンドにあらわれる老いにとらわれたら最後、一日の大半をその対処に費やすこととなる。白髪を染めて、お化粧して、ハゲを隠して、加齢臭を体臭の変わるガムで消して・・・などエンドレスである。大体、老いと戦っても負けるに決まっているわけで、時間の無駄ムダ。むしろ若作り励む姿が老けてみえるだけ。

  というわけで、今の親知らずが生えて前歯が困っている状態を、自然でビューティフルな状態と思うことにする。
 
 何事も気合いだ。
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