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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2008/02/13(水)   CATEGORY: 未分類
栴檀は双葉より芳し
 ごろうちゃん(男前オカメインコ)のチョコレートを買いに帝国ホテルにいく。

 チョコレートはオカメインコの体に悪いので、もちろん食べさせない。本当の意味でのプレゼントはこのチョコの箱である。

 帝国ホテルのチョコレートは金ぴかの箱に入っていて、ごろうちゃんはこの金ぴかの箱が大好き。箱のふたをくちばしでもちあげて、はずして捨ててみたり、ふみつけてみたり、箱の角を噛んだりと、さまざまに愛でるのである。
 
  と・こ・ろ・が! 今年から箱の色が黒くなってやがる。

  困るんだよ、勝手なことされちゃ!

 しかし、一応カタチは同じなのでかう。この黒箱、なんとか金無垢にする方法を考えねば。

 ところで、沖縄でまたまた米兵による少女暴行事件が発生した。

 今回は女の子が外人に捕まったのが午後八時くらいということから、さすがに「女の子が悪い」という人はいなかったが、「知らない外人のバイクにのった」という点を非難がましくいう人はいた。

 そいえば、現総理大臣もかつてスーパーフリー事件の際に「男はみんなクロヒョウだから、女の子も気をつけなきゃ」みたなことをのたまっていた。

「~しなかったならば、被害には遭わなかっただろう」というような立場でものをいう人は、たぶん一生犯罪被害にあうことはない。

 
 この世には残念ながら、犯罪者のターゲットにされやすい人、されにくい人がいる。

 今度、日本においても裁判に一般人の参加が義務つけられる。これについては多くの人が「仕事があるので、面倒臭い」などの理由から拒否感を示しているが、とくに女性を中心に、「人を裁くのが怖い」「かりに有罪に票を投じた場合、当該の犯罪者が出所した後にお礼参りをされるのが怖い」という理由でいやがる人が多い。

 これに対して、女性の検事が、こうコメントしていた(うろ覚え)。

 「わたしは今まで何百回となく人を裁いてきましたが、未だかつてお礼参りされたことはありません。大丈夫ですよ。」

 そりゃあんたはされないだろうよ

 そもそも犯罪者はビビリだから、おどおどして、はっきりものがいえなくて、泣き寝入りしそうなターゲットを感知する能力に長けている。
 
 だから、犯罪者が裁判の際に逆恨みをするとすれば、それは神の立場にいる検事ではなく、弱い立場の陪審である。


 しかしだからといって、犯罪にあいそうなタイプの人にむかって、「なよなよしているからチカンにあうんだ。まわりにガンをとばせ」などといっても、人は生まれながらにさまざまな性格があるのだから、できないものはできないだろう。

 だから、かわいそうに犯罪被害にあったものにたいして、犯罪にあったことのない、またあう予定もない強者は何も言ってはならないのである。

 問題はあくまでも、自分の欲望もコントロールできないダメ人間、犯罪者の側にあるのだから。

 なすべきことは、被害者にあれこれいうことよりも、犯罪者が生まれないような社会をつくることである。

 欲望はだれしももっているが、大半の人々はそれをコントロールして生きている。 

 先ほどの福田総理のクロヒョウ発言は、欲望のコントロール一つできないダメ人間を普通の男とイコールに論じているが、これは普通の男たちに対しても失礼というものだ。


 「だれしも犯罪をおかす可能性がある」、というような論調は何のためにもならない論である。このような考え方は犯罪者に免罪符をあたえ、マトモな人を犯罪者に近づけるだけ。それより、「一線を越えると言うことは、人でなくなるということだ」という文脈で語ることが大事であろう。


 そして、何より重要なのは自分の欲望を野放しにすることが、いかに醜い所業であるかという感覚を平時より社会が共有することであろう。

 たとえば、タイには世界中から多くの外国人が訪れる。その外人連中の中には少女を買う目的で長期に滞在するものがいる。自分の国では幼児に対する性犯罪に対する罰則が重いので、タイにまできて、現地の少女を買うのだ。
 
 一方タイの国境地帯には、同じ外国人の若者でも、バックパックに医療器具をつめた若い医師たちが何ヶ月もかけてジャングルの中を彷徨しながら、カレン族の人たちの傷病をみていたりする。自国に戻って病院に勤務すれば、高給がもらえて安全に暮らせるにもかかわらず、その若い医師たちは、世界の果てにある究極の無医村めぐりをしているのだ。

 自分の欲望にまかせて、タイの少女をもてあそんでいる前者と、ミャンマーのカレン族のために自己の人生を捧げている後者とでは、どっちが人としてマトモかといえば、言うまでもなく、後者であろう。

 こういう自分の欲望をのばなしにする醜さと、他者のために生きることの美しさを子供のうちからたたっこめば、そうそうおかしな大人にはなるまい。

 被害にあいそうな人に、気をつけろ!とか説教するより先に、やることがあるはず。


 そいえば、わたくしは芳紀十四才の頃、通学に小田急線を利用していた。当時の小田急線は通勤・通学の時間帯にはものすごく込んでおり、チカンもいまほど重い犯罪とはみなされていなかったため、クラスの女の子の大半はチカンの被害にあっていた。

 しかし、なぜか私はチカンに逢わなかった。

 その後もおおよそいろんな国をフラフラしたが、犯罪被害といえば一回スリにあったくらい。

 スバラしすぎる。
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