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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2007/08/01(水)   CATEGORY: 未分類
コアな日光巡礼
明日からゼミ生と夏合宿。
私が「日光にいく」といったら学生のうち一人が、
「えー、いったことあるからヤですよ」といったが、強行採決。

かつて云ったことがあるとしても、このオタクのわたしの解説がつくのだから、漫然といくよりは絶対面白いはず。

夜は陽明門の上に北極星がでることを確認するのだ!

そういったら学生、「先生一人でいって下さい」
ありがたみが分からんヤツである。

私がはじめて日光を訪れたのは小学校五年生の頃の修学旅行に際してであった。

子ども心にも東照宮の華麗さには感銘をうけ、その翌日にいった戦場ヶ原のハイキングよりも、湯の滝の壮大よりも、印象深かった。

小学校の卒業文集にも一番の思い出として、五年生の時の日光旅行をあげた記憶がある。

栴檀は双葉よりもかんばし。あの頃から寺好きだったのだな。

それ以後も観音巡礼で中善寺湖畔の立木観音とかにいったが、本格的に再訪するのはこれがはじめて。

オトナになってオタク智慧のついた私はシブイところに注目する。

まずは、家康、天海、家光、の三廟所をまわる。

そして、天台の秘法に基づいて、東照宮と付随建築物におりこまれている、三と七の秘数を捜す。

あと転輪聖王のシンボル、八幅金輪紋も捜そう。

 天海は家康を仏典にとく転輪聖王になぞらえていたので天海のかかわった建築にはよくこのしるし残されているのだ。

あとは、朝鮮通信使ののこした三具足、鐘などの遺品よりアジアの中の徳川政権をあじわい、世に名高い、ハデハデの花鳥風月の彫刻からは、三代将軍の干支を捜す。

家康・秀忠・家光と三代の将軍は、それぞれ寅年、兎年、辰年に生まれで並んだので、
家光の時代に完成した東照宮の建物も、三代将軍の干支にちなんで、虎、うさぎ、龍の彫刻が多いのだ。


日光のゴテゴテ装飾はわびさび好きの欧米人にはうけないが、派手すきの中国とか韓国の人とかにはうける。

わたしは京都の禅寺のわびさびもシンプルでクールで好きだが、日光のハデハデ・ゴテゴテもいかにも泰平の世というカンジですき。

二日目には観音の聖地中禅寺湖にいこう。ここは理念的にはチベットの都ラサのポタラ宮と同じなのだ。ポタラも日光(二荒)の語源となったフタラも観音の浄土をあらわすサンスクリット語ポータラカである。

 今は人々は湯本温泉にぬけるルートがはしる湖の北岸しかいかないが、かつて、中禅寺湖には聖湖として湖を一周巡拝をするコルラ道がついていた。

 湖自体が崇拝の対象だったのだ。

 たぶん百年ほど前までは、チベットのヤムドク湖やナムツォのように人々が湖をまわって巡礼する姿が見られたことであろう。

 時間があったら、中禅寺湖を一周するいにしえの巡礼路をたどりたいところだが、学生はやりたがらないだろーな。去年京都いった時「愛宕山のぼろうか」といったら全員から却下されたしな。

 まあ立木観音くらいならついてきてくれるだろう。あれははじめて見る人は驚く。

 今年の夏はチベット行かないので、日光で命の洗濯。みなさんもどうぞ。
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