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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2006/12/22(金)   CATEGORY: 未分類
クリスマスうんちく大全
 昨日はゼミのクリスマス会。
 ゼミ生から「先生24日のご予定は」と聞かれて最初なんのことか分からず。
 しかしよく考えてみれば、「誰と過ごすか?」と聞いていたのだ。

 この場合「誰」とは恋人とかを意味しているのだろう、って既婚者に聞いても意味ないだろーが。

 そもそもクリスマスを男女がくっつく日なんて解釈しているのは日本だけ。
 
 クリスマスはもともとケルト人の「冬至のお祭り」である。

 キリスト教会がケルト人に布教しようとした時期、ケルトの冬至のお祭りを尊重して、しかして、キリスト教もしってもらうために、光がもどってくる冬至を、この世に光りをもたらしたキリストの誕生とを

「似たようなもんだ、合体させちゃえー」と一緒にしたのが始まり(キリストのお誕生日は聖書にかいていない)。
 
  クリスマスの本場西洋では、クリスマスは離れていた家族が年に一回集まり、家族の絆を再確認し、さらに一年で一番信心深くなる日でもある。

 1914年の第一次世界大戦中、西部戦線でにらみあうイギリスとドイツの間で、自然発生的に休戦が発生したのもクリスマスの朝だった。

 きっかけとなったのは、ドイツ軍の塹壕からきこえてきた「きよしこの夜」。ドイツ語わかんないんで英語から訳すとこんなとこ。

Silent Night  Holy Night
静かな夜   聖なる夜

All is calm All is bright
すべては静かであり すべては輝いている

Round yon virgin mother and Child.
聖母とその御子のまわりで。

Holy Infant so tender and mild,
聖なる御子は安らかに

Sleep in heavenly peace,
天上の安らぎの中で眠っている


彼らは宗派は違うとはいえ同じキリスト教徒。やがて、イギリス(スコットランド兵)の塹壕内兵士がこれに応じて歌いだし、いつのまにか両軍は武器を持たずに塹壕の外にでて、無人地帯(No man's land)に歩みでて合流し、古くからの友人のようにうちとけはじめた。

 彼らは機関銃の音にも空爆の爆音にも何より殺し合いにうんざりしていたのだ。

 昨日まで殺しあっていた相手の前に、丸腰で握手をしにくのは、ものすごく勇気のいることである。相手にほんの少しでも猜疑心があったら、また自分にほんの少しの自己保身の心が残っていたならば、できることではない。

 人間は悪い方へはいくらでも簡単にころがることができる。

 昔ある子供が金属バットではじめて親を殴り殺した時、人々は衝撃を受け、マスコミは何ヶ月にもわたってこの事件を報道した。今まで子供が親を殺すなんていなかったからだ。ところが、それから親殺しは加速級数的にふえていき、今ではニュースにもなりゃしない。
 自分も含めて社会の多くが、親殺しを日常と感じるようになり、誰も衝撃を受けなくなったのだ。悪になれることは簡単。人を憎んだり、疑ったりすることに努力はいらない。
 
 しかし、いいことはめったにおこらないし、伝わらない。いいことは努力しないとできないのだ。

 だから、このクリスマスに自然に発生した感動的な休戦の地には、碑文がのこっていてる。そこに刻まれた言葉は、

Lest We Forget(忘れないように)


およよよよ(感涙)。

そして、この「クリスマスの奇跡」は何度も音楽や映画の題材にされ、有名どころではポールマッカートニーがPipes of Peace(1983?)という曲をつくり、『戦場のキックオフ』(2001?)『戦場のアリア』(2005)もこれをテーマにしている。

 てなわけで、私にとってのクリスマスは「西洋人が年に一回だけまともに戻る日」なのだが、なにごともカタチだけまねる日本人は、ケルト人起源のツリーをかざり、キリストが生まれたことを称える賛美歌をバックグラウンドに異性をくどくという実に意味不明の行動をとっているのだ。

 仏教が精神がぬけおちて、ハコモノと庭とカタチしか残っていないのと軌を一にしているな。

 昨日、学生たちからいただいたクリスマスプレゼント。
20061222124247.jpg

 まずSNさんからはダライラマ・ペンダントヘッド、
 プレゼント交換でもらったRちゃんのクッキー
 W君からはがちゃがちゃでとった2ちゃんのキャラ、
 Tくんがバイと先の在庫といってもってきた「乾燥マンゴー」。

 最後の二つはなんかよくわかんないけど、みんな、ありがとう。

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