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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2006/04/22(土)   CATEGORY: 未分類
マイル・ストーンは苔むして
ここ数日、晴れて少し肌寒い。研究室のはいったビルから富士山がきれいに見える。

紫外線も強いらしく、この時期、大学の構内を歩いていると一瞬チベットにトリップしたような気持ちになる。

なので、必然的に授業中チベットの話題が多くなる。

わたしは日本でも数すくないチベットの専門家なので、必然的にチベットの話題が多くなる。聞く人が聞けば面白いと思うのだが、学生にもいろいろいて、

「また、あの人チベットの話しているよ」みたいな反応をする人もいる。

学生が編集する学内情報誌にマイルストーンという雑誌がある。

ある日、政経学部のとある先生が「センセ、見てくださいよ、これひどいんですよ。僕の授業を 何の役にもたたない授業、って書いてるんですよ。」

私「(どーでもよさそーに)そりゃー大変ですねー、どれどれ、私のはどう書いてあるかな」

みると「本人がチベットの専門家なので、チベットの話が多い。何の役にも立たない。」とある。

なんじゃこりゃあ

私「失礼な! 何を基準に役に立つたたないを決めているんじゃ。役に立つ立たないで学問を決めつけるな。すぐに役に立つことを知りたければ、専門学校にいけ! そのかわり、誓って言うが、そこで学んだことはタイムスリップして百年前にいっても、百年後にいっても、どっちでもやくにたたんわ! あんたらのいう「役に立つ」はその程度のことだと知れ! あんたらに決めつけられるいわれはないわい! センセ、一緒に抗議に行きましょう。なんなら名誉毀損で訴えるとか。」

とあるセンセ「でしょでしょ。でね、僕、去年はこの編集部に抗議入れたんですよ。なのに今年もまったく同文ですよ。もう○×な学生との戦いですよ」

そこで我にかえる。そういえばこういう情報誌って、情報をよせる人がいないと、毎年同じものがひきつがれるんだっけ。学内情報誌といったって、その程度の見識であり、相手にするだけムダか。そもそも大半の授業評価が、楽に単位がとれるかとれないかで決まっているし。

そいえば、とある先生も自分の授業評価に、
「寝癖くらいなおしてから、教壇にたて」とかそんなことばかり書いてあったという。
(学者に身だしなみを強要してもムダだと思う。アルキメデスは裸で外を駆け回るくらいだし)。

よく、大学の授業の質をあげるために、学生による授業評価をとりいれようという動きがあるが、このような事例を見聞きするにつけても、学生の評価にひゃくぱーせんとたよるのがいいかどうか疑問である。

授業を評価すること自体はとてもいいことだと思う。しかしその場合、学生の意見に加えて、さまざまな年齢層の社会人などにも聴講してもらって決めるのがいいと思う。その方が評価はより客観的になる。

学問や文化の行く末は、世のはやりすたりや、経営上の都合などでは決して決めてはいけないものである。

大学の品格を維持することがひいては卒業生のためにもなる。そこんとこは、やはり譲ってはならない。
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