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白雪姫と七人の小坊主達
なまあたたかいフリチベ日記
DATE: 2006/02/23(木)   CATEGORY: 未分類
仏の顔もサントワマミー
現在の寺院が世俗の組織になっており、僧侶が修行や哲学ばかりではなく、布教や寺院経営にあたらねばならないのと同様に、大学も世俗の組織であるため、教員はその本来の職務である研究以外に、教育と事務(校務)にあたらねばならない。

そう、今の時期は日本中の大学教員が、一事務員となって働く季節。
ここ数日事務多忙のため、ぶろぐの更新がとまっていたのです。
来てくださった方、すいません。
おかげさまで大過なくのりきりましたです。

一事務員となって実務をやってみると、それを適正にこなすためには、いかに精神がすりへるか、そしていかに根気がいるかが身にしみる。
 そして、この世の中がこのような細かい仕事を正確かつ適正にこなしてくれる人がいるがゆえに、回っていることを思いしらされる。

 山手線が四分間隔でやってくるのも(こないだ止まったけど)、お店に弁当が並ぶのも(昨日かった「ほうねん」ののれん弁当油がまわってまずかったけど)、蛇口をひねれば水がでてくるのも、新学期がやってくると早稲田の四万人の学生の科目登録と教室割りができるのも、毎日毎日神経をつかって細かい仕事をこなしてくれている職業意識の強い優秀な仕事人の方々がいてくれてこそなのである。

 実務の世界はナマモノの現実との斬り合いの世界である。一見すると、理想や理念などというものは無用であり、実務能力さえあればいいようにみえる。 しかし、理念も理想も倫理もない人が実務をとるとどうなるか。それはみなさんの身の回りにたくさんいる無能な上司、無能な同僚をみれば一目瞭然ですね。彼らは理念も理想もないためつねに目先の事象にふりまわされて、その場しのぎの判断を行う。そんな判断が長期的に見ていいはずもない。しかも、そろいもそろってアタマが悪いときているので簡単なことをむやみに複雑にし、〔彼らは意識していないが〕複雑にすることで自分の立ち位置を創ろうとしたりする。大所高所からみれば彼らはお仕事のガン以外のなにものでもない。

 また、理念や理想のみで動きゃいーってもんでもない。時々いるが、そういう人は実務能力が皆無で、現実がまったく見えていない人が多い。彼らは自分では仕事をしているつもりなのだが、往々にして仕事のガンになる。具体的に言えば、「~べきだ」「そもそも~」と声高にかつ断定的に自己の主張を述べ、それにとらわれる結果、人間関係をこわしまくり、仕事を渋滞させる。でもってそういう人の唱える倫理とか理想とかは本人は天下の一大真理のように思っていても、客観的に言えばどうとでいえるもんだったりする。この場合、彼らは黙っている方がじつは社会に貢献できるのだが、困ったことに、こういう人にかぎって多弁なのである(実例を挙げろ、なんて言わないでね)。

 つまり、誠に優秀な仕事人とは、倫理観もあり、理想も語れる人格者であると同時に、実務能力をかねそなえている人のことである。そんな人がいれば世の中は安泰、職場も平穏である。

 でも、そんなヤツいない。

 なので、どこでもかしこでも、お家騒動がおきる。アメリカではハーバート大学の学長が辞任し、JALではクーデターがおきる。

上司や同僚に対する不満をもつ人々で今日も赤提灯は満員御礼。
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